アメリカの失業保険 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

先週 Layoff(大量解雇)の対象となりましたが(関連記事)、

子供の将来のためにも 奥さんの幸せのためにも 自分自身のキャリアのためにも、

当面はアメリカで頑張ろう

と考えています。(関連記事

その際、最初に考えなくてはならないのは当たり前ですが

生活費含む家賃)をいつまで払い続けられるか

になると思います。

持ち家があるならば アメリカにいられる期間はもちろん長くなると思いますが、

我々はアメリカに持ち家はなく、このあたりの家賃相場はとても高いです。

貯金を切り崩してすべてを払っていくと、まあそんなに何年もは持ちません_

したがって、せめて家賃分だけでも賄える仕組みが必要です。

しかし「そんなお金の生る木みたいなものがあるのか?」という話ですが_

ワシントン州の Employment Security Department の失業保険制度を使えることが分かりました。

https://esd.wa.gov/

アメリカのCitizenshipを持っていない人が失業保険を受給できるのか?」と誰もが思うと思いますが、

グリーンカードホルダーは、受給の対象でした。smile

実際、数年前にやはりLayoffになってしまった日本人の同僚の方が、同じようにグリーンカードホルダーで日本人国籍でしたが(ちなみに彼は超優秀なエンジニアです。なぜLayoffの対象になったのかさっぱりわかりません)、次の仕事が決まるまで実際に失業保険を受けていたそうです。

なお、そもそもグリーンカードの効力は結構高く、市民権を持っている人との差は ほぼ選挙権の有無のみであるといわれています。失業保険の対応もアメリカ国民と一緒であるということです

失業保険を申請するには、ワシントン州の Employment Security Departmentのページ(https://esd.wa.gov/)に行き、アカウントを作ってApplicationをSubmitするのですが、

途中で以下のように、「あなたは市民権を持っていますか?もしくはアメリカ国民ですか?」という質問が表示されますので、ここを「No」と答えますと、

次のページで「じゃあ何の移民ドキュメントを持っているのですか?」と聞かれますので、

ここで I-551グリーンカードのことです)を選択すれば、先に進めますsmile

なお、私は現時点ではまだ今まで通りの給料を受けていますので(7月上旬までは、仕事も入館許可もないけれども社員です。まさに幽霊社員。。)、申請はできません。

7月になっても職が決まらなかった場合に申請することになると思います。

申請後には、一週間に3回、就職活動報告をする必要があるそうです。例えば〇〇にApplyしたとか、そういう情報とその証明を提出することで、失業保険が週払いで出るということです。

金額に関しては、まあだいたい 家賃分と光熱費通信費をすべて払って、食費が一週間分くらい残るかというくらいの金額のようです。

・・まあ、どうしても貯金を切り崩しながらでないと生活できないと思いますが、

食費だけということであれば、まだ当面は賄えるかと思います。

アメリカの失業保険の最長給付期間はほとんどの州で26週半年くらい)だそうです。

したがって、通常、完全に退職になってから半年以内に次の職を見つけられるかどうか、というのが一つの目安になってくると思います。

もちろん、数年暮らせる貯えがあるとか、ポートフォリオなどの収入によって十分暮らせるということであればこの限りではないと思いますが。