スペイン・サッカー珍道中 -35ページ目

ケタ外れの資産王!!

この不況にも拘らず資金が豊富なクラブオーナーはやはりいるものですね。


1位は、アブラモビッチを抑えて圧倒的な資金力の違いを見せた、マンチェスターシティのオーナー「若干38歳、アブダビ王族のシェイク・マンスール氏」。


その資産何と150億ユーロ(約2兆円)。!!


2位プレミアリーグ2部のクラブである、「クイーンズパークレンジャーズラクュ・ミッタル氏」で、125億ユーロ(約1兆7000億円)こちらもクラブの規模からしてもとてつもない資産を持ってますね。


3位はお馴染みのチェルシーのオーナー「アブラモビッチ氏」70億ユーロ(約9000億円)


4位トッテナムの「ジョエ・レウィス氏25億ユーロ(約3500億円)と、以下20~10億ユーロ台が続きます。


いずれにしても上位3位はケタ違いの資金力を持っているので、世界中から良い選手を集め、必然的にリーグも強くなるわけですね。


1位のマンスール氏の資産1%で全Jリーガーの年俸が出せてしまう気がします。


こうして考えてみると日本と欧州の差は、技術以外にもこうした圧倒的な資金力の差で開きがあるのですね。


努力だけでは越えられない厳しい現実の壁を知った気がします・・・


選手の資産王ミラン所属の「ベッカム選手1億2500万ユーロ(約150億円)と、2位ニューキャッスル所属の「オーウェ選手4000万ユーロ(約50億円)を遥かに超える資産です。


選手もサッカーの技量だけではなく、人間的にも一流でなければこうした金額を稼ぐことはできないでしょうね。


スペイン・サッカー珍道中

資産順位表

バルサーアトレティコ:国王杯

昨日は車でマドリッド空港に向かう途中、町の一部が物凄い渋滞していました。


原因はアトレティコのホームで国王杯があり、バルセロナとの試合があったからです。


一つの原因はアトレティコのスタジアム(ビセンテカルデロン)はM-30という一番内側を走る環状線があり、その道路の真上に橋がかかったようにスタジアムがあるので極端に渋滞するのです。


またスタジアム付近の町中にある道路では、ど真ん中に無造作に縦列駐車をする為に更に交通がパンク状態となります。


警察は一応いるのですが、ずる賢いスペイン人は「皆ですれば怖くない精神」で違法駐車をするのです。


スペースがあればそこに走りこむ


スペイン人にしてみれば、人も車も同じです。



さて、試合の方なのですが、バルセロナはスターティングメンバーの7割をサブメンバーで揃えてきました。


(サブメンバーでもそうそうたるメンバーですが・・・)


にも拘らず、監督(グアルディオラ)は勝ち宣言をするくらいの自信。


前半早々メッシのゴールで先制し完全にバルサペース。


アトレティコも1点返すも、メッシのハットトリックでアトレティコホームで3-1と快勝しました。


この試合はクリスマスプレゼントということもあり、観戦チケットが通常の値段よりも半額近い40€~で販売されていました。


おかげでスタジアムはほぼ満員でしたが、この結果は熱狂的なアトレティコファンの怒りを買うことになりました。


14日はバルセロナホーム。


前回バルサ―アトレティコのリーグ戦では、6-1とアトレティコが惨敗しているだけに、再び悪夢が蘇る気配がします。



今年のバルサは強すぎます。


アトレティコファンの方々覚悟しておきましょう!









世界最強バルセロナ

今日は久しぶりにバールでセルベッサ・コン・リモン{(レモンビール)ファンタレモンとビールを割った飲み物}を飲みながらサッカーの試合をテレビで見てました。


レアルがロッベンのゴールで逃げ切り蘇ってきました。


しかし、昨日バルセロナがホームでマジョルカに勝ち、2位のバレンシアと勝ち点10以上の差をつけ首位独走状態となりました。


今シーズンのバルセロナは強い上に、スペインが忘れかけていた魅力的なサッカーで観衆を魅了します。


アンチバルサの僕が、今シーズンのバルセロナの試合はついつい見入ってしまうほど。


個々の能力が高いのもありますが、特に中盤のシャビ、トウレー、グジョンセンが完全に中盤を支配していました。


ボール支配率7割を超え、マジョルカは守りに徹したのにもかかわらず3失点をしてしまうほどの攻撃力です。


2位バレンシアの得失点差12に対し、バルセロナの得失点差40は、もはや世界最強クラブといっても過言ではないでしょうね。





試合も終わり帰ろうとした所で、フットサルの試合がやってました。


よく見るとスーパーカップの決勝戦で、インテル・モービースターカハ・セゴビアでした。


カハセゴビアのメンバーに、控え選手で10番KENSUKEとあり、高橋健介選手が、決勝のインテル戦で出場していました。


残念ながら見せ場は無かったのですが、現世界王者のインテルとの試合に出場するのは本当に凄いことだと思います。


今後も是非がんばって欲しいですね。


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決勝戦メンバー表

フェリス・アーニョ・ヌエボ(あけましておめでとう)ございます

あけましておめでとうございます。


毎年スペインで年越しするので、そろそろ日本の正月が恋しくなってきました(´・ω・`)


正月といえば御節やお雑煮・・・そしてサッカー高校選手権


サッカーファンとしては、やっぱりあの高校選手権のオープニングの音楽を聴くと正月なんだなって感じがしますよね。


今ではインターネットで試合や詳細な結果を振り返ることができますが、僕らの時代は(10年以上前)そういったのが普及されていなかったので思い出の中にあります。


高校時代飛び抜けて凄かった選手も、プロの世界ではただの選手となってしまい、忘れ去られていくことがおおいです。


だから改めてプロの選手(特に代表クラスの選手)は次元が違うんだろうなと思っています。


中村俊輔選手とは同い年なんですが、一度だけディフェンスでマークに付いたことがあります。


当時それほど有名ではなく誰がだれだか全く知らずに付いていました。


しかし、中村選手がボールを持って対峙した時の、オーラはやっぱ凄かったのを今でも覚えています。


取りに行けないというか、行ったらやられるというディフェンスしててはじめて怖かったです。


今は会うだけで緊張するかもしれないですね。


こうして今年も世界で活躍する選手が出てくると良いです。








日本サッカーの環境100年

今年は本当にあっという間に過ぎた1年でした。


今までは選手としての視点からしか物事を見れませんでしたが、コーチライセンスの学校に通うようになってサッカーを取り巻く環境など様々な視点から物事を考えさせられるようになりました。


スペインに携わって12年目。


1年1年を振り返って見ると、スペインのサッカーは日々進化していると思いました。


日本サッカー協会が100年構想として掲げている

「緑の芝生におおわれた広場やアリーナやクラブハウスがあり、誰もが、年齢、体力、技能、目的に応じて、優れたコーチのもとで、好きなスポーツを楽しむ。」



数年前まではスペインはまだまだ土のグランドが多く、人工芝、天然芝で練習・試合をすることはごく一部のクラブだけでした。


しかし、この2~3年で一気に人工芝のグランドが増え、少年からおじさんまで誰もが当たり前のように芝でサッカーをできる環境になったのです。


スペインサッカー協会はじめ、県や市町村が「サッカー(スポーツ)=教育」という観点から、資金を惜しみなく出すことですぐにこうした環境が整うのだと思います。


人口数千人の小さな村でさえ、立派な芝生のスタジアムがあります。


日本とスペインは土地の広さや、価格の違いはあるものの、こうした考えの違いが発展を遅らせてるのかもしれません。


先日行われたU-12の選手を見て思ったのが、ヨーロッパの選手は皆芝生のグランドに慣れていますが、日本の小学生は土のグランドで何年も練習してきているので、技術はあっても芝のグランドでの試合では勝てないと思います。


これは大きなハンディキャップではないでしょうか。


極端に言えば、同じボールを足で扱っても地面が違えば、地面が凸凹のビーチサッカーと、平らな地面でやるサッカーくらい違う競技になってくるとおもいます。


小さい頃から芝生で試合し、当たり前のように練習できる環境が整ったところで、はじめて世界と同じスタートラインに立つのではないでしょうか。



2009年は日本に少しでも多くの芝施設ができることを願います。


2008年12月31日

スペイン時間14時




U-21クラブ国際大会結果

スペインの小学生年代では11人制のサッカーではなく、7人制のサッカーが盛んに行われております。


ちょうどサッカーコート半分くらいの大きさで、ルール上はサッカーとほぼ同じですがボールに触れる回数も増えこの年代にとって一番合理的な方法かもしれないです。


その最も大きな大会の一つがスペインで行われたU-21クラブ国際大会です。



さて、予想通りのクラブが優勝しました。


ベスト8

バルセロナ3-2インテル

バレンシア2-1エスパニョール

レアルマドリッド0-0ビジャレアル

アトレティコマドリッド1-ベンフィカ


ベスト4

バルセロナ5-0バレンシア

ビジャレアル0-1ベンフィカ


決勝

バルセロナ6-2ベンフィカ


優勝バルセロナ



やはり、予想通り圧倒的な強さでバルセロナが優勝しました。


バルセロナでは、たった週3回の練習でここまで完成された選手が育つのは、やはりコーチがいいのでしょうか。


でも日本でこの年代だったら、テクニック面ではもっと良い選手がいると思います。


んんー、いったいどこで差ができるんでしょうかね。







U-21・クラブ国際大会

この時期毎年恒例のU-21クラブ国際大会(7人制サッカー)が開催されます。


フェルナンド・トーレスや、イニエスタなど数々のスター選手がこの大会で活躍しました。


いわばこの大会で活躍をすることで、クラブはじめ代理人から値を付けられるのですね。


12チーム中8チームがスペインで、イタリアからミラン、インテル、ポルトガルのベンフィカ、ドイツのドルトムントが参加しています。


Aグループ

・バルセロナ

・エスパニョール

・セビージャ

・ミラン

Bグループ

・レアルマドリッド

・アトレティコマドリッド

・インテル

・アスレティック

Cグループ

・バレンシア

・ベンフィカ

・ビジャレアル

・ドルトムント


スペイン・サッカー珍道中

途中経過順位表

やはりバルセロナ、レアル、アトレティコ、バレンシアは強さが際立ってます。

スペイン・サッカー珍道中

この大会で注目されたのがKAPTUM選手

エトーが絶賛する選手で、バルセロナのエース。

スペイン・サッカー珍道中
その他各クラブの注目選手




このKAPTUM(カプテュム?)って発音するのでしょうか。


とにかくこの選手は他の選手に比べ飛び抜けたプレーをしていました。


本当に小学生なのか??っと思えるくらいのフィジカルと技術、戦術眼を兼ね揃えていました。


勿論この大会に出場している選手は誰もが超小学生クラスですが、このカプテュム選手だけは目立ちすぎでしたね。



明日今大会の試合結果がわかります。






スペイン・フットサル1部リーグ

昨日に引き続き、フットサル1部リーグに所属する、ルーゴ対カルタヘナの試合です。


ルーゴが後半残り1分まで4-3で勝ち越していましたが同点にされ、更に残り数十秒で点を決められ結果4-5と逆転負けしました。


去年まではスター選手を揃えていたルーゴでしたが、今季からは下部組織の育成に力を入れ下から上がってきた選手を使うという方針に切り替え戦力的にはダウンした感じです。


この試合も数人下部組織の選手がいました。


後半残りわずかまでリードしていただけに非常に悔しい結果となりました。


これも実力の差というのか、経験の差でもあるかと思います。


展開1



展開2



前線のプレスから攻撃

スペイン・1部フットサル試合と「クラブ会社運営の仕組み」

まず最初に、結局パソコンは買い換えることにしました。


トホホです・・・(´_`。)


今借りているこのパソコンもスペインのですが(ノート型新品で3万円弱です)、日本語も打てる上に160GBと申し分なく、こちらで購入したのが安いです。


しかし、信用度としてメイド・イン・ジャパンを選びました。


年始に送ってきてもらう予定です。



さて、先日試合観戦と、来季の日本からの遠征打ち合わせでルーゴに行ってきました。


ルーゴはスペインの北西に位置し、車で140キロのノンストップでぶっ飛ばせば、5時間くらいで着くところです。


しかし、ルーゴは朝早くの出発と、雪が積もっていると言う情報で、久しぶりに長距離バスで行くことにしました。


道中故障などでトラブルはありましたが、何とか試合には間に合うように到着しました。



ルーゴスペインリーグ・フットサル1部に所属する中堅クラブで、対戦相手のカルタヘナも同じく中堅クラスです。


試合の結果は・・・っとその前にここでルーゴというクラブについて少し説明をしておきます。




ルーゴはサッカーよりもどちらかと言えばフットサルに力を入れている街です。


トップから下部組織16チームを、間予算約1億5千万円で運営しています。


更に新しいフットサル専用の練習施設を、約24億円投じ建設する予定です。


(ちなみに日本のあるクラブも年間「億」の予算はあるみたいですよ。)


AZKARという運送会社がメインスポンサーですが、とても年間億単位の予算は捻出できません。


ここで比較的に大きいチームはクラブを株式会社にしたり、クラブとは別に「財団」を立ち上げ運営しています。


レアルマドリッド、バルセロナ、アトレティコマドリッドなどもこの財団があります。


クラブはもっぱらトップチームの強化に力を注ぎますが、財団は地域貢献と金銭面でクラブを支える別会社として存在します。


基本スタイルは営利目的ではないので、日本のNPOと似てますね。


大口の収入源としては、オフィシアルの助成金システムによってまかなわれ、県、市、議会、などから援助を受けます。


次にスポンサー名がそのままクラブ名となるのでメインスポンサーが多額の資金をだし、そのほかサブスポンサーがユニフォームの袖や、パンツなどの空いているスペースに金額に応じ付きます。


テレビ放映されたときに広告として大きく映るので、場所により金額も違ってくるのでちょうどF1と似てますね。


更に、体育館に張り巡らされたスポンサーの看板などの収入もあります。


これらがほぼ8割の収入源で、その他にスクール、ソシオ(会員)などから、財団が資金を集めてきます。


レアルマドリッドやバルセロナのサマーキャンプ、スクールなども、主に財団が取り仕切っているのです。


こうして集めた資金トップの選手獲得や、下部組織育成に使うので、クラブ運営に財団は非常に重要な役割を果たしています。





説明文で長くなりましたので、次回第2弾は試合のビデオと結果をお伝えします。

パソコンやられました。。。

今日突然、パソコンが壊れてしまいました。


去年買ったばかりなので老朽化ではないはずだから、どうやらウィルスにやられたみたいですね。


知り合いのパソコン借りて使ってますので、ブログ更新が頻繁に出来なくなりそうです。


毎回読んでいただいてる方にはご迷惑をかけ大変申し訳ありませんが、解決するまで出来る限り更新できるようにがんばりますので引き続き御愛読お願い致します。