・・・・・・・っということで、こんなに熊の被害のニュースが世間を騒がせたことはありませんね。
ぼくなりに原因を考えてみました。
去年度までのデータしかありませんが、実際に件数は増えています。
単にマスコミの報道が増えたということではなさそうです。
考えられる理由は、熊の数が増えた、ドングリ類が凶作、暖冬で冬眠しなくなった、過疎化や林業の衰退で境界線が人間界に近づいた・・・など。
これらの原因が絡み合ったものと考えるのが正しいでしょう。
ぼくは熊が学習した説に傾いています。
学習とは人間怖くないどころか餌の対象となるということです。
熊よけの鈴が、逆に引き寄せていると聞いたことがあります。
不思議なのは、そういった学習が情報として熊の間に広がるということです。
言葉を持たないのに情報が北海道から東北中部へと伝わっていくのは、何らかの「情報交換のメカニズム」があるような気がするのです。
例えば、粘着式のネズミ捕りが、ある時期を過ぎると全く効果がなくなるということがあります。
これらの学習は、人間から見るとネズミが賢くなった、熊の性質が凶暴になったように見えるのです。
さらに注目すべきは「またぎ」の存在です。
またぎにとって熊は儲かるターゲットだった。
またぎの存在が人間は怖いという学習付けに役立っていた。
こうやって見てみると、実は人間が熊の被害を増やす原因になっているんじゃないでしょうか。
被害を防ぐために、片っ端からクマを駆除しろとつい考えてしまいます。
対策として目指すべきは「熊との共存」でしょう。
そのためには、境界線をもう一度押し返すこと。
そのためには人間は怖いと「再教育」することです。
ヒントはアイヌの人たちが持っていると思います。
アイヌの人々は熊との共存のプロでしょう?
熊による被害が増えている現状はとても悲しむべきことですが、クマを養うだけの自然がまだ日本に残っていることに感動してしまうのです。
