‐【追記】現状で、この国に何も期待しとらん(『クズ』で蔓延する日本社会)‐

・「万死に値する」者たちの所業

［毎日新聞］

さいたま市　マスク配布、朝鮮学校幼稚部を除外　「転売されるかも」職員発言に市幹部謝罪

https://mainichi.jp/articles/20200311/k00/00m/040/328000c

「新型コロナウイルスの感染防止策として幼稚園や保育園に備蓄マスクを配布しているさいたま市が、埼玉朝鮮初中級学校の幼稚部（同市大宮区、園児41人）を配布対象から外していたことが11日、関係者への取材で分かった。幼稚部の関係者らが同日、市に平等に配布するよう抗議し、市幹部が配布対象を再考すると表明した。

　市職員が幼稚部に配布しないと10日説明した際に、配ったマスクが「転売されるかもしれない」との趣旨の発言をしたことも分かり、担当の市幼児未来部幹部が11日、幼稚部の朴洋子園長らに「不適切だった」と認めて謝罪した。」

「朴園長は「1箱が欲しいのではない。子どもの命を平等に扱ってほしい」と話した。」

「転売されるかも」職員発言に市幹部謝罪　さいたま市　マスク配布、朝鮮学校幼稚部を除外　３　(かっちんブログ「堅忍不抜」より)

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12581513929.html

正直、埼玉県民である私(ふーくん)も情けない限りです。

上記の記事(かっちんさん)にて、先の東日本大震災(２０１１)や阪神淡路大震災(１９９５)のときに、校舎を開放して、地域の人々と密着してきた朝鮮学校の方々に対して、まあ「最大限の仇」で泥を塗りたくったわけです。

思い出していただきたい。

同　『防犯ブザー配布　朝鮮学校「除外撤回を」＆ウリクム　ウリマウム　プロジェクト　募金の報告』

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-11505847013.html

連中は同じことを繰り返している。

人間としての「当たり前の感覚」だとか、「常識」とかをすべて失ってしまった奇行が、この国では、さして珍しくもない光景と成り果てた。

・「法の奴隷」「言葉の自動機械」「損得マシーン」≒日本社会

まさに英語ブロガーMichikoさんのおっしゃる通りである。

パワーワードは『忖度』。

おそらく、マスコミは報道しないだろうし(彼らの正体はそんなもの)、長らく日本社会では「そういうこと」が当たり前になっているので、感覚が死にきった民衆が「低レベルな行政システム」をこしらえ、結果自分たちの行動すら、まともに律することができないところまできている。

【宮台真司さん×青木理さん】法の奴隷ばかりの政治家や官僚たち。政権交代しても変わらない。どうする共同体？

https://www.youtube.com/watch?v=AJnz7U4cMi0

宮台教授の言葉を借りるなら(動画７分５０秒以後)、巷の「クズ政治家」「クズ官僚」「クズ公務員」その他諸々であふれかえる現状として、『国民総クズ化』が進んでいるのではないかと、もちろん「そうでない方々」も沢山いらっしゃるのだが、一般的に日本社会を眺めた上で、殊に「目先の利益」や「所属集団におけるポジション取り以外の関心を持たない」など、もはや人間としてオワコンな者たちが、処かしこに居座っている現状です。

氏のご指摘の通り、何でこのような状態に陥ったのか、ひとたび状況が変われば「何でもやるような連中」で溢れている日本で、(大衆自身が)その原因を真剣に突き止めなければ、この国は本当に終わってしまうと思います。

動画６分１７秒以後において、「自分さえ良ければ何でもいい」というクズたちの淵源として、単なる『安倍政権』だけの問題ではないということ、それは日本社会全体が抱える「病理」として、解決しなくてはいけない喫緊の課題として、私たちの前に重くのしかかっていることです。

宮台氏曰く、本来「地縁社会の日本」としての立場が崩壊したとき、「一緒にいれば仲良くなれる」という一宿一飯の恩義という意識が忘却されれば、人々の倫理や観念を統制する『視座の二重性』(己を律する「先祖」や「神」の視線)が大いに揺らぐ。

未だに在日コリアンの方々は、大規模な災害があったときに、日本人を含めた多くに向け『助け合いの精神』を維持されているにも関わらず、当の日本人については、『共同体』の感覚が著しく鈍く、「所属集団におけるポジション取り」だとか、森友問題で籠池氏がすぐさま「トカゲの尻尾切り」されたごとく、「所属集団」ですら仲間ではなく、単なる利害関係の集まりで、自分たちの都合が悪くなれば、いつでも裏切れるし、捨てられるという、まことに浅ましくも愚かな行動を繰り返して、ゆえに在日コリアンに対する鬼畜な行動だとか、もはや彼らに『助け合いの精神』を説いても、到底「理解できない」上に、ともに『共同体(日本社会)』を発展させる気概すらない能ナシと化している。

まさに、今の日本は「共同体そのもの」が崩壊している状態であろう。

冒頭の「不適切発言(転売されるかも)」よろしく、各人が無教養で愚かで無知なぺらっぺらな「感情の劣化した」自分にへばりついていると、宮台氏の認識と照らし合わせる形で、この社会を見ると、なるほど合点がいく。

それは政治家や役人、一般公務員以外にも、ほとんどの日本人に当てはまっていて、そもそも「自分自身に価値」を見い出せていないから、傍から見れば、あからさまな恥さらしな行動も、プライド自体がないので、平気でやってしまう構造もあるという。

他にも、『神経症』(フランクフルト学派/フロイト左派)を患ったネトウヨ思想だとか、工作員を除外して考えても、人々の倫理観や尊厳を守る意味での共同体が消えた日本社会において、その穴を埋める行動にしろ、２５分３０秒以後における、中国人や韓国人(朝鮮人)の友達ひとりもいない状況で、実感のない憎悪や偏見を振りまいたり、自国民の友達が「ちょびっとしかいない」のに、日本スゲーと言ってみたり、そのような症状をこじらせた人々が多いところで、本来あるべき認識というものは、どんどん隅に追いやられ、やがては人々の頭から完全に消え去ってしまうでしょう。

・追記情報　(ウーマン村本さん、ローソンさん/日本人有志の朝鮮学校支援など)

NYではアジア人差別に対して市長が「NYはあなた方の味方です」と表明https://t.co/Q2ikbSCLLs

さいたま市では朝鮮学校の幼稚園にだけ今回マスクを配らなかった。日本は外国と違い差別がなくていい国と言ってるあなた。「あなたに」ないだけ。https://t.co/Q2ikbSCLLs
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 12 March 2020

在日朝鮮人の幼稚園にさいたま市がマスクを配らなかった。それを差別ではなく区別だという人がいる。在日の彼らも税金払ってる。差別する人はこれは区別だという。いじめといじりと同じで、それをする方はいじめとは言わない。これはいいじりだよ、という。大事なのはなんでも受け手。お前もそうだろ。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 12 March 2020