ところでビジネスの世界で良く使われる手段として「30 - 60 - 90 days process (30-60-90日プラン)」というものがあると思います。
初めて挑戦する 大きな物事に取り組む際に、30日・60日・90日ごとの節目のゴールを設定して進める、というようなことだと思います
ただ、私はそれを知りませんでしたし、また同僚の方々もほとんどの方が知らなかったようでした。
実は 今回の社内の大規模Re-orgに手を付ける際に、我々の大ボスが提示してきたのがその「30-60-90 days process」でした。
「この組織再編成はじっくりと、30-60-90 days でやるぞ!」 ということだったのでした。
それを聞いて、私を含む多くの人は、90日 = 約3カ月 かけてこの組織再編成を行うのだと理解しました。
ということは、この組織再編成は7月から始まりましたから、7月 + 90 days = 10月、 つまり10月には結論が出るということになります。
ところが。
結論から言いますと、その大ボスが言っていた 30-60-90 days というのは、30日+60日+90日=180日掛かりでやる、という意味だったのです
このことが明らかになったのは、つい10日ほど前のことでした。
大ボスが、「現状と今後について」みたいな感じのタイトルのMeetingを、部門配下の社員全員を集めて行ったのですが、
まあ当然我々はそのタイトルからも「さすがに今度こそ、この大Re-orgの結末を聞かされるのだ」と覚悟をして臨みました。
しかし、彼の口から出た内容は、最終決定は January だということだったのです
January(1月)まで ということはつまり、第一ステップに30日(8月まで)、第二ステップに60日(10月まで)、第3ステップに90日(1月まで)かけるという意味だったのでした
「は?なぜそんなに時間をかける必要があるのだ?」という意見が聞こえてきそうですが、
これはつまり、大ボスは真剣だということだと思います。
彼は今回統合しなければならない2つの部門のことについて、7月までは全く知らない状況でしたから、
半年かけて我々のビジネスの表面的なことだけではなく、現場で生じる数字に表れにくい問題などもすべて理解してかつドライブできるレベルになった上で、
最善のRe-orgをしようとしている、というように解釈するのが正しいと思われます。
事実、我々のマネージャーから間接的に聞いた限りでは、その大ボスの 我々のビジネスに対する理解度は非常に深くて的を得ており、付け焼刃ではない本物のマネージメント力を感じられるということで、
流石だと思っています。
とりあえず今言えることは - 私は来年1月まではクビにならないですみそうだ ということですね(我ながら小さい。。)