ペンギンパレードの次に行ったのは、あざらし館
寝返りを打ったり、エサのためなら、どんなかっこでもするみたいですが…
ペンギンパレードの次に行ったのは、あざらし館
寝返りを打ったり、エサのためなら、どんなかっこでもするみたいですが…
2007年1月のニングルテラス
その店先には各お店にちなんだ
個性溢れるゆきだるまがありました。
ニングルは森の小人
倉本聰さんの『ニングル』によれば、
「噂は(東大演習林の)樹海のどこか奥深く、人間社会から隔絶された場所に、ニングルという名の小人の社会が古来存在するというものであった。」
ということで、倉本さんが初めてその話をきいたのは、「当時麓郷で電気屋をやっていたチャバなる土地の青年からである。」ということでした。
チャバさんは、『北の人名録』にも登場する最重要人物で、空知川のイカダ下り大会で使う竹竿に踏切の遮断機を拝借しようとして倉本さんを慌てさせた人ですが、「ジェロニズムラウンジ 」のUさんによれば、北海道には竹林は無いとのこと、竹竿を入手するのはさぞ難しかったのだと、妙に納得してしまいました~!
富良野に伝わるニングル伝説には概略二筋の大きな流れがあるそうです。
「一つは布礼別から富岡にかけて古老の間に伝わる伝説で…、アイヌ伝説におけるいわゆるコロポックル、あの末裔であるという説。」
「今一つは麓郷から西達布にかけての林夫の間に伝わるもので…、コロポックルとは種族を異にし、どっちかといえば木の洞(うろ)とか根の間を利用してかなりウッディな生活を営む、そういう小人だという説である。」
じつは、そのニングルの棲家は、あの「ニングルテラス 」内にもあるのですが、彼らはかなり神経質なので、「のぞくときには、露骨にならぬようなるべく横目でのぞきましょう。」とのことでした。
コーヒーハウスの名前、チュチュはニングルの若者の名前です。
(といっても87歳がニングルでは若者なんだそうですが…)
当時のニングルテラスは、まだ熊が出没したようで、チュチュの家にも熊が激突したそうです
。
そのすぐ横にあった巨大キノコ(自分が小人になったような気分でした。)
そしてこちらは、チュチュの家でいただいた「焼きミルク」、クレームブリュレのような味でした~♪
2009年7月のニングルの棲家。小川の水がキレイでした。
(ニングルの唄)
ソノナワワッカ
ベデナイジャ
シシキコイタラ
ベタルッゾ
ワッカは飲める水、ナイは安全な川(稚内、真駒内、幌内など)、
べは飲めない水、ベツは暴れ川(石狩別、忠別、愛別など)だそうで、
ニングルの唄は、
「その流れはワッカ
ベではないじゃ
オシッコをしたら
ぶたれるぞ」
という意味だそうです。
倉本聰著『ニングル』より
この本は、雑誌「諸君」の1985年1~12月号に連載されたものですが、誰にも話してはいけない?ニングルの秘密を、連載というカタチで、雑誌に発表してしまったのは、著者である倉本聡さんの止むに止まれぬ衝動によるものと思われます。
たとえば、この本の冒頭には、
『噂はその樹海のどこか奥深く、人間社会から隔絶された場所に、ニングルという名の小人の社会が古来存在するというものであった。』
とか、麓郷木材(ドラマ『北の国から』にも出てくる!)の社長さんが、
『・・・山で食べていたカッパエビセンと交換に使い古したニングルの靴下を右片方だけ贈与されていて、これは僕自身も見せてもらったのだが明らかにキタキツネの春先の抜け毛を丹念に編み上げたものと思えた。』
とか、ニングルが単なる伝説や噂話だけではないという書き方になっていて、読者は未知の世界へと、ぐいぐいと引き込まれていってしまいます。
やがて気がつくと、人間社会の営みが、いかにニングル族にとって迷惑なものであったか、自然がいかに破壊されていったかがよく判り、強いショックを憶えます。
そして、いまも生きていると思われるニングルのチュチュに対しても、恥ずかしい生き方はできないな~と、深く反省させられます。
温暖化が進む現在の地球環境において、どのような啓蒙書よりも説得力があり、深く考えさせられる一冊でした~☆
(CURURUより転載)
そしてこちらは、昨年7月20日、富良野演劇工場で観た
富良野グループ ロングラン公演2008夏『ニングル
』最終日の写真です。
千秋楽ということで、たくさんのお祝いの品々が届いていました~!
上演時間も近づき、次々と会場に押しかける人びと
舞台上の小道具に高まる期待
そして、感動の余韻を残す、終了後の舞台
(演劇版の『ニングル』は、本とは全く違った内容でした。)
最後の公演を終えて、観客を見送る富良野演劇工房の皆さんは、とても満足そうでした~♪
再度、へそ祭りの話題に戻りますが、
倉本聰さんの著作で『北の人名録』という本があり、「北海ヘソ縁起」に曰く
「富良野が市になったとき、何か売り物が欲しかったということで…市の要人が鳩首談合した」とあり、
「富良野は北海道の中央にある。・・・人で云えば即ちヘソである。ヘソで売ろうということになった。」
とあります。
「富良野小学校の校庭に、折りしも地球の重力と天体を測定するための機械をとりつけた床盤が遺って」おり、これがヘソとなった。
続いて市内に「ヘソ神社」が出来た。
(写真は、7月29日に行った「ヘソ神社」こと中御料の「北眞神社」)
「ヘソ神社」が出来てしばらくすると近在から子供が産れた時にそのヘソの緒を納める者が出てきた。即ち縁起の発生である。
市の重鎮は破顔した。信仰に祭典はつきものである。神社に祭はなくてはならない。かくて「北海ヘソ祭り」は誕生する。
(写真は「北海ヘソ踊り保存会」によるヘソ踊りの実演(2005.10.9))
倉本聰さんの「北海ヘソ縁起」には、「ヘソ岩」「ヘソ沼」「ヘソまんじゅう」「へそくりまんじゅう」「へそおどり」、更には銘菓「どまんなか」.と、へそにまつわる品々が数々登場します。
そんな「北海へそ祭り」も今年で41回目。
今回初めて生で見て、へそ祭りは、これからも進化し続けるものと確信しました~!
それにしても、へそにまつわる品々の多いこと~!
へそのおまんぢう(「へその おまんぢう」 or 「へその緒 まんぢう」~?)
富良野神社は、へそとは直接のつながりは無いようです。(2007.10.7)
ほかにもいろいろあると思いますが…
そして、これは北眞神社の氏子
『北の人名録』や『ニングル』に出てくる
電気屋のチャバさんだと思われます~!
そして、これは(「北海ヘソ縁起」とは関係ありませんが)
東京都板橋区のどまんなか
中板橋商店街のへそ祭りのポスターと幟です~!(2008.7.12)
では、日本のヘソは何処か~!?
これは私見になりますが、淡路島の岩屋港に「岩屋恵比寿神社」という
神社があり、そのすぐ横にある「絵島 」が日本発祥の地とされていることから
ここが、日本のヘソではないかと思われます。
美瑛の丘を後に、次に向かったのは、ラベンダーイースト
ファーム富田のオイルやドライフラワー生産用のラベンダー畑を
昨年から一般公開しているものです。
こちらは、駐車場側からみた展望デッキ
天気が良ければ一面のラベンダー畑の向こうに十勝連峰や夕張方面の山地も望めます。
ラワーレの舎というショップでは、ラベンダー製品やイースト限定の
ラベンダーホワイトチョコレートソフトクリームも売っていたりします。
今年新たにトラクターを使った「ラベンダーバス」が登場し、バスに揺られながら
ラベンダー畑の香りと風景を楽しむことが出来るようになりました。
こちらは本家ファーム富田
の展望台(森の舎)からみた風景
ラベンダー駅(夏季のみの臨時駅)とノロッコ号がよく見えました~!
青い花はアゲラタム(別名カッコウアザミ)
50年間のファーム富田の歴史と共に育て続けたラベンダー畑だそうです。
7月28日の朝の旭川はあいにくの雨模様でした。
その日は「北海へそ祭り」の初日ということで、
雨が上がるのを祈りつつ、まず最初に行ったのは美瑛の丘
北海道らしい風景が好きな場所ですが、残念ながら山には雲が掛かっていました。
こんな広々とした丘の風景は、美瑛・富良野でないと、なかなかお目にかかれません。
ちょうどジャガイモの開花の時季で
晴れていれば丁度この正面に大雪山系が見えるハズだったんですが…
曇天のためあまり鮮やかではありませんが、背景の丘にはキカラシの花が咲いていました。
背景が青空だったらさぞかし綺麗だったろうな~と思った一枚ですが…
それでも、一面が黄色い丘の風景は、この地方ならではのもので・・・
翌日に期待を込めて富良野に向かうことにしました。
富良野は、倉本聰さんの三部作『北の国から』、『優しい時間』、そして『風のガーデン』の舞台となった場所で、観光協会のパンフレットやHPにかなり詳しい情報が掲載されていますが、最近では、こんなHPも参考になります。
ということで、今回最初に行ったのは上富良野の焼肉屋さん
ドラマ『北の国から』で、純とシュウの別れの場面に出てくるそうです。
そのすぐ近くの床屋さんは、ドラマ『風のガーデン』に出てきます。
そして、富良野の「ジェロニズムラウンジ」
ドラマ『北の国から』の喫茶「くるみ割り」、『風のガーデン』では喫茶「挽歌」として登場します。
新相生通り沿いのこの花屋さんは、『風のガーデン』に登場します。
『風のガーデン』の土塀
ドラマでは、天使ガブリエルを装う父貞美と息子の岳との別れのシーンに登場します。
ガブリエルを装う貞美がこの土塀に座って両手をこめかみに当てて
そして『北の国から』に出てきた「五郎の石の家」は、あまりにも有名です。
ここでは7月の初めに子熊が出没し、捕獲されるまでが大変だったそうです。
「三日月食堂」では『北の国から』で、五郎さんが
「子供がまだ食べているんだ!」という有名な場面に登場します。
この食堂も後継者がなく、9月には閉店されるとのことで
そして、富良野駅前の『北の国から』資料館は、ファン必見の資料やグッズが盛り沢山です。