・・・・・・・っということで、前回は女性の生理から排卵の話をしました。
今回は男性についてじゃないと不公平ですよね。
精子は精巣(睾丸=キ◯タマ)で作られ、同じく男性ホルモン(テストステロン)もそこで作られます。
前回で書いた通り、精子は思春期から製造が始まり、一生(生涯ですよ)作り続けられます。
女性の体内(分かりますよね)では、約3〜5日間生存します。(案外長い。)
その間は受精できるということです。
空気中では数分で死滅します。
いっぽう女性の卵子というと、排卵後たったの24時間しか生存できません。(案外短い。)
チャンスは24時間と思われるかもしれませんが、精子は3〜5日間生存しますので、排卵を待ち構えて受精に至ることは可能です。
ですから、排卵3日前から排卵1日後までは受精の可能性があり、一番妊娠の可能性が高いのが排卵日です。
それ以外は可能性ゼロです。
女性と違って精子は毎日新しく作られます。
どのくらいの数かというと、毎秒約1000個のペースです。
1日では数千万〜1億個以上が生成されます。
今更ながらこの数にはビックリ。
男性は精子の製造マシーンとも言えますね。
では、精子を作るのに必要な期間はというと、約74日(2.5か月)かかります。
ということは、一回の射精で放出される精子は2ヶ月半前から製造されていたことになります。
射精されなかった精子はずっと溜まり続けるかというと、そうではなく、数週間で分解されてしまいます。
・・・・・・・
卵子と精子を比べただけで、これほどの違いがあります。
みなさん知っていましたか?
お恥ずかしい話、今回初めて知りました。
ぼくが小学高学年の時、女子生徒だけ別室に集められたのを覚えています。
初潮を迎えればそりゃビックリしますよね。
ですから、妊娠のメカニズムを知るのは女性の方がずっと早いのです。
ぼくは鈍感だったから、中学生になるまで知りませんでした。
教室で、悪友から「何で赤ちゃんが生まれるんだ」と聞かれた時、「それは二人に愛があるからだよ」と答え、特に女生徒から笑われてしまったことを強く覚えています。
・・・・・・・
ここまで書いたことを女性なら知っていて当然ですか?
案外知らない人が多いんじゃないかな?
さて、このシリーズは性教育が目的ではありません。
本当の目的は、男女がお互いのことを理解しあうためです。
そのきっかけとして、性教育からアプローチするのがとがいちばんだと思ったのです。
次回は、男性には絶対に分からない女性の心理について書きます。
・・・つづく。

























