私は強度近視。
老眼が進み、レンズの度数を少し弱め、それでも遠近両用コンタクト右目9.0左目8.5である。
メガネだと、度が強すぎて頭痛がするわ、遠近感がつかめずに階段で足を踏み外しそうになるわで非常に不便だった。
強度近視は緑内障を始めとする疾患のリスクが高い。
心配するなら眼を休めてやれと思うのだが、何分趣味が読書にドラマ鑑賞と徹底的インドア派。
せめてもの対策は花粉症の処方箋を貰うタイミングでの定期検査。
数年前に黄斑前膜を指摘され、強度近視なので少し早めに白内障手術をして眼内レンズで視力を上げる事ができると説明された。
「今のところは様子をみましょう」ということで現在に至っていたが、今年の春先から眼精疲労がひどくなり今までになかった頭痛や肩こりに悩まされることになった。
眼鏡屋さんで自分にあった老眼鏡を作り、眼のサプリメントを飲み、整体に通って症状はかなり改善された。
気になるのは右目の見え方。近視の人あるあるで、コンタクトを外せばどんなに小さな文字でも眼に近づけさえすれば読めていたのが右目だけ霞んでしまうのだ。
すぐに眼科に行けばいいものの、少し不安があると却つて行きたくないのが病院である。
右目と左目、片方ずつで部屋の中を見渡してみる。なんとなく違和感があるのだがよくわからない。
何度も間違いさがしのように両目の違いを比べて見ると、「あれ?時計の形が違う」とやっと気がついた。
丸い時計が右目で見ると楕円形なのだ。物が若干縦に長くなっているのである。
以前病院でもらった「アムスラーチャート」という、方眼紙を切り取ったような紙を引っ張り出して見ると、微妙に線が波打って見える。何で今まで気が付かなかったんだろう。呑気にもほどがある。
即、診察を受けて両目の白内障と右目の硝子体手術の手続きを決めた。
黄斑前膜に関しては手術をしてもよくなるとは限らない、強度近視の場合は見え方が悪くなることもあるとのことだったが、即決で手術をお願いすることに。
その後診察室から別室に移ってレンズの説明を受けることになった。
今年の秋薔薇は見に行けなかったけど、来年に期待