コロナ禍になって動画配信サービスでの映画鑑賞を始め、さらに独自の映画賞「カズデミー賞」を始めました。
ということで今回は2020年4月に開催された第2回カズデミー賞を振り返ってみましょう
エントリー作品
①「幸せの隠れ場所」
ホームレスの少年マイケルは裕福な家庭に引き取られました。
やがてマイケルが持つアメフトの素質が開花し…。
家族とは何かを考えさせてくれる作品
サンドラ・ブロックがラブコメディ女優から演技派として開花
まさかこんなベタなアットホーム映画に感動するとは…
②「推定無罪」
主席判事のラスティー(ハリソン・フォード)は同僚の女性検事補が殺害された事件を担当することに。
ところが被害者と不倫関係にあった彼は、第一容疑者として逮捕されてしまうのです。
ラスティーは無罪を証明するために法廷に立ちましたが、そこで驚愕の真実が明らかに…。
当時48歳のハリソン・フォードがキレキレでした
③「鬼火」
アル中で入院し、死にとりつかれた男(モーリス・ロネ)の二日間を描いた作品
ヌーベルバーグの象徴的存在ルイ・マルの代表作のひとつ
ルイ・マルはマイルス・デイビスや本作でのエリック・サティなど有名音楽家の使い方が絶妙
モーリス・ロネやジャンヌ・モローらがデカダンでアンニュイな雰囲気を発散してました
④「シャイン」
幼少の頃から父親に厳しいピアノ指導を受けた主人公。
やがて音楽家として独り立ちをしようとした矢先、脳に異常をきたした彼は…。
ジェフリー・ラッシュが演技派としての力量を遺憾なく発揮した作品です
⑤「バートン・フィンク」
新進作家のバートン・フィンクは安宿に籠り執筆活動に励むものの、なかなか筆が進みません。
そんな彼の前に、その安宿に住む謎の男が現れ幻想的な世界に誘っていくのです…。
のちに大監督となるコーエン兄弟の出世作
⑥「ロスト・ハイウェイ」
難解な映画を撮り続けるデヴィッド・リンチの面目躍如たる作品
留置所の中で人格が入れ替わるところから、完全に付いて行けなくなりました…。
以上の6作品の中から栄光を手にしたのは…
作品賞
「バートン・フィンク」
この人次第に人格が破壊されていきます
すべてはフィンクの幻想なのかもしれない
ジョン・グッドマンが現れておかしくなった
いや、おかしくなったから現れたのかも…
グッドマンは実在したのだろうか…
まさに怪演でした
監督賞
ジョエル・コーエン
「バートン・フィンク」
主演男優賞
ジェフリー・ラッシュ
「シャイン」
主演女優賞
サンドラ・ブロック
「しあわせの隠れ場所」
助演男優賞
アーミン・ミューラー=スタール
「シャイン」
助演女優賞
ジャンヌ・モロー
「鬼火」
脚本賞
「バートン・フィンク」