スペイン・1部フットサル試合と「クラブ会社運営の仕組み」
まず最初に、結局パソコンは買い換えることにしました。
トホホです・・・(´_`。)
今借りているこのパソコンもスペインのですが(ノート型新品で3万円弱です)、日本語も打てる上に160GBと申し分なく、こちらで購入したのが安いです。
しかし、信用度としてメイド・イン・ジャパンを選びました。
年始に送ってきてもらう予定です。
さて、先日試合観戦と、来季の日本からの遠征打ち合わせでルーゴに行ってきました。
ルーゴはスペインの北西に位置し、車で140キロのノンストップでぶっ飛ばせば、5時間くらいで着くところです。
しかし、ルーゴは朝早くの出発と、雪が積もっていると言う情報で、久しぶりに長距離バスで行くことにしました。
道中故障などでトラブルはありましたが、何とか試合には間に合うように到着しました。
ルーゴはスペインリーグ・フットサル1部に所属する中堅クラブで、対戦相手のカルタヘナも同じく中堅クラスです。
試合の結果は・・・っとその前にここでルーゴというクラブについて少し説明をしておきます。
ルーゴはサッカーよりもどちらかと言えばフットサルに力を入れている街です。
トップから下部組織16チームを、年間予算約1億5千万円で運営しています。
更に新しいフットサル専用の練習施設を、約24億円投じ建設する予定です。
(ちなみに日本のあるクラブも年間「億」の予算はあるみたいですよ。)
AZKARという運送会社がメインスポンサーですが、とても年間億単位の予算は捻出できません。
ここで比較的に大きいチームはクラブを株式会社にしたり、クラブとは別に「財団」を立ち上げ運営しています。
レアルマドリッド、バルセロナ、アトレティコマドリッドなどもこの財団があります。
クラブはもっぱらトップチームの強化に力を注ぎますが、財団は地域貢献と金銭面でクラブを支える別会社として存在します。
基本スタイルは営利目的ではないので、日本のNPOと似てますね。
大口の収入源としては、オフィシアルの助成金システムによってまかなわれ、県、市、議会、などから援助を受けます。
次にスポンサー名がそのままクラブ名となるのでメインスポンサーが多額の資金をだし、そのほかサブスポンサーがユニフォームの袖や、パンツなどの空いているスペースに金額に応じ付きます。
テレビ放映されたときに広告として大きく映るので、場所により金額も違ってくるのでちょうどF1と似てますね。
更に、体育館に張り巡らされたスポンサーの看板などの収入もあります。
これらがほぼ8割の収入源で、その他にスクール、ソシオ(会員)などから、財団が資金を集めてきます。
レアルマドリッドやバルセロナのサマーキャンプ、スクールなども、主に財団が取り仕切っているのです。
こうして集めた資金をトップの選手獲得や、下部組織育成に使うので、クラブ運営に財団は非常に重要な役割を果たしています。
説明文で長くなりましたので、次回第2弾は試合のビデオと結果をお伝えします。