誰でもフィルターを通して現実を見ている!? | ママのための。ムリせずムチャせず自宅企業!

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まだ子供たちが幼稚園児や乳幼児だったころ。

 

毎日ご飯の準備をするのが精いっぱいで、家の片付けまで手が回らなかった私。

 

「主婦で家にいるんだから片付けぐらいしたら」って言われるかしら。

 

疲れて帰ってくる旦那さんも、散らかっている部屋を見たら余計疲れちゃうかも。。。

 

と思いつつも、4人の子どもたちにご飯を作って、外に遊びに連れて行って、お風呂に入れて、洗濯物を干して・・・という日々で、目の前のことをするのがやっと。

 

そんな私に、旦那様がかけてくれた言葉。

 

 

「部屋が散らかってるのを見ると、今日もいっぱい遊んだんだなあってうれしくなる」

 

ぽか~ん。衝撃。

 

そんな感じ方があったとは!!

 

こんな風に、「自分が思ってたのと違った反応を返された!」という経験はありますか?

 

それは、「フィルター」のせいかもしれません。

 

 

誰もがかけている「フィルター」

 

「誰でもフィルターを通して現実を見ている」

 

って聞くと、「そんなことないでしょ~」「事実は一つだし」なんて思ってしまうかもしれません。

 

でも、その「事実」のとらえ方は人によって違います

 

それが「フィルター」。「色眼鏡」「価値観」と言ってもいいかもしれません。

 

物の見方、とらえ方は、生まれ持った性質、生まれ育った環境、周囲の人の考え方、今まで吸収してきた知識、などが影響しているのです。

 

 

有名なたとえ話は、コップに水が半分入っているのを見て

 

「半分も入っている」と思うか、

 

「もう半分しかない」と思うか。

 

これだけでも、物事を楽観的にとらえているか、悲観的気味にとらえているかに分かれます。

 

 

 

学校の宿題について「やるべき」と思うのか、

 

内容を理解していれば必ずしもやる必要はない、と考えるのか、

 

小学校の間はやらなくてもいい!と考えるのか。

 

 

1人で過ごしている子どもを見て

 

「さみしそう!お友だちを作れるように先生にも声がけをしてもらおう」と思うのか

 

「一人を楽しめる子なのね」と思うのか

 

「お友達と過ごすよりも一人が好きなのね」と思うのか。

 

 

 

物事によって、「大多数の人はこう感じる」ということはあっても、隣の人もそう感じているとは限らない。

 

なのに、「みんな普通こう考えてるでしょ」という意識でいるから、すれ違いが起きてしまいます。

 

 

難しいのは、「自分が思っているように他の人も思っていると無意識に考えている」ってこと。

 

そう「無意識に」。

 

自分では気づきにくいんです。

 

だから、せめて「違う考えの人もいるかも」っていつも頭の隅に置いておく。

 

たくさんの人と話をして、いろんな考え方を知っておく。

 

それでも、気づかないうちにフィルターはかかってしまうものだから要注意です。

 

親子でかけているフィルターが違ったらどうする?

 

親子でも、かけているフィルターが違うこともあります

 

子どもに対して「親の私とそっくりだわ!」と思うわけではないのです。

 

子どもを見て、「自分とは違うタイプだな」と感じるのなら、自分が当然と思っていることが子どもにとっては当然ではないかもしれない、というスタンスを忘れないようにすることが大切です。

 

親としては、「自分は友達と過ごすのが楽しかったから、一人でいるのはかわいそう」と、良かれと思ってすることが、余計なお世話になることもあるのです。

 

1人でいることが好きな子に、無理やりお友だちの輪の中に入れ、というのは、本人にとってはストレス。

 

では、どうしたらいいのか?

 

本人に聞きましょう。

 

だって、この世の中に存在するのは一人として同じ人はいないからです。

 

自分と同じように物事をとらえ、感じている人なんて、ほぼいない。

 

たとえ自分がおなかを痛めて産んだ子でも、どんなフィルターを掛けているのか?つまりは、どんな価値観を持っているのか?は聞いてみないと分かりません。

 

聞くときに「なんでこうなの!」なんてテンションで聞いてはいけませんよ。

 

普通に、「分からないから教えてほしい」と聞きましょう。

 

相手が話しやすいように。

 

これ、大人相手なら自然にしているのではないでしょうか?

 

自分とは価値観が異なる相手の行動を理解しようとして質問する。

 

頭ごなしに否定することなく、普通のテンションで。

 

できるはずです。

 

相手が子どもだからと言って、高圧的に言っていい理由にはなりません。

 

お互いを知り、理解しようとする姿勢。

 

相手がだれであっても大事にしたいですね。

 

 

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