無敵艦隊

先日行われたスペイン対イングランドの試合は思った以上に面白い試合でした。
以前は気持ちの面もあって、浮き沈みが激しい試合内容でしたが、今の代表はユーロの優勝を切っ掛けに2年間負けなしで(26勝3引き分け)、FIFAのランキングも1位と、プライドと自信を持ってプレーしているように感じます。
その気持ちを持って臨んだイングランド戦。
スポーツ紙ASの評価を見ても分かるように、特にアロンソ、センナ、シャビ、イニエスタの中盤はイングランドを圧倒していました。
イングランドはプレミアリーグ特有のロング、セミロングの早い正確なパス回しでしたが、弾道が分かるのでDFは寄せやすいという反面、スペインは早いショートパスで相手を翻弄しスルーパスを狙うなど何をしでかすか分からないスペインらしい攻撃でした。
最近のスペインの下部組織の練習を見ていても、狭いスペースでのボール回しの練習が多く、紅白戦にしてもコート半面で試合するなど、「限られたスペースでの打開」を意識した練習が増えている気がします。
ライセンスの授業でも、若い年代を指導する際、フットサルや7人制サッカーなど狭いスペースでたくさんボールを触れる練習を推奨します。
お祭り好きなスペイン人は調子に乗るとメチャメチャ強いですが、一度歯車をかけ違えると一気に落ちていくメンタル面さえ克服できればワールドカップは期待できそうですね。
1位スペイン
2位ドイツ
3位オランダ

スポーツ紙ASによる試合の評価