クリミナルマインド シーズン5
ホッチの危機で終わったシーズン4。さらなる受難の待ち受けるシーズン5です。思えばシーズン1、息子ジャックの誕生に喜びいっぱいだったホッチとヘイリー夫妻、どんなに残酷でやるせない事件に遭遇しても、家に帰れば愛する家族が自分を待っていてくれたホッチ。労災としかいいようのない事件のせいで、ヘイリーとジャックと遠く離れなければならなくなります。別居状態だったとはいえ、二人を守るにはそれしかない、ジャックが成長する姿もビデオ越しでしか見ることができなくなってしまいました。あまり感情を表に出さないホッチですが、怒っています、リーパーに、そしておそらくは自分自身に。#8「蘇ったキツネ」ではシーズン1#7「一家惨殺事件」の犯人の元に崇拝者からの手紙が届いていることを知ったホッチとプレンティスが話を聞きに行きます。取引として亡くなった少女の水着姿の写真を見せることにためらいを見せるプレンティス。このまっとうな部分がいいですね。結局このエピソードは崇拝者がリーパーで、ホッチが話を聞くに来ることを見越しての手紙だったことがわかります。引き延ばすかと思ったリーパーとの対峙は#9「死神との決着」で終焉を迎えます。ドラマとはいえ、ホッチにこんな悲しい思いをさせないで欲しかった。#10「恋愛シュミレーター」はヘイリーの葬儀から始まります。ホッチに辞職を勧めるストラウス、いじわるではなくてジャックのことを考えて親切心からです。ストラウス、やっぱり何か家族のことで悩みがあるのね、と思ってしまいます。#12「人形の館」犯人があまりに哀れで涙が出てきました。不幸な生育歴で罪の重さが軽減するものではないとは思うのですが、犯人が何より大切に思っていた人形を渡してあげるリード。シーズン1の知識や記憶力は抜群だけど、全然空気や人の気持ちが読めなかったリードを思うと余計に泣けてしまいました。#13「リスキーゲーム」自殺した姉から貰ったネックレスを身につけて事件に臨むJJ。ホッチに「今も毎日思い出す。でも、楽になっていくんですよ。身近な人を亡くすのは本当につらいけれど、いつかきっとその人を思って笑顔になれる日がくる」JJ意外とプライベートが謎です。#14「仮面の男」では専用ジェット機に同乗したゴールドマン捜査官にプレンティスが「交替で操縦するんだけどやってみる」とジョークを言っています。確か一度だけ機長のアナウンスが流れたことがあったのですが、ホントは誰が操縦しているんでしょう?#18「二つのBAU」はスピンオフの「レッドセル」とのクロスオーバーエピソード。この一話だけを見るとやっぱりホッチ班の方が好みです。#21「アラスカのハンター」アラスカエピソードきました。どのドラマでも一度は出てくるアラスカネタ。人より熊が多く、住民全部が顔見知りの中発生する殺人事件。小さな町でホテルの部屋が四つしか取れず、部屋割りでもめています。モーガンとガルシア、JJとプレンティス、残り二部屋をホッチ、リード、ロッシで分けた模様。情報分析が専門で血なまぐさい現場は苦手なガルシアですが、最後に見たのが犯人だなんて許せなかったと被害者を看取っています。以前ホッチがガルシアに「君は人間のいい面を見る、ずっとそのままでいてくれ」と言いましたが、今回はモーガンが「おまえはおまえのままだ。どこにいても、誰といてもいいところを見ようとする」と言っています。#23「暗闇の殺人鬼」は恒例のシーズンまたぎエピソード。しかし、「暗闇王子」のニックネームと犯人があまりにかけ離れていて、ちょっと地味。地味すぎて新シーズンまでに忘れてしまいそうなエピソードでした。クリミナル・マインド FBI vs.異常犯罪 シーズン5 コンパクト BOX¥4,104楽天