チケットについて
昨日書いたブログで、チケット完売と書きましたが、今日銀行のATMでチケットを見てみると、まだ数百席残っていました!
60ユーロ、最上階、ゴール裏、80ユーロサイド席、120ユーロサイド前列が空いていましたよ。
今週いっぱいはATMで前売り券買えるかもしれないですね。
便利
来週アトレティコ対バルサの試合が行われます。
通常はその週にチケットが販売されるのですが、この試合に限っては先週から販売されていたようです。
販売されてから2日後に残り1000枚という状況で、当日券どころか今週は既に完売で予想通りの売れ行きでプレミアとなりそうです。
正規の値段で60€~120€とあり、某旅行代理店では350€~440€(約4万~5万円)と正規の3倍以上の値段で売られています。
スタジアムのチケット売り場で買うのは長時間待たなければいけないので、購入するのはなかなか骨が折れる作業です。
でも先日知ったのが「銀行のATM」でアトレティコやレアルの試合のチケットが、座席も選べその場で購入できるのです。
しかも違う銀行のキャッシュカードでも買うことができるので、マドリッドから遠い所に住んでいる僕にとっては大変ありがたい方法です。
そもそも銀行のキャッシュカードでスーパーの買い物や、ガソリン、ホテルなど支払いができるので大変楽ですね。
でも、カードで支払うと個人情報が残り「いつどこで何を買った」など、僕の私生活の行動は全て役人さん達に管理されています(笑)
便利になった反面こうした個人の情報も提供することになるので、自分自身で気をつけた方がいいですね。
記録と長寿
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まずはレアル情報。
今日の試合レアルマドリッドはスポルティングヒホンとアウェイで対戦し、見事勝利!
バルセロナが引き分けたので、勝ち点が縮まり終盤の優勝争いが楽しみになってきました。
そして、ラウールが得点を決め、長年破られなかったディステファノの記録を更新し、新たな記録が生まれました。
試合数も15シーズンで684試合とこちらも大変な記録を持っています。
現在31歳のラウールは全盛期に比べプレーは衰えたものの、その存在感は未だに健在です。
他の国にもラウール以上のタフな選手がいました。
マンチェスター・Uのライアン・ギグスは、何と19シーズンで787試合とこれも驚異的ですね。
でもギグスよりもタフガイがいたんですよ。
イタリアはミランのマルディー二選手。
25シーズンで887試合に出場と、もはや化け物ですね。
ヨーロッパにはこうした長老選手がかなりいるようです。
ヨーロッパのような毎試合激しいリーグで、40歳になっても現役でいられるのは単にフィジカルが強いからではありません。
スペインでは疲れた体を「休ませる」ことも大切な練習として考えています。
日常的に身体のケアをすることで、こうした長老選手が長年活躍できるのです。
若いうちから無理しないで休むことが、選手として長く続ける秘訣ですね。
そして、偉大な記録を作ることができるのです。
無敵艦隊

先日行われたスペイン対イングランドの試合は思った以上に面白い試合でした。
以前は気持ちの面もあって、浮き沈みが激しい試合内容でしたが、今の代表はユーロの優勝を切っ掛けに2年間負けなしで(26勝3引き分け)、FIFAのランキングも1位と、プライドと自信を持ってプレーしているように感じます。
その気持ちを持って臨んだイングランド戦。
スポーツ紙ASの評価を見ても分かるように、特にアロンソ、センナ、シャビ、イニエスタの中盤はイングランドを圧倒していました。
イングランドはプレミアリーグ特有のロング、セミロングの早い正確なパス回しでしたが、弾道が分かるのでDFは寄せやすいという反面、スペインは早いショートパスで相手を翻弄しスルーパスを狙うなど何をしでかすか分からないスペインらしい攻撃でした。
最近のスペインの下部組織の練習を見ていても、狭いスペースでのボール回しの練習が多く、紅白戦にしてもコート半面で試合するなど、「限られたスペースでの打開」を意識した練習が増えている気がします。
ライセンスの授業でも、若い年代を指導する際、フットサルや7人制サッカーなど狭いスペースでたくさんボールを触れる練習を推奨します。
お祭り好きなスペイン人は調子に乗るとメチャメチャ強いですが、一度歯車をかけ違えると一気に落ちていくメンタル面さえ克服できればワールドカップは期待できそうですね。
1位スペイン
2位ドイツ
3位オランダ

スポーツ紙ASによる試合の評価
レアル通信
先週のレアルホームの試合は見事勝利しましたが、残念ながらラウールのゴールは見ることができませんでした。
チケットは一番下の席で80ユーロ(約1万円)です(^^)
次節のラッシング戦のチケットは既にプレミアムがついて400€(約5万円)で売られているとか・・・
レアルマドリッドはブランドとしての価値を高め、「クラブ金持ちランキング」でマンチェスター・Uを抜いて1位になったようです。
ファンの多さは絶好調のバルセロナ、そして2位にレアルマドリッド、3位にマンチェスターUとつづきます。
レアル、バルサ、マンUは世界のビック3として、もはやサッカー界では欠かすことができないクラブですね。
*下記の表参照
ヨーロッパクラブ・ファンランキング
注目選手紹介!
先週の金曜日にインターネットが繋がらなくなり、もうすぐ1週間経ちそうです・・。
電話会社に何度も電話したのですが、症状の診断だけで修理するおっちゃんが来ない・・
今まで何度もあったことでイライラを通り越して諦めています。
今日は近くのインターネットカフェでランケーブルを勝手に繋いで自分のパソコンでやっています。
やっぱ、日本語を打てるっていうのは良いですね!
そうそう、先週イタリアに行ってきました。
サッカー・フットサルの環境視察、ジュエリー学校の契約などが主な目的です。
サッカーは1部~7部くらいあり、練習も試合も芝生でおこない、環境は日本に比べ最高ですね。
フットサルも1部~5部くらいまであり、リーグの土台がしっかりとしています。
なんと!4部、5部でもお金がもらえるという事で、勿論それだけ底辺のレベルも高いわけですが、フットサルを目指すならイタリアがお勧めです!
滞在中はイタリアでプロとして活躍する吉田輝君にお世話になりました。
練習を見学させてもらったのですが、やっぱりチームの中でも飛び抜けて上手かったですね。
スピード、技術、メンタル、全てにおいて高いレベルにあると思いました。
近い将来日本代表として活躍する注目選手です。
*レアルの試合は後日動画を掲載しますが、残念ながらラウールのゴールはなかったです。
Sumimasen.....
mata INTERNET ga tunagaranaku narimasita.....
tikaku no NET CAFE de mail sitemasu.
Senshu sigoto de ITALIA itte masita.
iroiro to houkoku ga arunode hayaku kousin dekitarato omoimasu.
maikai gohiiki siteitadaiteiru kata niwa mousiwakenaidesu.......
金字塔を打ち立てる
ラウールはついにマドリッド歴代のゴールハンター「アルフレド・ディ・ステファノ」の記録と並びました。
えっ、誰やて?
っと思う人が大勢いると思うので、この偉人について調べてみました。
ディ・ステファノは1926年、ブエノスアイレス(アルゼンチン)で3人兄弟の長男として生まれました。
23歳でミリョナリオスと契約し、292試合に出場して267ゴールの記録を作りました。
更に1949年、1951年、1952年、1953年のリーグ優勝に貢献し、1951年に31得点、1952年に20得点を挙げて得点王に輝くなど、既に選手としては一流だったのです。
当時、サンティアゴ・ベルナベウ会長のレアルマドリードは、国内で確固たる地位を築いていましたが、”ドリームチーム”を完成させるために史上最高の選手と称えられたディ・ステファノの獲得に成功しました。
チャンピオンズクラブズカップ(現チャンピオンズリーグ)優勝5回、準優勝2回、インターコンチネンタルカップ優勝1回を達成するなど貢献し、ディ・ステファノの活躍により、レアルマドリードは、国際的に正式な”世界最強クラブ”の名を手に入れました。
ディ・ステファノは、1957年と1959年にバロンドールを受賞し、オフィシャルゴールで307ゴール記録するなど数字から見ても過去類をみない偉大な選手だということが分かりますね。
おまけに、1989年、フランスフットボール誌が歴代最優秀選手に選出、スーパー・バロンドールを授与。
同年、ドンバロン誌が過去35年間の最優秀サッカー選手に選出。
1998年、FIFAより史上最重要サッカー選手8名の一人として表彰。
っと、聞いたことないタイトルばかりですね。
とにかくディステファノという選手は凄いんです。
引退してから40年間その記録は封印されてきました。
しかし、その出場・ゴール記録・をラウールは塗り替えようとしているのです。
先日の試合でマドリッドでの記録に並びました。
ディステファノと並ぶ、307ゴール目を決めたのです。
しかも、次はレアルのホーム戦です!
ここで決めれば記録達成となりますので、歴史的瞬間を見に今週ベルナベウ行ってきます!

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プロとは・・
今日は久しぶりにフットサル・プロとして活躍する、鈴村選手の試合を見にタラベラに行きました。
タラベラは元ヨーロッパチャンピオンと伝統のあるクラブです。
今シーズンはスペイン代表でワールドカップ優勝メンバーのジョアン選手もいて、メンバー的には1部昇格できるメンバーを揃えています。
そのメンバーの一人にスペインプロ4年目の鈴村選手がいて、更に試合会場ではサポーターによる唯一鈴村選手の為の手作り横断幕も掲げられていました。
海外にいてもその存在感は圧倒的で人柄・選手とともに、本物のプロとして認められた証拠だと思います。
レアルマドリッドのラウールが、アトレティコ・マドリッドユース時代に務めていたコーチとの話を思い出します。
プロでも一流選手の条件には3本柱があり、「スピード(プレー・判断など)」、「テクニック」、「人格(闘争心・人を惹きつける魅力など)」を挙げていました。
上のレベルになるほど技術的にはほぼ差がなくなります。
一流のプロ選手はそこから3本柱が求められ、どれ一つ欠けても成り立たないということです。
ラウールは技術も確かに高いものがあったが、それ以上に試合で人一倍ゴールに貪欲で、闘牛のような闘争心があり、試合の外では礼儀正しいなど人間性も一流だったようです。
確かに、一流と言われる小野伸二選手やジダン、フィーゴ選手も、ファンや初対面の人に対して非常に丁寧に接します。
つまりプロとして一流のプレーをしていても、外でファンやサポーターに対する接し方が雑ならば、それ以上は上に行けないというのがスペイン・プロ界の掟と言えるのです。
鈴村選手は本物のプロ選手として、ついにスペインに認められたということになるので、更に上にいくことでしょう。
TAKUと書かれた鈴村選手の横断幕
鈴村選手がピッチに入る瞬間
フットサル裏話
今日はとあるフットサル・1部クラブの会長とGMと一緒に食事しました。
話の話題はもちろんフットサル中心で、主にリーグとクラブについての問題などを話しました。
今スペイン・リーグは大きく改革を進めています。
3年前までは1部、2部A、B、Cグループと、プロチームが40チーム以上もありました。
しかし、2年前からリーグの強化が始まり、2部が「北リーグ」と「南リーグ」に絞られることになりました。
更に来季か再来季には2部が1リーグだけになり、クラブも選手も運と実力あるのみ者が唯一プロとして生き残るリーグへと変貌を遂げます。
1部も16チームから18チームになる話もあり、よりリーグを強化していこうという方向性です。
しかし、2部は協会に収めるお金が結構な大金ですが、更に1部はそれを上回る上納金に加え、全国を飛び回る移動費など、2部の倍近い予算が必要となってきます。
スペインも近年稀に見る不況に見舞われクラブの経済状態はかなり苦しい状況で、1部に上がることはうれしいけれどスポンサー集めに頭を痛めると聞きます。
大きな理由の一つとして、今まではクラブのメインスポンサーとして不動産・建設関係の会社が大半で、年間数5千万円~1億円かかる予算を捻出していましたが、不況により建設ラッシュがストップし、その煽りを受けて殆んどのクラブがリーグの途中で消えたり、経営不振に陥りました。
しかし、ムルシアとインテルは資金を持っています。
インテルのベテラン選手「シュマイケル」は1か月の給料が2万ユーロ(約250万円)といわれています。
このクラスの選手を何人も抱えているので想像に難くないでしょう。
さて、その他のクラブはこうした財政難からも何とかクラブを維持していかなければいけません。
今まで経験豊富なベテラン選手や、ブラジル人など高い給料で外国人助っ人を呼んでいたクラブは直にそれらをリストラし、カンテラ(下部組織)に力を入れ、そこで育った選手を安い給料で使う方針に切り替えたのです。
早い段階でそれに気付き若手育成に力を入れるクラブは何とかクラブを立て直すことに成功しました。
今の1部のクラブではユース上がりの18歳の選手が何人もいて活躍しています。
現時点ではインテル、ムルシア、バルセロナの上位3チームと力の差は歴然としていますが、長い目で見た場合若手が経験豊富なベテランとなりチームを支えるようになり、スペイン自体のレベルも上がっていくことになります。
イタリアやロシアのように9割がブラジル人が帰化して代表になるケースがあるなかで、そのあたりはスペインは誇りを持ってやっている気がしますね。