ENSEMBLE ni-ke -25ページ目

horii hitoshi 展「紙雑貨ばっかり」


このブログのプロフィール欄でもご紹介させていただいているイラストレーター、ホリイヒトシさんの展覧会が昨日・今日と小樽市で開催されていたそうです。


事後のご紹介になってしまい大変恐縮ではありますが、展覧会の詳細について載っている小樽観光協会のホームページのリンクを以下に貼らせていただきます。





いや~~~行きたかった!!
こんなご時世でなければなぁ…(T-T)


プロフィール欄にも書いていますが、ホリイさんの描くイラストは色彩豊かで温かくて、これでもかというほどにホリイさんの朗らかな人柄が表れている唯一無二の魅力があります。

アンサンブルの活動期にはプログラムやコンサート告知のチラシなどに無償でイラストを提供してくださっていました。僕ら夫婦にとっては大恩人です。


現在も小樽運河沿いの路上でイラスト付きポストカードなどを販売していらっしゃるので、小樽にお越しの際には是非!ホリイさんのイラストを一度ご覧になってみてください。

露店なので天候などによりますが、晴れの日であればだいたい営業されていると思いますよ~(^-^) 

コンポーネントギター2号機①



2号機ですが、まだ何にも手はつけてません。




まずは構想を妄想中…




とりあえずバラしてみました。



やっぱりボディはきれいなので塗装は剥がさず組むことにします。





ザグリはこんな感じ。
弁当箱じゃなかったけど、むしろこれから弁当箱にしちゃうかも。

ブリッジやコマは汚れてはいますが磨けばすぐきれいになりますね。
イモネジだけちょっと錆びてました。




コントロールキャビティ

ルーターの削り残しや謎のドリル痕など…

まあこんなもんでしょう。





バックパネル裏の金属類はほぼ新品同様でした。

でも、ネックプレートがどうやっても取れない…

完全にトップコートの塗膜と密着してました。
そこが一番の残念ポイントかな。

なので諦めてネックプレートはこのままにします。
どうせ塗装剥がさないし。





ネックポケットは1号機と比べるとすんごくきれい!
ありがたい。


ちなみにピックアップも普通に生きてました。
今後流用できるのでそれもありがたい。



あとは

ピックアップ配列を妄想中…




こんなんどうかな!?
と楽器改造仲間の同僚に聞いたら

「それはないでしょ」と一蹴されました…


なので今回はおとなしくP-90×2にしとこうかな…(*´-`)


ちなみに



コレなら80年代風なのでアリらしい。

3号機を作ることになったらコレにしてみようかな…。



とりあえずボディカラーはキャンディアップルレッドのまま、ピックアップはP-90×2、スイッチはレバーじゃなくてミニスイッチ?にほぼ決定。



こういう妄想…いや構想を考える時間って実のところむちゃくちゃ楽しいですよね。






今日のおまけ


次女(人間の娘)が寝てから僕がギター部屋に移動すると必ず起きてついてきてくれる長女(黒猫の娘)


僕が座って作業してる横の座椅子にいつも陣取ります。

主な仕事は父の面倒を見ることですから…

でも眠そうな顔…



そして寝て待つ。



デカい…


そして、遅くまで作業してると起きて「早く寝なさい!」と必ず怒り出します…


たぶん今日も怒られるでしょう…(-_-;)


僕に対してだけ面倒見が良すぎる長女でした…

次なるコンポーネントギターは…


最近まで製作過程をアップしていた
コンポーネントギター1号機



わざわざ「1」号機と言っていたのには訳がありまして。




実は既にこれを購入していました…



フォトジェニックのストラトキャスタータイプ。色はキャンディアップルレッド。


ジャックがプレートごと欠損していたのでジャンク扱いで安かったのです。ボリュームノブも付いてませんね。





でもボディは結構きれい。

バック

さすがに細かい傷はあります。




目立つ大きな凹みはここくらいかな。


フレットもさほど減ってないし、パーツもほぼそのまま使えそう。ピックアップは生きてれば儲けものですが、おそらく大丈夫でしょう。


今回はボディの塗装は剥がさずに組んでみようと思ってます。


ネックはヘッドの凹みの修正も兼ねて、たぶん塗装は剥がします。リフィニッシュは恒例のXOTICのオイルジェルかなぁ。


ピックアップは勿論大幅に変更予定です(*´-`)



コンポーネントギター2号機の製作

焦らずぼちぼちやっていこうと思います(^-^)







おまけ


長女の…怒り顔!?



違います…あくび途中の顔でした。



そんなとこ撮らないでよ…

まさかブログに載せるつもりじゃ…



…と、言ってる気がする。


まあ、載せてますけどね…(*´-`)

ウクレレのリビルド④ 完成


ウクレレのリビルドも終盤になりました。

塗装のトップコートは予告していた通りXOTICのオイルジェル「XP-OG1」を使用します。



塗装作業中の画像はありませんが、基本は布に付けて塗布していきます。塗布後に別の布で余分なオイルジェルを拭き取って乾燥、の繰り返しです。また、塗り重ねる前には下地を整える目的からスチールウールで表面をごく軽く研磨していました。

注意書きには乾燥まで4時間かかると書いてあります。普段なら2~3時間位待って塗り重ねてしまうところなんですが、今の湿度の多い時期はなかなか乾かないので、やはり4時間くらいは必要ですね。

乾いたかどうかの判断は、僕は塗布した後の布の固まり具合で判断しています。布にオイルジェルが付いた部分がある程度乾燥して固くなったら次を塗り重ねるようにしていました。

塗り重ねが終わった最後だけは、表面が毛羽立たないようにスチールウールでの研磨はせず乾いた布で入念に表面を拭きました。


オイルジェルは今回は指板に2回、全体には3回塗布しました。指板に塗ると毛羽立ちがなくなって弾き心地が良くなります。

塗布が終わって乾燥後の画像です。


XOTICのオイルジェルは質感としては薄めたジェル系接着剤のような感じで、若干黄色というか薄茶色っぽい色をしているので、塗り重ねると少し色が付いてきます。


こちらがオイルジェル塗布前の裏面の色


こちらがオイルジェル塗布後の裏面の色

写真を撮った場所の明るさの違いもあるかもしれませんが、塗布前と後の色の印象は結構変わりますね。ネックの部分は結構しっかり艶が出ています。


オイルジェル塗布後のサイド

着色時のムラが少し見られます。
画像ではかなり赤っぽく見えますが、実際にはもう少しピンクの印象は残っています。オイルジェル塗布後の方が少し落ち着いたピンクになったので個人的には好みです。



塗装を終え、いよいよ最終調整です。

まずは新しいペグの換装。
横にあるのがもともと付いていたギアペグです。

さすがにまだチューニングは安定しませんが、新しいペグの方が明らかにチューニングは狂いにくいです。



弦も新しく張り直しました。

ソプラノウクレレの開放弦のチューニングは本来4弦からGCEAになります。僕はウクレレの運指はよく分からないので、今回はチューニングを4弦からGCFB♭に変えて、ギターの3~6弦の3カポと同じチューニングにしてギターの運指で弾けるようにしてみました。これならギターの弾き方の入門として娘に少しは教えられる気がします。


Low-Gとは、本来3弦より音が高い4弦の音を1オクターブ下げた仕様の弦ということです。

初期仕様では白かった弦が図らずも黒い弦に変わりました。この方が好みです。
さらにボタンの色が赤いペグに換装したので楽器の色ともマッチしています。



完成形のボディ


アップリケ的なプレートもごく薄いピンクで塗ってみましたが、あまり分かりませんね。


自作のカエデ製ブリッジもちゃんと機能しています。良かった。


完成形の裏面


リビルド前の全身図
ビフォー


リビルド後の全身図
アフター


手作り感は出ましたが、娘の要望通りピンクになって生まれ変わりました。


娘に見せたら喜んでくれましたが、当初リビルドに乗り気ではなかった奥様が娘以上に喜んでくれたので良かったです。


黒猫ハートのアップリケを付けて正解だった!
(やはりそこが最大のポイントらしいです)


ウクレレのリビルド③

コンポーネントギター1号機が完成したので、次は娘のウクレレのリビルド作業を終わらせるべく進めていきます。



塗装を剥いでカエデ材で作った手製のブリッジを取り付けるところまで終えました。

これから再塗装に入ります。


まずは着色。

今回着色に使う塗料はこちら


ワシンのポアーステイン。水性の顔料系塗料ですね。娘の要望を受けてピンク系の「オールドローズ」なる色をチョイス。

余談ですが、ポアーステインは今こんなにたくさんの色があるんですねー



基本は刷毛塗り→布で軽く拭き取りの繰り返しです。
着色の1回目はポアーステインを水で1:1で薄めて塗りましたが、薄すぎたので2回目以降は結局原液のまま塗りました。



2回目の着色が終わった状態




予想の範疇ではありますが、研磨をしすぎた箇所は塗料があまり乗らずムラになってしまいました。経験上こうなると何度塗っても多分これ以上塗料は乗りません。

ポアーステインなどの顔料系の水性塗料は水で薄めたり刷毛を水洗いできる手軽さがメリットですが、下地作りをかなり慎重にやらないと塗装ムラができてしまい、さらにその修正が難しいのがデメリットですね。木材に染み込むので一度塗ってしまうと研磨しても色は落ちにくいと思います。また、パテ埋めや接着剤を使った箇所にもおそらく塗料が乗りにくくなるので、そこを理解したうえで使用を検討したほうがいいと思います。



裏面はまあまあムラなく塗れました。




着色3回目。これも原液のまま塗っています。




塗装ムラが目立つ箇所にステッカーとか貼っちゃおうかな…と思い立ち、昔どこかで買った木製ブローチに少し手を加えてステッカーの代わりに貼ってみました。アップリケ的な。
厚さは指板より薄くして弦と干渉しないように加工してあります。接着にはブリッジと同じくタイトボンドを使いました。タイトボンドは楽器改造の強い味方ですね。




裏面




ネック裏。
ペグは別のものに交換するので、ペグ穴を拡張し古いビス穴を埋めています。




ブリッジもあえて一緒に塗ってみました。


うーん…ブリッジは着色しないでカエデの質感を残したほうが良かったかなぁ…



完成まで載せたかったんですが、長くなってしまったので次回の記事でトップコートと完成までをアップしたいと思います。