ニングルは森の小人
倉本聰さんの『ニングル』によれば、
「噂は(東大演習林の)樹海のどこか奥深く、人間社会から隔絶された場所に、ニングルという名の小人の社会が古来存在するというものであった。」
ということで、倉本さんが初めてその話をきいたのは、「当時麓郷で電気屋をやっていたチャバなる土地の青年からである。」ということでした。
チャバさんは、『北の人名録』にも登場する最重要人物で、空知川のイカダ下り大会で使う竹竿に踏切の遮断機を拝借しようとして倉本さんを慌てさせた人ですが、「ジェロニズムラウンジ 」のUさんによれば、北海道には竹林は無いとのこと、竹竿を入手するのはさぞ難しかったのだと、妙に納得してしまいました~!
富良野に伝わるニングル伝説には概略二筋の大きな流れがあるそうです。
「一つは布礼別から富岡にかけて古老の間に伝わる伝説で…、アイヌ伝説におけるいわゆるコロポックル、あの末裔であるという説。」
「今一つは麓郷から西達布にかけての林夫の間に伝わるもので…、コロポックルとは種族を異にし、どっちかといえば木の洞(うろ)とか根の間を利用してかなりウッディな生活を営む、そういう小人だという説である。」
じつは、そのニングルの棲家は、あの「ニングルテラス 」内にもあるのですが、彼らはかなり神経質なので、「のぞくときには、露骨にならぬようなるべく横目でのぞきましょう。」とのことでした。
コーヒーハウスの名前、チュチュはニングルの若者の名前です。
(といっても87歳がニングルでは若者なんだそうですが…)
当時のニングルテラスは、まだ熊が出没したようで、チュチュの家にも熊が激突したそうです
。
そのすぐ横にあった巨大キノコ(自分が小人になったような気分でした。)
そしてこちらは、チュチュの家でいただいた「焼きミルク」、クレームブリュレのような味でした~♪
2009年7月のニングルの棲家。小川の水がキレイでした。
(ニングルの唄)
ソノナワワッカ
ベデナイジャ
シシキコイタラ
ベタルッゾ
ワッカは飲める水、ナイは安全な川(稚内、真駒内、幌内など)、
べは飲めない水、ベツは暴れ川(石狩別、忠別、愛別など)だそうで、
ニングルの唄は、
「その流れはワッカ
ベではないじゃ
オシッコをしたら
ぶたれるぞ」
という意味だそうです。
倉本聰著『ニングル』より





