コロナ禍になって動画配信サービスでの映画鑑賞を始めました。
鑑賞後の感想メモを書いていたら、いつのまにか膨大な量になりました。
そこでそのメモをレビューに書き換え、さらに独自の映画賞「カズデミー賞」を始めたというわけです。
今では6作品ごとに選考会(ぼっちですがね…)が開かれますが当初は5作品でした。
それでは記念すべき第1回カズデミー賞を振り返ってみたいと思います。(私も詳しいことは忘れてました)
時期は2020年3月31日から4月5日で、ちょうどコロナによる様々な規制が始まった頃ですね
エントリー作品
①「英国王のスピーチ」
前評判が高すぎて感動イマイチ
前フリが長いのは史実だから仕方ないか…
②「許されざる者」
ダーティー・ハリーとポパイ刑事の夢の競演
イーストウッド監督の最高傑作との呼び声高し
③「ロスト・ボディ」
ベレン・ルエダの美貌にベレンベレンになりました
驚愕のラストは必見
④「メメント」
ワインからスコッチへと進みながら観てたら途中で置いてけぼりされました
この映画は絶対シラフで観なきゃダメ
画面の前で正座してみてほしい
もっとも「ソウ」と勘違いして鑑賞
⑤「オーシャンズ11」
豪華ラインナップによるオールスターゲーム
監督のソダーバーグはこういうオールスターを使いこなすの上手いよね。原監督みたい。
ちなみに「ベラージオ」「MGM」「ミラージュ」がベガスの三大カジノ
一度だけ言ったけど、夜の来ない街でした
ということで各賞の発表です…
作品賞
「許されざる者」
栄えある第1回カズデミー賞・作品賞受賞
おまけにアカデミー賞とのダブル受賞おめでとう
1992年/アメリカ/ウエスタン
さすがに第1回とあって、名作・大作がズラリと並びましたが、本作が堂々の横綱相撲で栄冠に輝きました
時代は1880年、かつての無法者マニー(イーストウッド演)は小さな農場でこどもたちと細々と暮らしてました。
まだ若いよねえ
そんなある日、マニーは賞金稼ぎの手伝いをすることになるのですが、その町には悪徳保安官(ジーン・ハックマン演)が待ち受けていたのです。
悪役が似合う大スター
ハックマンは当初人情味あふれる人物のようでしたが、途中から悪の本性が出てきて…。
モーガン・フリーマンも良い味出してた
娼婦たちをひとりの人間として描いてる点にはイーストウッドのやさしさを感じました。
リチャード・ハリス…
内田裕也張りのアクを見せてくれた
昔はオルカと闘うヒーローだったのにね
古き良きアメリカ映画を感じさせてくれる作品。
どのイースウッドがお好み?
最近、このような作品は少ないので、未鑑賞の方は是非一度ご覧ください。
星条旗の似合う男だ
ちなみに西部劇がオスカーを獲得したのは「シマロン」「ダンス・ウィズ・ウルブス」と本作だけなんだって。
個人的には1960年のバート・ランカスター、オードリー・ヘップバーン編も忘れ難し
監督賞
クリント・イーストウッド「許されざる者」
主演男優賞
コリン・ファース「英国王のスピーチ」
主演女優賞
ベレン・ルエダ「ロスト・ボティ」
助演男優賞
ジーン・ハックマン「許されざる者」
助演女優賞
ヘレナ・ボナム=カーター「英国王のスピーチ」
脚本賞
「ロスト・ボティ」