日立丸ノコ修理 ① | Engineer’s Laboratory

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久々に修理ネタです。

今回は丸ノコです。

一般家庭には無いかな?大工さんとか、DIYやってる人くらいしか持ってないと思います。


100Vのモーターが付いた工具って基本は同じなので、いろいろ参考になるかと思い、ブログにまとめておきます。

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日立工機 C7BA2 

1995年製って30年近く前のものです。

最近の丸ノコは安全のためにブレーキが付いていますがこれにはありません。


さて、症状ですが、電源入れても回らないとのこと。


スイッチを握るとモーターの唸る音がします。

ということは何かが引っかかり、過負荷の可能性大です。



まずは、ロックが掛かっていないか確認します。

下の写真中央のL字の金具です。

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問題なさそうです。

次に刃を手で回してみます。



びくともしません。完全に引っかかってます。

無理やり回すと「ゴリッ」という感覚があった。

ベアリングの破損が一番怪しいですが、木くずが隙間に引っかかっていたりすることもあるので、順番にバラシて点検することにします。

マイナスのドライバーで黒いキャップを外すと・・・

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イメージ 5

バネの付いた黒い部品が出てきます。これがブラシって部品です。

これが電極になって、モーターを回している重要な部品です。

使っていると摩耗して、黒い部分がすり減っていくので交換が必要になります。

これは問題ありませんでした。

180°反対側にも同じようにブラシがあるので確認します。

こちらも問題なしです。

やはりベアリングが怪しいですね。

次回へつづく・・・。