コロナ禍になって暇だったので映画の祭典「カズデミー賞」を勝手に始めました
ということで今回は2020年4月に開催された第3回カズデミー賞を振り返ってみましょう
エントリー作品
①「イングリッシュ・ペイシェント」
第二次世界大戦下の砂漠を舞台にした悲恋を壮大なスケールで描いた叙事詩
砂漠だからあんなに濡れ場シーンが必要だったのかなあ…
デビッド・リーンに撮らせたかった
②「欲望のバージニア」
禁酒法時代のバージニア
アウトロー3兄弟が卑劣な取締官に立ち向かう伝説的復讐譚
ゲイリー・オールドマンがチョイ役ながら圧倒的存在感を示す
ガイ・ピアースが最高の悪役を熱演
血の色がリアルで良し
③「ハート・ロッカー」
ライバル・アカデミー賞でも作品賞ほか主要6部門を受賞した戦争アクションの最高峰
イラク戦争下での米軍爆弾処理班の息づまる任務に息を飲む
「欲望のバージニア」に続きガイ・ピアースが良い!
それにしてもこれだけの作品を撮ったのが女流監督のキャスリン・ビグローとは…元夫のジェームズ・キャメロンも逃げ出すはずだわ。怒ったら怖そぉー!
ちなみに「ハート・ロッカー」とは「棺桶」のことなんだって
④「インセプション」
他人の脳に潜入し産業スパイを企てるSFアクション
ディカプリオの家族愛がエッセンスになってる
ノーランさんはここまでストーリーを難解にしないといけないかなあ…私の知能が付いて行けないだけなのかもしれないけど…
⑤「エル ELLE」
自宅でレイプにあう女社長
何人も現れる容疑者の中で、最後にあぶり出されるのは…
なぜ救急車を呼ばない なぜ警察を呼ばないのだ
イザベル・ユペール63歳が自慢の裸体を惜しげもなくさらしてくれる
一緒に観た妻が、これ以来二度と夫婦で映画を見なくなった記念碑的作品
⑥「賭博師ボブ」
カズデミー賞初期の頃はこうした古い映画もエントリーされてました(現在は基本2000年以降)
フレンチフィルムノワールの名匠ジャン=ピエール・メルヴィルによる犯罪ドラマ
パリのカジノを舞台にした安く、古い「オーシャンズ11」
予算があったら主演はジャン・ギャバンでしょうな
低予算、ハンディカメラ風の映像(アンリ・ドカエ撮影)はヌーヴェルヴァーグのお手本になりました
それでは授賞式に移ります
作品賞
「ハート・ロッカー」
ファーストシーンから緊張の連続
ドカーンの連続
ジェレミー・レナーの最高傑作では
あなたはこの緊張に堪えられますか
監督賞
キャスリン・ビグロー
「ハート・ロッカー」
主演男優賞
ジェレミー・レナー
「ハート・ロッカー」
主演女優賞
イザベル・ユペール
「エル ELLE」
助演男優賞
ガイ・ピアース
「欲望のバージニア」
助演女優賞
エレン・ペイジ
「インセプション」
脚本賞
「インセプション」
次回もお楽しみに…