「親が子どもに伝えられること」って何があるでしょうか?
知識?教育?情報?
でも、どれも時間が経てば正しいと思っていたものがそうでなくなったり、時代に合わなくなったりします。
では、何を伝えればいいのか?
私は「親の姿勢」だと思うんです。
「子どもに残せるものは頭の中にだけ」
これは、私の母に言われた言葉です。
「親が子どもに残せるものは、頭の中に残るものだけ。だから教育は大事なんだ」
言われてから、本当にそうか、シミュレーションしてみました。
お金だったら?
子どもが好きに使ってなくなるかもしれない。
残りはしない。
同じように、「財産」と呼ばれるものは、自分が散在したり、誰かにとられることを考えると「残る」とは言えない。
環境も、変わっていくから残らない。
でも、頭の中なら?
誰にも取られることはない。
記憶しておけば減るものでもない。
確かに!!と思いました。
では、頭の中に何を残すことができるのでしょうか?
頭の中に残すことができる変わらないモノとは?
母は「教育」だと言っていました。
教育の定義もいろいろあります。
学校で習うことや、生活の中で、体験しながら得るものなど。
確かに大事です。
社会生活を送る上で、必要。
ただ、最近思うんです。
技術の発達が目覚ましく、変化の激しいこの時代、「正しい」と思われる情報はもしかしたら変わっていくんじゃないかって。
歴史だって、新たな発見があって教科書が変わる、ということもありますよね。
それと同じ。
だから、頭の中に残すものは「教育」だけかと考えるとちょっと違う気がする。
じゃあ、頭の中に残る変わらないモノって何?
それも「親が」残せるもの。
私は、「姿勢」だと思ったのです。
子どもの頭の中に「親の姿勢」が残る
「姿勢」と言っても、「背筋が伸びてるなあ」の姿勢ではありません。
物事に対する姿勢です。
子どもを大切に思う姿勢。
子どもに大事なことを伝えようとする姿勢。
日々の家事を回しながらも、子どもの様子に目を配っていきたいという姿勢。
人生で何が大切かを探求し続ける姿勢。
人は人にどうあるべきかの姿勢。
家族の在り方。夫婦の在り方。
「想い」「考え方」とも言い換えられるかもしれません。
時代とともに子どもに伝えたい情報の内容は変わったとしても、「子どもに良いことをしてあげたい」という親の姿勢は変わらないのではないかと。
そして、子どもの頭の中にもいわゆる「情報」が残るというよりも、「親がこんなふうにしてくれた」という親の背中のようなものが残るのではないでしょうか?
自分のことを振り返って考えてみると、
「人と人との関係は信頼で成り立つ」という姿勢(考え方)
「たとえケンカをしていても朝の挨拶はきちんとすべき。一日を無事に過ごせるように」という相手の無事を願う考え方
「行ってらっしゃい」に「気を付けてね」を付け加えて言うこと
祖母が言っていた「いってらっしゃい」の代わりに「お早うお帰り」という言葉とその想い
など、やはり、「姿勢」「考え方」が頭に残っているように思います。
しかも、頭に残っているその「想い」は、しっかりわが子にも伝えられていくわけです。
もしかしたら、私が受け取った「想い」は何世代も前からのものかもしれません。
そうすると、親が子どもに残せる頭の中のものは「想い」「姿勢」「考え方」であり、それは子々孫々と受け継がれていく、ということ。
親は責任重大ですね。
でも、そこに、「必要なものを自分の基準で選び取っていく姿勢」があったなら。
きっと親の考えだけにとらわれず、臨機応変に対応して行けるんじゃないかと思います。
日々の親の姿勢が子どもの頭の中に残ります。
だから、親の在り方が大切なんです。
父と母から受け継いだ「想い」が子どもの頭の中に残って、それがさらにその子どもに伝えられていく。
こうやって考えると、何世代か先の世界にも影響を与えているわけです。
「世界」と思うと、なんだか話が大きくなってしまいますが、要は、目の前の子どもの幸せを願うということ。
子どもの幸せを願った「想い」が、世界に広がっていくなんて、素敵ですね。
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