
PLAYTECH TL250を…
現状からもうギターの数を増やすつもりはありませんでしたが、最後にゴールドパーツのテレキャスターがどうしても欲しくなり…
パーツについてはもちろん別途なるべく安く購入して全交換するとして、本体をどうするか…
個人的には、よくある「ブラックボディにゴールドパーツ」ってのはあまりにも「いかにも」な感じがしてしまいます。
何しろレスポールカスタムタイプのギターですらゴールドパーツを全てシルバーに換えてしまう自分なので…
ゴールドパーツ→シルバーに全交換したギターの話
ゴールドパーツが合いそうな色でお手頃な値段のテレキャスタータイプがないかと探していたところ、これに行き当たりました。
PLAYTECH TL250
ローズウッド指板のグレーカラー
お手頃価格どころかほぼほぼ最安値。色々と話題のPLAYTECH。
毎度拾い画像でごめんなさい…いつも購入したら秒でバラしてしまうので…(-_-;)衝動強めです。
でもこれゴールドパーツに換装したら絶対かっこいいんやない!?
というわけで早速バラしてみたら…
む…むむ!?
なんじゃこりゃ…
まあビス穴が開け直されてる痕が複数あるくらいならただの安ギターあるあるなんですが…
これは結構ひどいなあ…(-_-;)
・バックローディングの穴がかなり雑に開け直されている
・ブリッジのマウント穴もかなりズレて開け直されている
さらに画像は撮ってませんが
・そもそもバックローディングの穴がボディと垂直でなく結構斜めに開けられている
・ネックポケットが結構ゆるゆる
うーん…まあ、このへんは値段なりですね…
てか、どうしてこうなるんだろう…(-_-;)
この時点で、塗装を全部剥いで穴を全部塞いでリフィニッシュしたろか…という考えも頭を過りましたが、せっかくこの色を気に入って買ったんだから…と堪えました。この時は……
というわけで、早速パーツというパーツをゴールドに換装するために部品を全て取り外します。
もちろん演奏時には見えない裏面のストリングブッシュも例外ではありません。
しかしこれがなかなか取れない…
仕方ないので表面から六角レンチを差し込み慎重にコツコツと叩いていくと…
おぅ…
見事に塗装も一緒に剥がれました……(/_;)
これは裏面だからといって見過ごせるレベルではない(T-T)
というわけで、塗装リフィニッシュのリビルド決定~…(;_;)
いや、いいんです。思ってたより少し黄色っぽいくすんだ灰色だったし、自分が好きな色にできるのなら…(/_;)
というわけで、今後は久々のラッカー塗装に向けて下地処理などぼちぼち準備していきます。
ただ、今は木工製作の方が忙しいし、他にも弄りたいギターがいろいろあるので、このTL250のリビルドにはかなりゆっくり取り組んでいく感じになると思います(^_^;)
とはいえ
まずは木工製作で焼酎の棚を作ることが優先なのです…( ´∀`)
猫のための木工製品
お盆期間に手持ちの楽器を改造して紹介するつもりでしたが…
有言不実行…(/_;)
ただ、何も作業しなかったわけではなく…
うちのリリさんのためにごはん台を作ったりしていました。
ドライバーで簡単に分解できて、高さを4段階に調節可能です。
木材や塗装の匂いがまだ残っているので少し心配でしたが、ついさっきこの新しいごはん台に交換したところ、普通に食事をしてくれていました。よかったよかった(^-^)
こちらが以前使っていた市販のド◯ーマンのごはん台。もうかなり年季が入っていて、飲み水用のカップを置いていた箇所にはうっすらとカビらしきものも見られていたので、このデザインを基にして新たに自作したというわけです。
一応2台作りました。
長時間家を空ける時には複数の場所にごはんや水を置いておいたほうが良いらしいので、その時のためのもう1台です。
あとは以前の記事でもご紹介した、うちの娘も使っているこの子供用イス
子供が生まれた知人に贈るために、これと同じデザインのものをまた作ったりしてました(新しく作ったものの画像は取り忘れましたが…)。
これはちょくちょく作ってて、今回が4台目だったかな?材を変えてもう1台くらい作ろうかと思ってます。
というわけで最近は作りたい木工製品がいろいろあって、ギターの改造はあまり進んでいません。新しいピックアップとかも届いてるのでいろいろやりたいんですけどね…。
まあどちらもボチボチやっていきます(^_^;)
機材紹介 「SX KTL-300 改」
いきなり改造後の全身図からご紹介
こちらは手持ちのギターの中ではルックス的にも音的にもかなり気に入っているものの1つです。
いつものことですが改造前の画像は撮り忘れましたので(-_-;)…例によって拾い画像を貼ります。
元はこんな感じでした。
ちなみにアメリカ国旗はペイントではなくただのシールです(^_^;)
僕はギターの中でテレキャスターのシェイプが一番好きです。その理由からテレキャスタータイプのギターを一番多く所持していますが、テレキャスターのシェイプでfホールが付いているシンラインのルックスにはかなり憧れがありました。だってかっこ良くないですか!?(*´-`)
さらに微妙にセミホロウになっているところがまたいい(*´∀`)
で、基本的に僕は安ギター収集家なので、安価なシンラインタイプを探していたところ、Legend(Ariaの低価格ブランド)からも発売されていることが分かりました。
安ギターの代表格であるLegendのものということで若干の迷いはあったものの、ルックス的にはしっかりしたシンラインタイプだったので何ら問題なしということで早速ポチろうとしていたところ、例の楽器マニアの同僚※から「シンラインタイプが欲しいならもう少し頑張ってSXのやつ買いましょ」とのアドバイスがありました。
(※この人意外とこのブログでの登場頻度が高いです)
この同僚は中古ギターは好きだけど安ギターには基本あまり興味がないので、特定の安ギターブランドを薦めてくることは珍しいんです。そこでいろいろ話を聞いたり自分でも調べてみたところ、SXはスペインのメーカーで、上記のようなナチュラルフィニッシュの良い感じのシンラインタイプを製作していることが分かりました。
SXはメーカーとしての評判はやはりまちまちですが、安価というだけでボロクソに言う方がホント多いので、ネットの評判ってマジで当てになりません。しかし僕はその同僚の助言はかなり信頼しているので、結局そのままSXのものを購入する流れになりました。
そして実物が届いて確認したところ、この価格帯からしたら作りはかなり良く、何よりボディだけでなく指板の塗装や仕上げも丁寧に施されており、同僚の言った通りかなり満足できるものでした。同僚曰く「素材がいいから、ブリッジやナットもちゃんと良いものに変えたらかなり化けると思う」とのこと。
しかし唯一の不満が…
ネックポケットにシム的な端材が…
これにはちょっとがっかり(;_;)
まあ安ギターあるあるではありますが…
ちなみに同僚はSXのテレキャスタータイプではなくこっちの方が気になっていた模様。
こちらは改造後のボディ
どうせ改造するならピックガードもがっつり変えてしまいたい…ということでホワイトパールからミントパールに交換。もちろん板から作った自作です。
ネックピックアップはシングルコイルからDuncanのフィルタートロン系に、ブリッジピックアップはDimarzioのものに交換。
ネックピックアップはDuncanから近年発売されたグレッチのフィルタートロン系ピックアップ「Psyclone」のVintageにしました。これずっと気になってたんですよね。
Vintageと名が付いてますがわりとすっきりした音で、がっつりカントリー系というでもなく、悪く言えば個性は薄いとも言えますが、幅広いジャンルや曲で使えそうです。
ブリッジピックアップはDirmarzio DP178 True Velvetに交換。こちらもまたヴィンテージとモダンの中間というか、モダンよりかはヴィンテージ寄りですが、キンキンしない絶妙な心地良いシングルコイルの音がします。
ハムバッカーだとやはりDuncanのイメージが強いですが、シングルコイル、特にテレキャスター系については僕はDuncanより断然Dimarzioを推しますね。
シンラインということで、改造する以上は単純にシングルコイル×2ではなく、セミホロウに合うピックアップの組み合わせにしたかったんですが、個人的にはどちらのピックアップも当たりだったと思っています。ミックスの相性も良く、何よりフロントがフィルタートロンのシンラインは見た目がかっこ良い!(*´-`)(自画自讃)
余談ですが…テレキャスターシンラインのスタンダードなレバーの位置ってストロークの時に絶対邪魔ですよね!?あんな位置でみんな普通に弾けるもんなんですか…?(-_-;)
というわけで久しぶりの更新で、そして久しぶりの機材紹介でした。
今回のSXもそうですが、お盆期間中は手持ちの楽器の改造になるべく時間を使うつもりです。
もう1つ2つくらいは改造を終えて機材紹介できたらと思っています(^-^)
1号機&2号機 &長女(黒猫)
コンポーネントギター1号機と2号機をそれぞれ知人に譲る日が近付いてきたので、最後に2ショットを撮っておくことにしました。
※背景を広く取れる場所がなかったので後ろに白布を垂らしてます(-_-;)
こうして見ると
どちらもなかなか個性的ですねぇ…(^_^;)
実験的に作ったものではありますが
どちらにもそれなりに思い入れはあります。
弦高やオクターブの調整も終えてだいぶストレスなく弾けるようになりました。
所詮は素人が組んだものなので、当然ですが僕が生きてるうちは修理や調整は責任をもって基本無料で受け付けるつもりです。
これから新天地でたくさん弾いてもらえることを願って…
おまけ
今まで全然入らなかったのに
なぜか今日はずっと入っている…
それにしても…
親バカにしても…
ちょっとかわいすぎないか…?(*´-`)
コンポーネントギター2号機⑥ 完成
ようやく完成です。
よもやここまで時間がかかるとは…
そしてブログの記事も6回にも渡るとは…
まさかの長編になってしまいました(-_-;)
早速改造前の状態と併せて画像を貼っていきます。
まず全身図
ビフォー(改造前)
アフター(完成形)
今回は塗装のリフィニッシュはしていません。
この写真では若干ワインレッドっぽくも見えますが、実際はキャンディアップルレッドです。
次にボディ
ビフォー
アフター
この画像だとわりとちゃんとキャンディアップルレッドっぽく見えますね。
前回の⑤の記事でも解説した通り、ピックアップはフロントとリアがP-90タイプ、センターがストラトシングルコイル、コントロールは3wayスイッチがフロントとリアのP-90にのみ有効、フロント&リアボリューム、センター独立ボリューム、マスタートーンの2ボリューム1トーン仕様です。
配線の関係上ミュートはしづらくなりましたが、センター独立ボリュームを採用したおかげで、P-90×2発のみ、またセンターのシングルコイルのみを含めたピックアップの多様な組み合わせ(7通りかな?)が可能となっているので、実際弾いてみてもなかなか面白い感じに仕上がりました。
ピックガードは元のものを流用しています。
ボリュームとトーンの配置がおかしいことに気づいた方のために理由を説明すると…
僕は個人的にストラトのスタンダードなノブの配置が苦手で、ストロークの際にリアピックアップ付近のボリュームノブに手が当たってボリュームが変わってしまうことがしばしばあります(要は下手だからなんですが…)。なので手持ちのストラトタイプのギターはノブの位置を変えちゃったりしてます。
今回は元のピックガードを流用するということで、ノブの配置の移設まではしなかったんですが、ストロークの際に手が当たる可能性を考えた結果、リアピックアップ付近のノブは通常通りボリュームノブにするのではなく、演奏時に値が変わってしまったとしても実害がより少ないと思われるトーンノブを配置したというわけです。
要はビビりの産物というわけですね(-_-;)
別に人前でライブをする予定があるわけでもないんですけどね…。
さらに、ポットがそのままの位置だとリアピックアップとトーンノブが干渉してしまったため、ポットの穴を微妙にずらして開け直したことは前回の記事でも触れました(-_-;)
アフター

凹みもパテ埋めで修正しています。
個人的にヘッドがカラー塗装されているギターは好きではないので、このリフィニッシュは僕にとってはマストでした。
裏面のアフターの画像も一応載せておきます。
裏面は何の変哲もないただのストラトタイプのギターですね…。改造前とも特に変わっていないのでビフォーの画像は割愛しました(^_^;)
あえて言うならオイルジェルはヘッドだけでなくネック全体に塗ったので、そのせいで多少艶が出ていることくらいでしょうか。
それにしてもジャンク品だった割に大きな傷など殆どない綺麗なギターでした。こんな掘り出し物がまた見つかるといいなぁ(*´-`)
最後に、今回の改造に時間がかかった要因と学んだことを以下にまとめます。
・フォトジェニックのギターの配線材がかなりの安物であったため、半田付けの過程で半田の熱による断線を繰り返してしまった。
→これが時間がかかった一番の要因です。今までもバッカスとかプレイテックとかの安いギターを元の配線材を流用しつつ改造したことは何度もありますが、こんなに断線祭りになったことは一度もありませんでした。一体どんな配線材を使っているのやら…。「コンポーネントギター2号機③」の記事で書いたピックアップの作りにしてもそうですが、安ギターの中でもフォトジェニックのコストカットのやり方はある意味別格かもしれませんね…。
・古いポット、特にミニポットは故障しやすいものである。
→安いギターを実験的に改造する際には、配線材に加えて古いポットもよく流用しています。今回は別のギターを改造した時に余ったかなり古いミニポットを流用したこともありますが、配線の作業の最中にミニポットが2つもご臨終してしまいました。これは単に運が悪かったとも言えますが、やはり安物のポット、特にミニポットは壊れやすいんだと改めて認識しました。
そして改めて思ったこと
↓
・フォトジェニックに対していろいろ言いはしたけど、ちゃんと調整することで楽器として普通に弾けるようになるのはこの価格帯からしたらスゴイとは思う。
・そう考えるとプレイテックなどのギターのコスパはやはりハンパないと思う。
・配線材として定番のベルデンは、わりと高価なだけあってやはりかなり優れている。ベルデン様々。
・そして半田はやはりケスターのものが使いやすくて品質も悪くないと思う(しかし品質については素人の自分では確証までは持てない)。
・今回からワイヤーストリッパーを導入。もっと早く導入しなかったことが心底悔やまれるくらい作業時間が短縮された。これがなければ完成までにはさらに数日かかっていたと思われる。いやマジで。
というわけで、2号機の改造は時間もかかった分、いろいろと勉強になって気付きの多い作業となりました。
今後はコンポーネントギター製作は(たぶん)しばらく休んで、手持ちのギターの改造に時間をかけようと思っています。
でもたぶんリサイクルショップ巡りはやめられないだろうし、そこで今回みたいな良い出会いがあったりしたら…また買っちゃうだろうなぁ(-_-;)
まあ、あまりあれこれ決めないで気持ちの赴くままマイペースにやっていきたいと思います(^_^;)
最後に…
人間の娘(6歳)
完成した2号機を見てどうしても弾きたいと言うので
アンプにつないであげた
もちろんめちゃくちゃに弾いている
しかし
(隠してますが)
←ずっとこういう顔で

目を瞑ったりしながら
めちゃくちゃドヤって入り込んで弾いている…
雰囲気だけはまあ…出てる…
かな…?(-_-;)