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・ローソンさんが『おむすび』無償支援

 

画像は、在日コリアンの友人LINEより。

 

以前のコンビニ大手の『ローソン』さんが、件のコロナ騒動で苦しむ、全国各地の朝鮮学校の生徒方に向けて、ボランティアでおにぎりを配ったことが話題になっています。社会的公益活動という、本来あるべき企業の姿勢としては100点満点であり、友人の話を通じて、在日コリアン社会でも、数々の反響を生み、称賛や買い物支援が個人単位で行われています。

 

 

 

 

 

 

ローソン社長「変装して店舗に潜入、店員や地域住民から学んだ」デジタル化のあるべき姿

 

https://www.businessinsider.jp/post-177548

 

以前、在日コリアンの友人が、とあるテレビ番組で、ローソンの竹増会長が、一般従業員に「変装して」現場に潜入する企画を拝見しました。

 

結構、記憶もあいまいになっていますが、そこで在日コリアンの女性店長を含めた、幾人かの現場リーダーのところを転々と努めて、最終的にその人々を本社まで呼んで、ご自身の種明かしをおこない、『現場が成し遂げたい希望』を次々と叶えていくもので、中間工程のない、トップが直接、第一線で働く方々を評価する、実に斬新で面白い内容でした。

 

こういう事実も含めると、今回の出来事も「必然的だったのではないか」と、個人的には思っています。

 

 

‐【追記】現状で、この国に何も期待しとらん(『クズ』で蔓延する日本社会)‐

 

ひるがえって、現実を知らない『言葉の自動機械』(宮台真司教授)は、「自分の生存確認」も含めて、『神経症』(フランクフルト学派/フロイト左派)を患ったネトウヨ思想だとか、工作員を除外して考えても、人々の倫理観や尊厳を守る意味での共同体が消えた日本社会において、その穴を埋める行動にしろ、中国人や韓国人(朝鮮人)の友達ひとりもいない状況で、実感のない憎悪や偏見を振りまいたり、自国民の友達が「ちょびっとしかいない」のに、日本スゲーと言ってみたり、そのような症状をこじらせた人々が多いところで、『人として正しい行動』のみこそ、物事を好転させる「唯一のカギ」でしょう。

 

現に、今回のローソンさんの行動は、多くの「共感」と「絆」を生み出しましたし、こういうリアルの積み重ねが、如何に重要なのかは、皆さまもご存知だと思います。

 

 

・歴史を振り返り 戦争を知る『当事者』の声

 

 

『【澤地久枝さん・青木理さん】軍国少女だった私と、特攻隊を美化する今』

 

野菜デモラジオ役立ち情報局

 

https://www.youtube.com/watch?v=H0J962CZ-8w

 

目の前の「現実(いま)」に埋もれず、自分たちの社会的指針を打ち立てるには、『歴史』を学ぶこと以外にないと考える。

 

なぜ、今の日本社会が、こんなにも自己中心的で、排他的な世の中なのかは、「歴史を知らない人」があまりにも多すぎるから、周辺諸国に対する嫌悪感の根源にしろ、大体の人間が「空っぽ」なわけだから、それは一夜にして『天皇主義者』が『民主主義者』に変わるのと同じごとく、各人が主体的に問題と向き合い、悩み、葛藤を乗り越えた作業を「放棄している」がゆえ、露悪的なマスコミ報道にやられてしまい、容易に自我が侵され、特に根拠も言えず「中国嫌い」「南北朝鮮嫌い」が増えるという構図です。

 

‐反中国宣伝機関『ANN』(モノリンガル民衆に「洗脳」を植え込む分断主義者)‐

 

つまり、体制が「右を向け」と指示すれば「右を向き」「左を向け」と指示すれば「左を向く」という、なんとも浅ましい構造上に、今の日本社会が存在しているというわけだ。

 

己に「それなりの芯」があれば、感情やデマにも流されず、ひらすら問題の本質について「考えること」が、誰しも可能であるのに、何かしらの理由をつけて、物事から逃げ続けることは、やがては己自身の首を絞めることになるだろう。

 

動画5分20秒以後において、ノンフィクション作家の澤地久枝さんは、戦前の満州国生まれであり、実際の「戦争体験」を通じて、国の在り方についての経験を積み、それから得た重みのある言葉は、私たちに深刻な問題意識を芽生えさせてくれる。

 

戦後世代が8割以上を占めるなか、今も私たちが「言葉の自動機械」(同)として、歴史を通して自国の「立ち位置」を知ることのできない、無知蒙昧な愚者でいる限り、この国に未来永劫希望などないし、作れるはずもない。

 

中国の人々から、安く、あるいは無償で土地を収奪し、そこを「フロンティア」として入植してきた開拓団の歴史や、敗戦直後に、捨てられた女性や子ども、さらには末端の軍人など、佐官クラス以上は、そそくさと本土に落ち延び、また動画12分40秒では、澤地先生ご自身「恥ずかしい軍国少女であった」という、おそらく80代後半の方々が、ご記憶される経験として、昭和史に対する『意見を言える』最後の世代だということ。だからこそ、今を生きる人間のひとりとして、大いに傾聴しなければいけないし、テレビで露骨に韓国を攻撃する人間たちは、もれなく「戦後生まれ」である事実を鑑みて、『あの時代』を経験していない、一切学ばない人間が如何に多いことか、右も左も何にもしらない「非当事者」の人間たちが、さもしたり顔で、あらゆる言論空間に湧い出てくることは、もはや日本の当たり前の風景となった。

 

やはり、私は大事なことがあると思うのです。

 

それは澤地先生がおっしゃるように「人の話を聴くこと」、自分の家族の過去の歴史を知り、自らの血肉として吸収し、たとえ『戦争を経験しなかった』としても、前述の積み重ねによって、かぎりない想像力を張り巡らせることは、きっと誰にでも出来ることだし、そうすれば社会もこんなに荒廃せずに済んだかもしれない。

 

14分30秒以後において、ジャーナリストの青木理さんが、『かつての植民地』としての中国(満州など)や韓国・北朝鮮に対して、「知らない」「知ろうともしない」人間が大半を占めるなか、『当事者でない(その時代を生きていない)』人たちが、どのように向き合っていけば良いのかと尋ねたとき、澤地さん「朝鮮半島に関しては、本当に植民地にして、苗字まで変えさせたり(創氏改名)、強制労働で日本に連れて来て、労働力として使い、むざむざと死んで行った人もいる。一斉蜂起(三・一独立運動)をして、潰された人たちもいる」という歴史を踏まえて、

 

‐近くて遠い国 朝鮮 本編8(過酷な植民地経営の実態)‐

 

‐シリーズ 日韓会談と在日朝鮮人 その4(過去の歴史を振り返る)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その24(『三・一運動』弾圧と帝国主義の揺らぎ)‐

 

「朝鮮半島の人たちが、韓国や北朝鮮を含めて、そんなに良い感情を持っていないことは、私はわかる気がします」として「私たちの国(日本)が、どこかの植民地になって、苗字も変えなさいと言われ、自分の可愛い娘も連れ去れたということがあれば、やっぱり許せないという気持ちはずっとある」と、率直におっしゃられました。

 

私はこの『相手の立場に立って想像する力』こそが、大切だと信じます。

 

少しでも感情的に嫌なことがあれば、問題から逃げ出したり、レッテル貼りをして満足する人が多いが、真っ当な大人としての姿勢は、そうしたことから真正面に「向き合い続けること」だと思います。

 

途中でやめてはいけない。

 

何事にも通じることでしょう。

 

また戦後になって、朝鮮半島の人たちが、あからさまに「植民地支配」のことで、日本を責め続けてきたことはないと、澤地さんは述べられ、マスコミの煽りも含めて、私たちはこの問題を受け入れ、自分の頭で「マックスパワー」で取り組まなくてはいけない。

 

 

『澤地久枝さん「おにぎりと震災と戦争と」』

 

野菜デモラジオ役立ち情報局

 

https://www.youtube.com/watch?v=sozZ4DyK3nY

 

これよりも何年前に、澤地先生は満州での貴重なご経験を述べ、おじ一家が北朝鮮で自決された内容など、動画13分ごろでは「(敗戦後の)難民時代に、中国の人にも、朝鮮の人にも良くしてもらったことは忘れない」とお話しされている。

 

 

<参考資料>

 

・在日コリアンの友人LINE画像

 

・Youtube動画 『【澤地久枝さん・青木理さん】軍国少女だった私と、特攻隊を美化する今』

 

https://www.youtube.com/watch?v=H0J962CZ-8w

 

・同 『澤地久枝さん「おにぎりと震災と戦争と」』

 

https://www.youtube.com/watch?v=sozZ4DyK3nY

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

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