両目の白内障と右目の硝子体手術を決めて別室に移動。
先生が手術のリスクとメリットをもう一度簡単に説明してくれる。そして眼内に入れるレンズの選択について聞かれる。
先生曰く「右目には多焦点レンズは薦められない」。実は以前両目共に多焦点レンズを入れてとても快適だという方の話を聞いた時、レンズの「お値段」にびっくりしたが、長期に渡って使うものだからその選択もあるなと考えていた。
でも先生の一言で両目とも「単焦点レンズ」で決心がついた。お財布にも優しいし。ただレンズの種類で「近くに合せたい」「中間距離に合わせたい」「遠くに合せたい」の選択には悩んだ。車の運転をしないので、「遠く」は除外としても、「中間」と「近く」どちらにすべきか…
今まで眼内レンズというのはコンタクトレンズを眼の中に入れるようなイメージだったので、レンズを入れた後の見え方がどうなるのかさっぱりわからないのである。
結局は無難そうな「中間」でお願いする。
手術の予定日はなんと三ヶ月ほど先、とりあえずは二ヶ月後の術前検査までによく考えてみようと思い病院を後にした。
その後、単焦点と多焦点レンズの見え方の違いや、手術後の見え方を写真等で丁寧に説明しているブログをいくつか見つけてとても参考になった。単焦点でどの距離を選んでも、多少の不便はあるだろうし、白内障手術で近視が改善されるのはそもそもとてもラッキーな付録のようなものだと思うようになった。
人によってそれぞれ目の状態は違う、コンタクトレンズや眼鏡の様に試してみるわけにもいかない、少なくとも今の裸眼の状態よりは全然見えるようになるはず、と心を決めて(考えるのが面倒になっただけかも)術前検査、手術の日を待つことにした。