受賞したのはあのアクション映画
今回は2020年6月に開催された第11回カズデミー賞の結果を発表します。カズデミー賞とは、私が独断で選んだ6作品の中から各部門賞を選考する、歴史と伝統のない映画賞のことです。それではノミネート作品をご紹介します。①「マッドマックス怒りのデスロード」これ以上激しいシーンはもう人間の手では撮れないのでは…それほど迫力あります。②「マネーモンスター」ジョディ・フォスターが撮った娯楽サスペンス。「世界の美しい人50人」に選ばれたカトリーナ・バルフが登場しますよ。③「15時17分、パリ行き」実際にあった事件を、実際の被害者(素人)を出演させて撮った実験的作品。監督イーストウッド健在なり。④「ダンサー・イン・ザ・ダーク」歴史に残る胸くそ(後味が悪い)映画。心してご覧ください。カトリーヌ・ドヌーヴ出演のシーンだけが救いか。⑤「ネブラスカ ふたつのこころをつなぐ旅」心温まるロードムービー。年を取るとわからなくなることばかりだけど、年を取らないとわからないことがあるのも事実。⑥「パリ、テキサス」1984年公開の伝説のロードムービーだが、見るのが遅すぎた。もっともっと早く見るべきだった。古臭かった。時の流れとは恐ろしい。「ネブラスカ…」の方に共感する自分がいた。ということで、本作をもってエントリーは2000年以降(時々例外有り)の作品に限定することになりました。作品賞「マッドマックス怒りのデスロード」核戦争が地球を廃墟にしてしまいました。そこで繰り広げられる種族同士の権力争いがテーマ。人間はどこまで愚かなんだろう。監督賞ジョージ・ミラー「マッドマックス怒りのデスロード」スケールの大きな作品を事もなげに作り上げる力量に拍手!脚本賞「ダンサー・イン・ザ・ダーク」ラストシーンは賛否両論を巻き起こしました。主演男優賞ブルース・ダーン「ネブラスカ ふたつのこころをつなぐ旅」夢を求めてさまよい続ける老人を好演。この演技は是非一度見てください。主演女優賞ビョーク「ダンサー・イン・ザ・ダーク」本命のシャーリーズ・セロン(マッドマックス…)を抑えて堂々の受賞。助演男優賞ステイシー・キーチ「ネブラスカ ふたつのこころをつなぐ旅」クセのある男を演らせたらナンバー1助演女優賞ジューン・スキップ「ネブラスカ ふたつのこころをつなぐ旅」男勝りのおばさんを熱演。今回もご覧いただきありがとうございました。次回も乞うご期待!