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so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、昨日からずっとゲイリー・クーパーです。

 

もしくは、ゲイリー・シニーズか、ゲイリー・オールドマンかな?

 

こういう日は外を動き回らないことです。

 

これまで、何度も旅先で死ぬ目に遭っています。

 

外国では圧倒的にトイレが少ないですからね。

 

幸い、今日は旅行の最終日、明日は日本への移動日になりますので、特に見たい場所は残っていません。

 

しいて言えばマジックシティーくらいかな。

 

 

ここはペプシコーラが企画したディズニーランドを模した遊園地です。

 

リスクを冒していくまでの価値はないと判断しました。

 

一日大人しくしています。

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、旅行の神様っているような気がします。

 

その神様はぼくに試練を与えるのが大好きみたい。

 

タシケント空港は日本から着いたとき一度利用しているから、何も問題ないはずです。

 

入国審査を出てすぐ目の前のSIM売り場は止めておいたほうがいいです。

 

高い上に接客態度最悪です。

 

はいセット完了といわれ、確認してみたら繋がらない。

 

繋がらないじゃないかと言うと、どこやらのサイトを見せて繋がっているじゃないかと言い張る。

 

Googleもヤンデックスも繋がらないので金返せと迫る。

 

もう一度確認して繋がらないことが分かったらしい。

 

店員をたらい回しにされ、最初にセットした店員がようやく開通させることができた。

 

・・・・・・・

 

空港を出てヤンデックスでタクシーを呼んだら、またピックアップ地点まで歩かされた。

 

一度経験しているから分かっていたはずなのに。( 一一)

 

ドライバーはやたら態度が悪い。

 

念のため目的のホテルへのルートをグーグルマップで照合してみたら、どうも違う場所のような気がする。

 

案の定到着したのは暗くて寂しい場所で、目的地からずいぶん離れている。

 

ぼくのグーグルマップを見せて目的のホテルはここだと教えるが、聞く耳を持たない。

 

やたら走り回って現地人に聞きまくっている。

 

これじゃ埒が明かないので、ここで降りてヤンデックスで別のタクシーを呼ぼうとしたのに、料金支払いを拒否して下ろそうとしない。

 

若いカップルにまた聞いているから、ぼくが英語話せるかと質問すると、女性のほうが少し話せるというから、ぼくのグーグルマップを見せて行きたいのはここだと示す。

 

すると女性は運転手と何やら話だし、彼のスマフォとぼくのを取り上げて、いじくりだした。

 

何と彼女は両方のヤンデックスアプリに正しい目的地を入力しなおしてくれたのです。

 

信じられます?

 

奇跡が起きたとしか思えませんよね。

 

ドライバーとぼくは二人に丁寧にお礼を言った後、ホテルに無事に到着できたのです。

 

ぼくは言葉が通じないものの、ずいぶんロスさせてしまったので、ドライバーにかなりの額のチップを渡そうとしたのですが、かたくなに受け取りを拒否するのです。

 

結局受け取ってくれましたが。

 

彼は不愛想だけど、プロ意識に徹したいい奴だったのです。

 

一度引き受けたからには、客を目的地まで送り届けるというプロ意識です。

 

この旅も最終盤。

 

旅行の神様は最後まで気を緩めることを許してくれません。

 

この試練の意味は何だったのでしょうね。^m^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、お腹の調子が悪くて食欲が出ません。


そこでカザフスタンで買ったオニギリを食べました。



シーチキンマヨネーズでしたが、何処で作っているのか完璧なコンビニおにぎりでした。(^^)


その他日本食コーナーにはお弁当や海苔巻きまでありました。

海苔巻きは韓国式で美味しくなかったけど、お弁当は日本と変わりませんでした。


他にはこれは定番ですね。


朝の弱った胃には麺が優しい。^^;

あと、これにハマってしまいました。


ヒマワリの種です。

硬い殻をこじ開ける手間に反して、実が小さい。

MLBでTフェルナンデスがホームランシャワーするのを見ると、もっと大粒のように見えます。

食べ出したら止まらない。

そこら中に殻が散らばります。

唯一のお土産に3袋買ってしまいました。

・・・・・・・っということで、今日は朝からお腹を壊し、便器とお友達です。


下痢止め4錠を飲んでも止まらない。


更に4錠追加。


ようやく止まりました。


今日はビシュケクからタシケントへの移動日。



空港でダウンしています。

残り2日というのに無様なものです。

原因は疲れだと思います。

明日はウズベキスタン最後の1日をホテルで休むことにします。

無理のきかないお年頃ですね。(^^)

そうそう、さっきトイレに行ったら、荷物を壁にかけたまま出てしまいました。

5分くらい気付かなかった。

慌てて戻ったら、トイレ清掃のオバサンが預かっていてくれました。

中にはノートパソコンが入っているので、盗まれても仕方なかったのに。

いつもポカしてしまうので、今回の旅行では完璧を目指したのにやっちまいました。

ホント、ポンコツになっちゃいました。(T_T)

・・・・・・・っということで、公共トイレは和式(?)しゃがみ込むタイプもあります。

 

まず有料です。

 

数十円ですが、コインを用意しておく必要があります。

 

トイレットペーパーを窓口でもらうこともできます。

 

男子用でも立ったままでなく、しゃがみ込むスタイルがあって、ブースに分かれています。

 

最初女性用トイレに間違って入ったかと焦りました。

 

長ズボンと半ズボンを用意してきましたが、空気が乾燥しているので長ズボンのほうをお勧めします。

 

モスクにも入れますしね。

 

電気式蚊取り線香を持ってきましたが、一度も使いませんでした。

 

季節柄なのかな?

 

窓が網戸でしたので。

 

何故かホテルのTVが映りませんでした。

 

リモコンをどういじっても出てこないのです。

 

見なくてもいいんですが、その国の変な音楽とかが聴けるじゃないですか。

 

いくつかのホテルはネットTVというのかな?があって、ネットフリックスやyoutubeが見られます。

 

ぼくはYouTubeで「Japanese news」を検索して最新ニュースを見ていました。

 

半日遅れくらいですが、日本語を聞く唯一の手段です。

 

ただし、自分のアカウントを消しておかないと、ダダ洩れになってしまいます。

 

ATMはかなり設置されています。

 

探しているときに限って見つからないのですが。

 

VISAカードのほうが主力のようで、Masterはあまり使えません。

 

ぼくは3枚カードを持ってきたのですが、キャッシングする際ATMが6台くらい並んだところで、3枚とも使えず真っ青になってしまいました。

 

何故か、1台だけ再チャレンジしたら下ろすことができました。

 

どうなっていることやら。

 

あと、大きなスーパーマーケットではビールを買えます。

 

小さな店では売っていないことが多いです。

 

基本ムスリムの国ですから、軽蔑するような眼をします。

 

ぼくは経済性からペットボトル(900ml)入りのロシアビールを飲んでいました。

 

まあ、こんなところかな。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、中央アジア旅行で必須のアイテム。

 

それは「ヤンデックスGO」というロシア製の配車アプリです。

 

ぼくはUberを使ったことがないんですが、たぶん同じ仕組みだと思います。

 

ただし、注意しておかなければならないのは基本が相乗りです。

 

一人だと次の客のリクエストがない限り発車しません。

 

途中で降ろすために遠回りになることも。

 

ウズベキスタンでは相乗りがなかったので、キルギスとカザフスタンは相乗りすることを知らず、ドライバーに厳しい言葉を浴びせてしまいました。(^^ゞ

 

クレジットカード払いとしておけば、着いたら☆☆☆☆☆でドライバーの評価をします。

 

あとチップをいくらあげるかの選択もあり、ぼくは5つ星と10%のチップにしていました。

 

大した額じゃないし、目的地に着きさえすれば5つ星と考えました。

 

降りる際に「done」ボタンを押せば支払いは済みます。

 

おおむねドライバーは無口です。

 

乗り降りの時に挨拶すれば上出来です。

 

なかなか慣れなかったのが、どこでピックアップしてもらうかアプリ上に印をつけることです。

 

そのまま自分の居場所のこともあったり、ピックアップ可能な地点を丸の中から選んだり。

 

かなり離れたところにピックアップポイントがあって6分も歩くこともあります。

 

最初ぼくはこれを知らず、自分の位置に来てくれるもんだと思い込んでいたので、3回ほどキャンセルしてしまいました。

 

すでに書いたとおり、バス路線もヤンデックスで分かります。

 

ほかにはレンタカーやフードデリバリーなど機能がてんこ盛りです。

 

・・・・・・・

 

中央アジアに限りませんが、SIMは必須です。

 

SIMがなければヤンデックスを呼ぶこともできないし、宿と連絡が取れません。

 

地図はグーグルマップのオフラインマップを保存しておけば電波がなくても自分の位置は分かりますが、万一の時に役立つだけで、まずSIMを手に入れることが先決です。

 

ぼくは出国前にウズベキスタンで繋がるSIMを買っていたのですが、やはり現地で調達したほうが安くて繋がりが強力です。

 

1か月使い放題で1,000円以下で買えます。

 

ぼくのスマフォはeSIMが使えないので、カードを刺すのにずいぶん苦労します。

 

中央アジアではすでにeSIMが一般的になっていました。

 

カードだけ買って自分でセットするのは難しいので、やってもらいましょう。

 

政府機関に電話して許可を得ているようですので。

 

 

 

・・・・・・・っということで、ウズベキスタンではシボレーばかりで日本車をほとんど見かけなかった。

 

その理由はすでに書きました。

 

なぜウズベキスタンではシボレーばかりか | so what(だから何なんだ)

 

お隣のキルギスタンやカザフスタンではどうでしょう?

 

ほとんどが日本車とは言いませんが、半分くらいは日本車。

 

ホンダが健闘しています。

 

逆にシボレーなんか見かけない。

 

彼らの垂涎の的はランドクルーザーであることは一目瞭然。

 

砂漠や山岳地帯にめっぽう強いですからね。

 

その他、韓国車が多いですね。

 

KIAとかHyundaiとか。

 

BYDは見かけません。

 

政府の方針でこうも違うものでしょうかね。

 

右側通行ですが、右ハンドルでもお構いなし。

 

運転は荒っぽいです。

 

タイヤを鳴らす音が結構聞こえます。

 

ビューっと走って、直前でかわします。

 

ですから乗っていると、カクカクした動きです。

 

ぼくはここでの運転無理ですね。(^^ゞ

 

運転手の運動神経を信じるしかありません。

 

 

 

・・・・・・・っということで、今日は時間をかけて今回の旅行をまとめています。

 

今回が一番のキモです。^m^

 

中央アジアって何だろう?について書きます。

 

中央アジアの人を「ノマド」とする定義を聞きました。

 

ノマドとは「遊牧民」の意味らしいですが、シルクロードの中継地に住む人たちとしてはふさわしくないと思うのです。

 

農業をしている人もいますし、商業に従事している人もたくさんいるからです。

 

3カ国を回りましたが、どの国にも巨大な市場があり、多くの食品や商品が集まり取引されている。

 

もうこれは何世紀も続いてきたスタイルで一朝一夕にできた市場とは本質的に違うのです。

 

そのスケールには圧倒されます。

 

肉だけを見ても、供給される大量の肉を消費する需要が存在することに驚かされます。

 

当然日本にも市場が存在するわけですが、分散されているため一ヶ所でこのような巨大な市場を見ないだけとは分かっていますが。

 

文明の交差点としての長い歴史を感じざるを得ません。

 

交通の要所として、この地域が多くの侵略に遭ったことは歴史の語るところです。

 

ざっと見通しても匈奴、スキタイ、パルティア、鮮卑、突厥、ウイグル、セルジューク、モンゴル帝国、そしてソ連と支配が転変しています。

 

こんな中で、自分たちのアイデンティティーをどうやって保つのでしょう?

 

ノマドでいいのでしょうか?

 

南米で感じた自分たちの定義に困るなんて発想は、そもそも彼らにはないのでは?

 

あいまいな国境、あいまいな部族の区分け、多彩な人種の交流。

 

それが当たり前の環境の中で、自分たちのアイデンティティーを保つのは難しいのではないか?

 

そんなことの必要性に彼らは全く無頓着なのではないかと思います。

 

多文化を吸収する柔軟性とともに、自分たちの文化を守り続ける強固さ。

 

これら一見矛盾することが、ごく自然に調和しているのが中央アジアではないでしょうか。

 

ぼくにはそう感じられるのです。

 

・・・・・・・

 

エルマー君(バスで隣り合わせになった青年)のオヤジは自分の国を出たことがありません。

 

いつも自宅にいて、テレビばかりを見ているそうです。

 

キルギスを出たことさえありません。

 

エルマー君もキルギス以外カザフスタンしか行ったことがありません。

 

そんな彼はイタリア留学を夢見ています。

 

ぼくの海外経験を目を輝かせて聞いている。

 

ロシアのくびきから解放され、国家としてのアイデンティティーが必要になってくるのはこれからなのです。

 

ノマドと定義されがちな彼らは、これからはずいぶん変化していくだろうし、いかざるを得ないのではないでしょうか。

 

以上、今回の旅行で感じたことのまとめです。

 

ぼくにはこういう実際に行ってみなければ生じない印象が大好きなのです。

 

だから一人旅は止められない。

 

少しは分かっていただけたでしょうか?(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、【英語と観光】について。

 

中央アジア諸国を旅行していて困るのが言語。

 

ホントーに英語が通じないのです。

 

文字(キリル文字)には多少アルファベットが散在しますが、意味を推測できません。

 

英語併記など皆無です。

 

サマルカンドから戻る車内で出会ったおじさんはロシア語を含めて6か国語話せる(英語を除く)と言っていましたので、日本人のように外国語が苦手ということはありません。

 

逆に、文明の交差点ですので、外国語は得意なのです。

 

ソ連が英語を意図的に遮断したと想像するのは間違っていないでしょう。

 

百人に近い人に聞きまくりましたが、その反応は以下のように分類できます。

 

分からないと無視する(聞こえないふりをする)

分からないと適当に教える(そこそこ多い)

分からなくても教えようとする(これが一番多かった)

分からないと分かる人を探してくれる(少数ですが本当にありがたい)

 

大体こんなものでしょう。^m^

 

とても助かるのがメニューに写真が付いていることです。

 

文字だけのメニューは本当にお手上げです。

 

あるとき、そんな店で食べようとしたけどウェイトレスが全く英語を理解できない。

 

もう諦めるしかないと思って、ある席で食べているものが美味しそうだったので、指をさして「same one」と頼んだのですが、それさえ通じない。

 

逆にその女性客からすっげぇ~怖い顔で睨まれてしまいました。

 

あの目つきはトラウマものでした。

 

じゃあ、写真付きのメニューは外人向けなのか?

 

そうじゃないと思うんです。

 

頼むほうも楽ですが、頼まれるほうも説明しなくて済むので楽だからなんです。

 

いろんなところで、ソ連流を感じてしまいます。

 

・・・つづく。

 

 

 

 

 

・・・・・・・っということで、旧ソ連も社会主義国家のほうが良いんだよとずいぶん圏内諸国にアピールしたようです。

 

今から見ると、ずいぶん無理をしていたなぁ~と思われて、ちょっと滑稽な部分もあります。

 

例えば、地下鉄。

 

駅の内装が無駄に豪華なのです。^m^

 

機能よりも見た目重視です。

 

地下鉄こそが国家の威信と訴えているようです。

 

威信といえば、その建築。

 

スターリン様式というのでしょうか。

 

そこまで行かなくとも、重厚な印象を与える建築が好みのようです。

 

今回訪れた中央アジア諸国は地震が少ないどころか多発地帯です。

 

ちょこっとしか建築現場を見ていませんが、耐震より見た目重視であるように感じました。

 

それをロシア流とは括りたくはありませんがね。

 

社会主義国に共通するのは、その広場の広さ。

 

権威を見せつけるような銅像の数々。

 

歴史の誇張。

 

ぼくはひねくれ者ですから、そういう権威を見せつけようとすればするほど、自信のなさの表れのような気がするのです。

 

そして、せっかく作った地下鉄。

 

予算不足なのか、どの路線も息切れしているのです。

 

悪い面ばかり強調してしまいましたが、街がきれいなのです。

 

ほんとごみ一つ落ちていない。(日本に負けていない)

 

そして、浮浪者が見当たらない。

 

これらは社会主義の良い面といえるでしょう。

 

・・・つづく。