カリフォルニアの建築家日記 -78ページ目

新しい出発

Primary Aimをなんとなく想像できたかな?
そんなに難しく考えることもないんだよ。

『○○は本当にいい人だった』だけでもいいだ。

「じゃ、いい人になるためにはどういうことなのかな」とか
「昨日までの自分はいい人になるために何をしたかな?」など、
毎日の行動について基準がうまれるでしょう? 

最初はそんなことでもいいんだよ。

これから先、自分で考えてもわからない時が沢山あるよ。
そんなときPrimary Aimを思い出すと
自然と答えが出てくるから。



『そんな先のこと、想像つかない。』

それでも大丈夫だよ。
そういう時は六ヶ月後のことを想像してもいい。

”毎日鏡をみて、物足りない自分や納得できない自分を経験していたら、
今日があなたのチャンスだよ”


「タイミングが悪い?」

いつになったらタイミングがいい日がくるのかな?
太陽系惑星が一列に並んだり、一キロ先までの信号が全て緑になることをなんて待ってたら、ずっと始められないよ。

終期を楽しみにすることもいいけど、
出発することをもっと沢山楽しもうよ。


いつでも、何度でも、
新しい出発をね。




カリフォルニアの建築家日記
ロンドン上空にて







D。

ジョギングの話

ロスも本格的な夏。

昨日寝る前にこんなこと思ったんだぁ。

“朝のビーチって気持ちいいだろうな
    ビーチが近くなのにしばらく行ってないし。。”←素直な気持ち


正確には、
「。。。。でも朝から会議が入っているし、」

「締め切りもあるから今週末にでも。。。」

「やっぱり突然すぎるし。。」

「今日は大変な決断をしなくてはいけないし。。」
↑毎日のリズムを壊すのがいやな自分の言い訳

結果週末になってもやらないだろう。


4時間後。。不思議だね。。。起きちゃうんだよ。。。
努力無しにね。  なんと午前4時。 まだ外は真っ暗。

誰に言われたことでもないし、しなくてはいけないことでもないから。
これが“自由な時間ってことなんだろうな。”

「今一番大切なこと。。それは、自由な時間。。」

起きろって言われたら絶対に起きられないのに。

- Crazy?
- Absolutely.

- Worth doing?
- I don't know, Let's find out.

車の窓を全開にして Santa Monica Freewayをクルーズ。
“渋滞無しだと15分で着いちゃうんだよな”



“Seriously, What am I doing? I was asleep about a half hour ago.."

「マジで。いったい何を考えているんだ自分は? 30分前まで寝てたのに。。」

太陽がゆっくり昇ってきてね。。。
軽くストレッチをしてビーチ沿いをジョギング。
それから走り始めた。



【Automation】
オートマチックの秘密

中学生のころだったかな。
体育の授業の中でマラソンが一番嫌いだった。

しかも一番寒い冬に走るんだよね。
根性・忍耐で。

当時はどんな理由で仮病を使えば走らなくてもいいのか? なんて
作戦を練ったこともあった。
自転車や車があるのに、なんで走らなくっちゃいけないの?ってね。
視野が違うとそんなことまで考えてしまう。

仮病にも限界がある。 頭痛がする、腹痛、下痢、足が。。
突然貧弱な弱虫男の変身する。 

大人からすればそんなこと、最初からばれていて手のひらで遊ばれていたのだろう。
”谷垣君は前回走っていないから今日は2倍の距離を走ること”

自分で掘った墓穴とはこのことだ。

結局走り始める。

負けず嫌いで競争心が激しすぎた自分は
抜かされるのがいやでスタートからとばす。
結果、燃料が切れゴール1km前で抜かされる。
自分より通常遅い人にも抜かされる。

次のゲームでは前回一番だった奴の後ろに付き
ゴール前で争い一番をとる。 
本当は息をするのが苦しくて。
目眩がして風景のピントが合わなくなるほど苦しかった。

次のゲームはお互いスタンスをとり始める。
どこから仕掛けてくるのか?
どうやったら追いつかれないのか?

そんなことを考えなら走る。 結果、500m前で彼がラストスパートする。
どんなに自分が頑張っても追いつけないぐらいの彼は力強かった。

とても悔しくて。 でも何となく憧れて、
次の日から誰にも知られないようにして練習を始めた。
ただ、走るだけ。 別に隠すことではないけれど、人にいうことでもなかった。

そんな時って目覚まし時計がいらない。 勝手に起きて、勝手に走る。

自分なりに足の弱さとか心の起き方で楽に走れたり、突然辛くなったり。

ゴールをきった自分を強く想像すればするほど、呼吸なんて考えなくても体が動いてくれる。   

結果、授業最後のゲームでは一番から飛び出し、500mまえでは彼に抜かれた。
でも今回は最後のコーナーで追い越すことができた。 


自分は当時なんでも一番になりたかった。 
だからいっぱい練習したし、努力もした。

でも今は少し違っている。 
一番になった時の喜びとは人を負かした喜びではなく、
自分が想像したことを達成することの喜びだということだと思うんだぁ。


人生も同じことだと思う。

人生って人と競い合うレースではない。

人生とは想像したことや願いをかなえて、
心を満たすゲームみたいなものなのかもしれないなぁ。。


だから人や社会と比べた“一番”じゃなくてもいい。 
でも自分が一番精一杯やったことで、心を満たす“一番”を経験したいなぁ。。ってねぇ。


自分が目指すところへ走るとき、
少しだけ辛いぐらいのペースで走るんだ。

辛いからすぐに折れてしまうゲームは面白くなくって退屈。

だからちょっと予期できないぐらいのペースでね。
ゴールが見えてきたら思いっきり延び延びと走りまくる。

心臓が苦しいって言ってるけど、ゴール後は本当に気もち良いんだぁ。

何かを強く追い続ける時、
“決まり”や“方法論”なんてあまり必要ない。って思うなぁ。

昨日していなかったことだから、始めは少し居心地が悪いけど、
少しづつ、ちょっとでいいからプッシュしてみれば、
時間が経てばいろいろ見えてくるもの。。



心のあり方をしっかりしていれば、
    全てがオートマチックになっていく。



考えなくても自然にできるようになってくる。

こんな生き方があってもいいんじゃないかなぁ?


今まで僕は「ちょっと自分勝手な生き方」をしてきた。
「自分勝手」といっても人に迷惑をかけることではなくて、
「自由気ままに心が満たされることをしてみたい」って思ってきた。

これからも、ずっとそんな考え方でいいんじゃないかなぁって思う。


でもねぇ、これからは

「自分らしい生き方」という表現をしようって決めたんだぁ。


自分らしい生き方ってなんだろう?
こうやって自分を使ってライフスタイルをデザインしようって思ったんだぁ。





サンタモニカにも朝が来た。 
いつものジムに戻ってシャワーを浴びて、普通に出勤した。



今日も沢山、辛いことや、予期できないことがあったけど、
一日すごーく充実した日だったよ。



そうだよね。 

だって自分で最初に決めたことだから。






D。


マスタープランを書いてみる

始めての方は。。 →前回の記事を読む

今日も誰か一人の人生に何かのヒントになれるように
これまでに学んだ全てを話し、全てを与えます。
                     ~なんていうと真面目そうに聞こえてしまうけど。。。    D。



【マスタープランを書いてみる】 Post reading time 10mins


マスタープランってなんだろう?
カリフォルニアの建築家日記  
アルクさんに聞いてみると以下のとおり。

• master-plan 【他動】~のマスタープラン[基本計画{きほん けいかく}]を立てる
• master-planned 【形】
全体計画{きほん けいかく}が作成{さくせい}された

Uh....ちょっとニュアンスが違うようだけど、
建築の世界ではマスタープランは'Masterplan’で名詞として使います。

シンプルに、‘プランの王様’みたいなもので沢山の計画が集まり
一つにまとまった‘総合計画’みたいニュアンスです。

これはまさにライフスタイル・デザインと同じ。
これから沢山のことをしたいけど、最終的に一つにまとめることができるのが
マスタープラン。 自分はマスターヴィジョン(Master Vision)とも呼んでいます。


最初のBEMつまりPrimary Aim  がわかったら実際にプラニングをしてみよう。。。

マスタープランとは旅に例えてみると“辿り着いた目的地を示す地図”みたいなものです。行き方は個人さまざまで、天候やその時の健康状態で手段が変わります。
ある地域は飛行機で、またある場所は自転車に乗って進みます。 
インドではゾウの背中に乗らなくてはいけないかもしれません。(チクチクします)

例えば、あなたのPrimary Aim(目的地)に‘将来自分は多くの人々に夢や希望を与える’という目的地が描いてあったとします。 マスタープランはその状態に辿り着くための地図で あり、途中嵐などで行き先を見失ったり、全体の流れで自分がどの位置にいるのかということを目的地と比較するために必要な道具だと考えてみます。

そんな時、スケッチブックを再度開きことの始まりの意図を確認するのです。
これが" Begin with the End in Mind"です。

場合によっては自分一人だけではなく他人やグループにも見せることで、それぞれ違った方向を向いていた船を一つの方向へ定めることができます。

1。マスタープランの目的地であるPrimary Aimを短い文章にまとめる
文章は人それぞれですが、初めて書く場合はあまり長くしない方がよいと思います。
時が過ぎるに連れ何度も書き直すと考えてください。  
注意: 目的地なので今どのような状態なのか?やどうやって辿り着くか?は考えないようにすること。

Primary Aim
目的地:_____________________________

例1:
自分に厳しかった○○さんは社会の矛盾や忘れられた日本人の心を説き
若者から高年者の心に響くすばらしい音楽を次々と創り沢山の人から愛された。

例2:
ダンスはとは芸術であり哲学でもあると説いた○○さんはダンスを通して人として生まれもった「美」を追求し数多くの新日本様式ダ ンサーを生み出した。 常に人を愛し愛され続ける心をテーマに体の動きや表情を詳細かつダイナミックに表現することとして世界でも注目を浴び沢山の生徒を 育てた。

例3:
サービス業のビジネスで成功した○○クンは少年時代から夢だった世界旅行に没頭し訪れた国は100カ国に及んだ。 晩年は世界留学と名付け世界中の子供達 に地域交換留学のネットワークを提供し成績のない学校を設立した。 加盟学校は現在37カ国まで広がり現在も成長を続けている。


例4:
(自分のPrimary Aim一部参照 ー 6ヶ月前の改善プランのケースです。)
建築家である○○は建築を通して世界中の人々と出会うことで人の心の考え方やあり方を学んだ。 建築とは個人の作品作りではなく使い手の心にあわせた舞台であり主役ではないことを説き、理論や発明というより自然界の知恵を借りたBiomimicry として新たな可能性を説いた。  プライベートの世界はとてもシンプルで常に沢山の友達を招き従兄弟が推薦するワインと趣味であるクッキングを晩年まで楽しんだ。



2. 出発点を定める
【出発点→目的地】
目的地がPrimay Aimだとすると出発点は今の自分が立つ場所となります。

考え方として“過去の自分”でもよいですが、 今何ができるか?という視点から考えほうが良いと思います。 「○○大学卒業」や「○○の資格」と いうことは過去の通過点であるので一つの経験としてプラスですが、これからの旅に最も必要なこと事実、「○○ができる」や「○○を理解している」という実 践型モデルが定めることが目的です。

「学校の成績がAだった」という場合と
「私は音符が読める」では後者のほうが旅先に有利な道具を持っていると考えます。

「学生時代、チアリーダーでグループをまとめていた」という場合と
「一流企業に勤務する上司が波風立てつずにリスクマネージメントをして出世した」の場合では前者のように楽しみながら学んだリーダーシップが旅先で効果を発揮します。

今書いたPrimary Aimと比較しながら書いてみる。

出発点:_______________________________

例1の場合
自分に甘い → 厳しいとはどういうことか?
歌を書いているが反応がわからない → どうしたら反応がわかるのか?
音楽を3ヶ月に一曲のペースで書いている →このまま続ける
世間は自分の音楽を知らない → どうしたら世間に広めることができるのか?
みんなから愛された → 愛されることをしているだろうか?


例4の場合 
建築家である →  さらにどんな建築家なのか?
沢山の人と仕事を通して知り合う → もっと違った人々と会うためには?
作品作りとは考えていない → このまま続ける
環境建築を信じている    →だからどうするのか? 究極のBiomimicryにはほど遠い。
食べることは好きだが、料理は2流 → 料理をマスターしたい
プライベート の時間が少なすぎる→ もっとバランスのとれた時間の自由を達成したい


このように自分の位置を正確に書き、さらに成長させるためにはどのようにすれば良いのか?と自分に質問します。  例4のケースの場合、 Primary Aimが以前何度と書き直されており、既に達成されている箇所もあります。 初めてのケースでは何も達成していない場合でも十分OKだよ。 

現在の位置と目標地点を確認することが意図です。
「どうしよう。。」ということは考えないようにすること。


3. 作戦を立てる
【ストラテジー/作戦】
目標点と出発点が見えてきたら中間地点そしてその中間地点への行き方を考えます。 出発地点から目的地は道のりが遠すぎるので中間地点に達したら一度休憩し、もう一度考え直してみるのも良いものです。  間違えた電車に乗っているかも知れませんからね。

ストラテジー:__________________________


例4の場合
建築家である →  さらにどんな建築家なのか? 
貢献する人 ~今貢献するために何をしているか?

沢山の人と仕事を通して知り合う → もっと違った人々と会うためには?
職業以外でもいいんだよな。。
アングルを変えレクチャーやブログを通してリーチしてみるのは?

建築以外ではどんな分野に自分は興味があるか?

作品作りとは考えていない → このまま続ける
→OK

環境建築を信じている   → 究極のBiomimicryにはほど遠い。
まずLEEDのライセンスを6ヶ月で取得する、
Biomimicry Instituteにコンタクトを試みる


食べることは好きだが、料理は2流 → 料理をマスターしたい
→クリスマス・ディナーで8人用の食事を作ることを近い目標にしてみるのは?

プライベート の時間が少なすぎる
→ もっとバランスのとれた時間の自由を達成したい

R204DESIGN2HELIXDESIGN のビジネスモデルをオーバーホールする



このようにして沢山の質問に対する答えや提案があがってきます。
この提案書が小さなプロジェクトとなるわけです。
これを “Pilot Project"(パイロット・プロジェクト)と呼びます。  パイロット・プロジェクトは今月の目標や今年の目標となり、目に見える目的地、つまり“中間点”や途中地点となるわけです。 

途中地点に時間内に到達しない場合は
“自分が悪いのではなく乗り物が悪い“場合が80%を占めています。
乗り物が悪い場合は即下車し、新たな乗りものを探します。

こうした”Doers"の行動力が常に良い乗り物へと変化できる秘訣だと考えます。


例4の場合、沢山パイロットがありますね。 汗

環境建築を信じている   → 究極のBiomimicryにはほど遠い。
まずLEEDのライセンスを取得する、Biomimicry Instituteにコンタクトを試みる
→ LEED試験に必要な情報を集める、 既にパスした人物を探し内容を確認する、費用はいくらかかるか? 時間はどのくらい投資するべきか? バックアッププランはどうするか? いつまでに取得するか? 

など具体的なゲームプランが必然と浮き上がってきます。  このパイロット・プロジェクトは短いもので3ヶ月、長いもので1年の期間が良いです。 自分のケースでは6ヶ月を基準に短くしたり長くしたりしています。  現在の仕事以外に進めることですから途中、脱線することもあるけれどPrimary Aimを確認することで軌道調整することができます。 何しろ一番大切なことだからね。

大切なのは“締め切り”を少し厳しい状態にセットすることです。 →後で説明
また記憶のコツやアチーブのコツも覚えておくとさらに効果的です。→ 後で説明

結果、6ヶ月の予定がダイナミックに3ヶ月でLEED(Leadership in Energy and Environmental Design) ライセンスを取得し、現在自分が尊敬するBiomimicryのリーダーであるJamine Benyus という方に自己紹介することができました。  
具体的なアプローチの仕方 → 後で説明


パイロット・プロジェクトは全てを同時に開始する必要は全くありません。
できることから始め、小さいステップを確実にとることが大切です。
小さいステップとは
“○○にアポをとる”
“○○にメールを書き、留守電に残す”
といった“”できることです。  

“明日にやろう”は1年たってもできていないと考えた方がよいでしょう。

1. 現在どんなに大きな問題と感じていても小さく切っていけばいずれ自分ができることに必ずつながる

2. 締め切りは自分が少々き不快感を感じる時間に設定すること

3. 後で調整できるように完璧に作らないこと

4. Have a fun with it! どんなことでも楽しむこと!


このパイロットプロジェクトがどんどん達成できるようになってきます。
また、当初自分が考えた
目的地に予定より早くたどり着くことも経験します。
そんな時、沢山のご褒美を自分に与え(だって達成したのだから。)
休憩し(一生懸命頑張ったのだから。)、
再度新たな目的地を定めるのです(退屈することが一番いやだから)。


こうして考えてみると自分が考える目的地は30-40年かけなくても
達成でき、その後、第二、第三と人生を倍以上楽しむこともできると
考えたらどうでしょうか?


これが自分がやりたいことをどんどんこなしていける秘密だと思っています。
またこのプロセスが“成長する”ということではないでしょうか?。


次回は具体的にアクションプランや違ったアプローチを紹介するね。



See ya,


D




追伸: ロンドン/パリに住んでいる方メールください。ローカルの質問ありです。

強い翼

→ Primary Aimの分析 を読む

今日も誰か一人に何かのヒントになれるように
これまでに学んだ全てを話し、全てを与えます。
~なんていうと真面目そうに聞こえてしまうけど。。。

今日の記事はずっと頭の中に残っていたこと。
いつか書こうと思っていたんだ。 だから今日。
上手く伝えられなかったら、また調整すればいいし。

だから、前回の記事の続きと少々内容が違ってしまうと思います。
I am sorry, guys :)  ←英語ってこんな時便利だね。


【なぜPrimary Aimが大切なのか?】
読書時間は10分。 (平均読書スピード:毎分400文字を使用)


僕は少年時代オートバイの事故を経験したんだ。
トラックとの正面衝突であの時、
運がよく自分の手がトラックのバンパーに引っかかっていなかったら
トラックの下に巻き込まれて引きずられ。。。    
こうして記事を書くことなんてなかっただろう。

あの時を思い出すたびに、今まで自分に与えられた時間、
それからこれから過ごす時間に不思議な"縁”を感じるんだ。

感謝っていっても「あー。生きてて本当に良かった」なんて大げさなことではなく、
「ふっきれた」ことに感謝してるんだ。

生かされてるとか、第二のチャンスをもらったとか。
正直、今もわからない。  

生意気に聞こえてしまうかもしれないけど、 これが当時から変わらない正直な感覚。
神様に怒られるかもしれないけど、 嘘ついたって神様はわかってるだろうし。

言葉で説明することってとても難しいなぁ。 
でもね、なんとか 沢山の人々にシェアしたいんだ。 この気持ち。

'感謝’とか'ありがとう’とか、言葉では表現できないそれ以上の感覚があるんだ。
感謝しなくても既に感謝してるって言えばいいのかな。

自然になったっていうのかな。

「ふっきれた」っていうのが最も正確な表現かもしれなぁ。

あの時から、 不思議だったこととか、怖かったこととか、
あまり口にしないようなことなど、
沢山のことが自然に受け入れられるようになったんだ。 

確かに全てではなくて、夜暗い所は怖いし、世の中どうなってしまうのかって思うし、
こんなこと正直にこの場で書いたらどうなるのか?って思うし。

でも心の奥では「どうなっても大丈夫」っていう
ふっきれた何も期待しない自分”がいるんだ。。

何も期待しなくなったら、小さいことでも感謝して、
なんでも自然にThanksって言えるようになったんだ。

当然、自分を見失うことだって今でも沢山ある。
怒ったり、我がままいったり、、、 
でも次の日起きると 「たいしたことないじゃん。」ってね。

実はね、最近の記事を書き始めたことちょっと不安なんだ。 
上手く説明できないけど。。

わかるんだ。  あまり聞きたくないことだって。


ハービーが倒れたとき何かすごい直感を受けたんだ。
ぐたっとした彼の体を救急車用の折りたたみベッドに乗せた時ね。

心の中で
「いつかやろうって思ってるのなら、今やれ!」って。

人生楽しいことばっかりじゃないよ。 
逆に辛いことのほうが多いと思う。

だって考えてみてよ。 

だいたい、だれが人生は楽なんて言ったの? 
そんなの自分の思い過ごしじゃないの?

病気したり、リストラされたり、ふられたり、
火事で家がなくなったり、車が突っ込んできたり、
可愛がっていたペットが死んだり、
人になめられたり、だまされたり、利用されたり、

自分でコントロールできないことばかりだよ。  人生って。

だからもっと強く生きようよ。  
自分ではコントロールできない世界に住んでいるのだから。

だからもっと生き生きしようよ。
4時間飛行機に乗れば
水もろくに飲むことができない子供達が今も沢山いるんだから。

だからもっとしっかりしようよ。
自分とは全く関係のない世界で
家を失い家族とも引き離された人々が沢山いるんだから。

自分で決めて、自分で行動しようよ。

彼らにするとね、同情なんていらないんだよ。。
やるか、やらないだけなんだ。 
起きることに文句なんて言ってられないんだ。
でもその事柄が自分にとってどんな意味なのか?って考えるんだ。
その意味を自分で感じ取ったら、結果を出すために助け合うんだ。

時には同情を求めることもあるかもしれない。
そんな時はいくらでも与えてあげるから。
でも、なにも変わらないよ。
その場で足踏みをしているだけだから。

ー 厳しすぎる?
ー そうかもね。 聞かない方が楽だしね。
ー 真面目すぎる?
ー そうかもね。 考えづに笑っていれば楽だしね。

辛いことが多いから 毎日精一杯で
明日のことや、1年後、10年後なんて。。
まして、あの瞬間なんてね。。

「そんなこと考えている暇があるなら仕事しろ」って思うかもね。


でもね、一つだけ 確かなことがあるんだ。

それはあの時が必ず来るってこと。
悪いことでも良いことでもない。 
そんな時って、虫の知らせもないってこと。  




【後悔しないこと】
Don't regret.

でも、そんなときに絶対に犯してはいけないこと。

それは「後悔しないこと」。

後ろを振り返って悔しいことだけは絶対にしちゃダメだよ。

人間ってすごいんだよ。
トラックにぶつかるでしょう、
それで、 引きずられるんだ。 目がチラチラしてね。
こうして書いている時もその当時の事故の音や風景を鮮明に覚えているぐらい。

実際の時間は2-4秒ぐらいなのに、頭の中は何千枚もの写真が一瞬のうちに通り過ぎていくんだ。 でも一つ一つの写真には2時間ぐらいの映画が詰まっているんだ。

いろいろな映画を観るんだよ。 

自分の誕生日の時や、初めてのキス、運動会で一等賞をとった時や、
夏の暑い日に剣道の先生といろいろ話して歩いたとき、
お父さんに風車してもらった時や
お母さんに思ってもいないことを言ってしまった時、

一瞬のうちに全ての映画を観るんだよ。

気を失う時は痛みなんて全然なくて、逆に変に冷静なんだ。
そんな瞬間って、ふと気づくと結局たった一人なんだよね。

周りでは大騒ぎしてるのに、
自分の中では当時大好きだった彼女のこととか、
いつもカッコいいバンド友達との会話とか、
両親や弟のこと。  

「これじゃバイクは廃車だし、お母さんから怒られちゃうな」なんて
現実起こっていることとはスケールが違ったこと考えてるんだ。

それから、突然悲しくなってきてね。
音も聞こえなくなって、色がなくなってきて白黒みたいな感じだったかな。
声も出せなかったんだ。  でも看板が斜めに傾いていたり、
昆虫がゆっくり側を通りすぎたり、奇妙な洞察感があってね。

相手の運転手さんが何か大きな声で話し書けている映像はわかるんだけど
何もできなくって、映画をずっと観てるんだ。
救急車の音が聞こえてたけど今は聞こえないし。。

今でもなぜ悲しかったのかわからないけど、
目が開いたまま沢山の涙が出てきたんだ。

沢山の涙がどんどん出てきて止まらなかった。
感情なんてなかったよ。 あの時。

悲しいとか、うれしいとかではなくて、、

花や、雑草や横にあった電信柱みたいに。
ただ寝そべっているだけだった。

あの涙。 わかるんだ。 後になってね。。。



生きてるんだから、いろいろなことがあると思う。
生活が大変かもしれないし、病気にかかっておられるかもしれないし、
会社がつぶれてリストラにあったり、交通事故に遭って片手を失うかもしれない。

家族に不幸があったり、人から嫌がらせを受けたり、、、

起きたことは仕様がないよ。
でもこれも大切なプロセスなんだ。


世の中コントロールできないことばかりだから、
それに打ち勝つ強い心や回避できる強い翼が必要なんだよ。

どんなことが起こっても、自分で立ち上がり羽ばたくことのできる強い翼。

この翼を育てるためには中途半端じゃダメなんだよ。
だから心地良いものではないかもしれない。
だから多くの1%の人たちしかやらないんだよ。

究極の状態を体験する、または想像する。
そんなPrimary Aimを持つことで、
最悪な場合であればあるほど、行動力が生まれ
世の中の動きと関係なく自然に生きることができるようになるんだよ。

結果世の中が自分の一部になるっていうか。 

ー う~ん、なかなか説明できないなぁ。
でもわかる人だけでいいんだ。 わからなくてはいけないことでもないしね。

あの瞬間を自分で味わうことができれば、
この世の中、どんなことがあっても“吹っ切れる”ことができる。
物理的に経験しなくても頭の中でシュミレーションすることができるんだよ。
それが先日の話し。


どんなに辛いことが降り掛かっても
自然と正直に感謝している自分に気がつくと思うよ。


みんなには絶対にあの時の涙を流してほしくないだ。
後悔だけは絶対にしちゃダメだよ。

やってみて思うようにいかなかったことは沢山あるけど、
やらなかったことを後悔するほうがず~っと怖いよ。

いつになるかわからないことに、おびえて生きるなんて嫌だ。
またそんな時のために考え続けてるなんてナンセンスだと思う。
でも、一度だけ明白にして、受け入れる。
そうすれば、
もっと大切な事が今からできるって思う。

いつになるかわからないのなら、今からあの時を達成の時と決めてしまえばいい。

最悪の日ではなく、達成の日。
いつ何が起きても追い続ける気持ちでいたい。

だってまだまだ沢山やりたいことがあるのだから。


あれから20年が経った。




自分の人生では
第三章が始じまったと思ってる。

明日何が起きるかわからないけど
今日という時間をいっぱい楽しもうよ!
昨日まで大丈夫だったんだから。






D。

July 24th, 2009
Pasadena, CA




BEM: Primary Aimの分析

続B.E.M →前回の記事を読む (Post reading time 10mins)

【分析する】 (Post Reading Time 10mins)
身につけるということは
一度やった作業を分析することから始める

                                                            ~3rd St., ホームレス

今日も楽しんでいますか?  Dais-Kです。 ← 最近こんなブログの始め方をよく見ますが。
日本的に“ご挨拶”でしょうか? :)


さて、先日はご苦労様。 というより’よくできました!’です。

早速スケッチブックを開き、先日の手紙を読み直してみよう。 
基本的に手紙の内容は自分の心にしまっておけばいいけど、
もう一つ壁を超えたい方は、親友は家族などとシェアしてみるのも良いでしょう。

“え、そんなこと思ってたの?”

など、お互いを発見できるチャンスです。
自分も5年ほど前、ビジネスパートナー達とプライマリー・エイムをシェアしました。

大切な人の”コア”を知ることは辛い時や意見が食い違ったときなど、
さまざまな問題に携わった時、すばらしい力を発揮する“薬”みたいなものです。
勇気をもって是非お勧めします。


2通の手紙を分析します。
今回はUCLAの心理学者になったような気分で患者の「デッサン」を分析してみよう。

Primary Aimの目的は潜在意識を発見することだったね。 

もう一度読んでみてどんな印象を思い浮かべますか?
イメージは脳に強く描かれているはずです。
個人差があると思うけど、強いイメージを持つ人はカラーテレビ状態。
自分の場合、あるシーンがカラーで、後はまだ白黒。  
今後時期をみて何度と繰り返し手紙を編集していきます。 
その都度、イメージの強弱が変化することを体験するでしょう。


―ステップー

2通の手紙を書いた理由もシンプルです。
最初の手紙は「他人から自分はどのようにして思われたいのか」という願望心で
2通目の手紙は「他人にどのようにして伝えたいか」という自立心から成り立っています。 どちらが良い・悪いではないので、注意すること。



a. 文章を読む時、自分の声ではなく他人を分析するような感じて読む。
「この人はどういう人だったのかな?」
「一言でまとめるとどんな人なのか?」

Logic 理論を使うと「やさしい人」などシンプルな'性格’を表す言葉になるはずです。

「○○さんは○○な人だった。」


b. 一言一言に意味があり、秘密が隠されている。
自分なりに分析する。 専門知識なんて全く必要ない。

自分は歌手だったとか、日本一最高のキコリや、社会へ貢献したダンサー、
みんなから尊敬された先生、街で一番有名な酒屋のオーナー、っといった

「○○な職種な人」となると思う。

また、「私は○○を40年やってきて、○○ということを学んだ」や
「私は○○というように思われていたかもしれないけど、
   本当は○○だったんだよ」
など、本当に伝えたいことがあるのかもしれない。


上記のようにまとめられない文章でも大丈夫。
現在、自分がどのポジションにいるのか?ということを発見するだけでも
わからない人と比べると天と地の差があります。 後に説明します。

c. 自分の名前を当てはめて分析してみるとどうだろうか?
「谷垣大輔は○○な人で○○を○○した」となるはず。

例)
「とても厳しい人だったけど、
彼から教わった事柄は私の人生を変えるほどのインパクトがあった」

「人柄が本当に良く、彼女は人の為であればなんでも進んで引き受けてくれた。」



d. 先日の部屋に来ていた人々の一員として読んだらどうだろうか?
「彼または彼女はこんなことやって凄いな」など当事者からの願いが伝わると思う。

「お父さん/お母さん..は○○だった」
家族・親戚からの意見もわかるだろう。

e. なにか決まった「セリフ」が繰り返されていないか?
「みんあ本当にありがとう」
「すごかったよ」
「またあんなことしたいな。。」
“独自の口癖”にも注意して聞き取ってみよう。
大半は感謝している言葉だと思います。

f. 後悔しているフレーズがないか?
「○○できなくてごめんね」
「○○で本当にすまなかった」
「あの時の様にもう一度。。」

このようなフレーズが手紙にある場合はハイライト(注意)する必要があります。
“取り返しのつかないこと”をさけるための手紙ですからね。
でも心配ご無用。 発見できれば解決できます。
だからこのエクササイズが大切なのです。



【ミッション】
1.上記すべてをスケッチブックに書き直してみる。
    心理学者になったつもりで第三者の立場から書くこと。

2.場所:ドクターになった気分になれる場所ならどこでもよい。

3.一文づつクリアーにはっきりまとめて書くこと。 
   
言葉にあまり装飾がない事に気付くと思う。

     「彼はとにかくかっこよく生きた」でもいい。
     「人生ハチャメチャだったけど、ものすごいチャレンジャーだった」でもいい。
     「世界貢献に人生を費やし、こんなに沢山の子供たちを救った」でもいい。
     「健康に恵まれ、孫に囲まれながらこんなにすばらしい家庭を作った」でもいい。
     「ビジネスに成功して第二の人生は南国でゴルフばかりしていた」でもいい。
     「とにかく人気があってすてきな人だった」でもいい。

4. 24時間以内に完成させること。
   先日の手紙が書けたらこのハードルは簡単。 
   必ず成し遂げること。 大切なこと、直感で感じることは即、行動だよ。


あなたがどのようにして思われたいのか?
またどのようなメッセージを残された人々に伝えたいのか?
そんなシンプルな疑問から答えを探しているだけ。

状況設定を具体化させることで、未来に起きることも“想像”できると思う。

 相手があなたをどう思うかということはコントロールできない。 
だから大切な“事実”であって現実に起きるかもしれないのです。

“相手がどう考えようとそんこと自分には関係ない?”
Let's face it.. (正直に見つめてみよう)

でも、大切な人々が自分のことをどう思うかということは
逆に自分が彼らをどう思うかと同じぐらい大切なことではないかな?

またこのような取り返しのつかないことを予期せず
“なんとなく生きている”ことのほうがリスクが大きいとは思わないかな?

風が右から吹けば右に行き、左に変われば左に押される。
経済が変わればその波にのまれ不平をいったり
事故が起きれば自分は世界で一番不幸のように同情を求める。

予期するリスクはリスクではない。

ストレスは予期しない時に起きるからストレスという


さて、Primary Aimを書き終わったら以下のことを確認してみよう。
少し厳しく思うかもしれないけど、最初に発見することが今後の道のりを楽に進むことができるトレーニングと考えてください。

1 Primary Aim (以下PA略)を達成した時の自分と現在の自分を比較する。
「彼女はすばらしいアートの才能があり、
彼女の作品は多くの子供達に沢山の希望と勇気を届けるきっかけになった」
というPAだっとしよう。

現在のあなたがこの事柄とまったくかけ離れた行動をしているとしたら、
必ずこのPAは“後悔物語”となります。 もう、人ごとではありません。

「沢山のみんなから愛され、尊敬された。 
   ○○さん、本当にありがとう」がPAだったとします。

昨日のあなた、現在のあなたは人に頼るだけで、
与えるどころかもらうだけという毎日を過ごしているならば、
必ずこのPAは達成できません。

「わかってるけど、今はこっちの方が大切だから」と思う方は
順番を修正する必要があります。 ジーパンをはいてからパンツをはく状態です。

”年収いくら”や“○○卒業”はPAではないことに気がつくと思います。
実際にはPAを達成する過程で自然に身に付いている
“道具や尺度”みたいなものです。

決してゴールではないのです。  

サッカーではゴールすることがPrimary Aimであって、
ボールを得ることがゴールではありません。 
ボールを得ることだけを練習しているから、
いつになっても得点が得られないのです。


Doersの視点から見るととてもシンプルです。

「だったら今日からやればいいじゃん」です。

やることはとても小さいステップから始めます。
今日みんなが“発見したこと”も小さなステップの一つです。

PAはどんなに大きくても、どんなに不可能に感じても大丈夫です。 
PAが大きければ大きいほど、また、
今の自分から離れていれば離れているほど、“やりがい”があるからです。
この“やりがい”こそが、人生の“味わい度”と考えます。
この“やりがい”が大きければ大きいほど、“楽しみ方”が大きくなるわけです。

これがBEM Begin with the End in Mindの究極バージョンとなります。
最後を予測した始め方。

ネガティブでも何でもありません。  
コップの中に半分水が入っている状態と同じことです。←関連記事を読む

難しいと感じる方は心が難しいと言っているだけで、物理的には全く難しくありません。

次回は一緒にマスタープランをデザインしてみよう。


2 PAがまだはっきり想像できない方へ
   全然心配なしです。
 とにかく今の状態を発見したことが一番大事だからです。
   このままの状態で次のステップへ進み、1ヶ月後もう一度先日のプロセスを繰り返してみてください。 必ず次回は自分のPAを発見できます。

また、貴重な提案があります。
一日だけ自分だけの時間をプレゼンとし、いずれかを実行してみてください。

NPO法人サイモントンジャパンはガン患者を中心に心理治療するすばらしい団体です。認定トレーナーである川端伸子はその中でも生・死を理解するマスターです。 一度コンタクトをとり実際にお話をしてみることを進めます。  NPO法人サイモントン・ジャパン    http://www.simontonjapan.com/index2.html

2.  正常分子栄養学の提唱者 森山晃嗣氏は、栄養素療法によって病気を克服した体験をきっかけに、米国医大通信講座で分子矯正医学(Orthomolecular Medicine)を学び、分子生物学の考えを取り入れ、正常分子栄養学と称し30年以上にわたり「生命の鎖」理論に基づいた講演活動を行い、その参加者は100万人を越えております。
コンタクトをとり、実際にお話をしてみてください。 きっとすばらしい答えが待っています。
森山晃嗣ドットコム  http://www.moriyamaakitsugu.com/






今日もがんばったね!


See ya,

D


BEM あなたの最初のエンディング

続 B.E.M. →はじめから読む

Begin with the End in Mind.

エンディングを胸に秘め始める

そして今月のテーマ
You are better than you think you are.
自分とは、思っているより遥かにすばらしいものだ。


今日もいつもと変わらない毎日
このままじっとしていれば、いつもと変わらない明日がやってくる。
昨日と同じことをしていれば、なにも心配することはないように思えるだろう。

そんな普段なにも変わらない毎日。

先日、2通の手紙の話をしたね。
手紙を書くために必要な「環境づくり」や
その作業を成し遂げるための締め切り
という条件があったね。

96時間前のこと。
この記事を読んでくれているみんなからすると
100時間以上経っているかもね。


実際やってみてみんな、 どうだった?
思っていたより難しかった?
それともクリスタルのように透明で明確に想像できたかな?

書き始めはどうだった? すぐに書けた?
普段はタイプばかりだから、実際の書くのが難しかった?

どんなふうに書いた? 左から右。。 上から下?
何ページぐらい書けた? 

ルールなんて何もないのだから、自分で書きたい事を何でも書けばいいんだよ。


「ちょっと大げさじゃない?」
「なんでそんなこと。面倒くさい。」
「まだ先の話しですから」
「忙しくて時間がない。。。」

なるほど。 確かに普通じゃないよね。
難しく感じるし、 そんなことやったって、何かもらえるわけじゃないしね。

今まで聞いたことがない内容や、変わったことをする前は
常に反対の意見と争うことになる。

頭の中では「データがない」って判断するんだ。

これは人間が持って生まれた本能で
今まで経験がない事に対する防御作用や
拒絶反応みたいなもの。

【普段と変わらない時間】
96時間前も普段と変わらぬ時間が流れていた。
そんな時、突然2通の手紙を書くなんて「理由」がないって思う人がいれば、
「面白そうだからやってみよう」などの理由から時間の質が変わった人もいる。

「理由」がなくても本能で動く人もいるわけだ。

自分で感じ、自分で決め、自分の意思で行動する。

実際手紙を書いている時は誰も助けてくれない。
「こんな事書いてよろしいでしょうか?」ということにはならない訳だ。

96時間、
世の中では普通の時間が流れている。
野球放送もテレビ番組も、学校も、会社も。 
いつもと変わらぬ時間だった。

ミケランジェロが彫刻を掘っていたときも
坂本龍馬がこれから日本の将来を模索しているときも
池の水面に花が開いた瞬間も

いつもと変わらぬ時間が流れているんだよ。

そんな96時間前の出来事なのに、
一つだけはっきり変わったことがある。 

それは
「やった人」 と 「やってない人」   に分かれるということ。

どのくらいの人がやったと思う? 

結果を見る前にわかる。 
やらなかった人は80%以上。 逆に考えると
「やった人」(Doers)は20%、または10%以内だろう。

この96時間の経験が「Doers」が経験する「ライフスタイル」となる。
たったの4日間でこれから40年後の結果もわかるんだよ。

やらなかった人はいろいろ理由がある。
「別にただ読んでるだけだから。」
「興味がないから」
「やりたかったけど、スケジュールが合わなかったから。。」 
「今週末は親戚が尋ねてくるので。。」

すべて正論で正しい。やらなかったから悪いということではない。

でもどんな理由にしろ結果は同じ。 「やった人」と「やらなかった人」

可能性はどちらか一つなのに、現実は50%の確立ではないんだよね。
やらない人の方が常に多い。 
これが多くの人々が見失っている“予想と現実の違い”

【予想と現実の違い】
世の中には理屈では説明できない現実が存在する。 
水が上から下に流れるように
磁石のNとSがくっつくように。
やる人・やらない人がいるように。

普段と変わらぬ時間が過ぎる中、
結果だけが大きく現実として変わってくる。

“その結果をどのようにしたいか?”は
自分で決めているって考えたらどうかな?

96時間前の君のようにね。


【First and Foremost】
96時間前、このような文字だけのコミュニケーションから
自分の時間を投資してみようと考えた皆さん、本当にありがとう。

それから、本当におめでとう。 

世の中全て、人生とはこんな小さなステップから始まるんだ。
小さいステップだから誰でも超えられる。

でも現実は少し違うんだよ。
多くの人々はそんなステップがものすごく高い壁に感じたり(プレッシャー)、
自分とは全く関係のないように思ったり(観察力)、
または、簡単だから後回しにしようと思うんだ(非緊急感)。

だ か ら チャ ン ス な ん だ よ。

だからチャンスは自分で作れるものなんだよ。

Doersが「経験する時間」。
彼・彼女達は「真の投資」と考える。
「投資」をして「チャンス」を作るわけだ。

「真の投資」とは時間が経つほど、効果が大きくなっていくもの。
「労働」とは違う「時間の使い方」をDoersは選考するんだ。

【Doersの世界】
一流大学を卒業しなくてはいけませんか?  - No Problem.
お金持ちの家系でなくてはいけないか?    - No Problem.
人脈がなくてはいけませんか? ーNo problem.
イケメンでなくてはならないか? ーNo problem, 小手面でもアーメンでもよい。
血液が何型は? ーAny type.



さて、次のステップに進む。
なぜ「2通の手紙」を書いたのだろうか?

先日あなたが書いた手紙。 
これをPrimary Aim という。
(プライマリー=主要な、エイム=目的)
E-myth Worldwideの創立者でビジネス界の間でベストセラーブック「E-myth」の著者
Michael Gerber氏が紹介したことで有名。 現在では都市伝説になっている。


プライマリー・エイムは日常でも常に存在し、
「最低限に必要なこと」または「最大限に必要ではないこと」となる。

難しい話しは無しとして、このプライマリー・エイムを理解する人は
世界総人口10%以内、その後BEMを実行する人は
その中から10%(世界総人口1%)といわれている。 
まさにこれが究極のDoersとなる。 後日詳しく説明。

ハリウッドで会うセレブ、ニューヨークの投資家、
中国で会う幻の気功師、サウジで会ったプリンス、
カイロでお世話になった探検家、インドであった霊気マスター、
また、ロサンジェルス・ダウンタウン東地区をまとめるホームレスのドン、
すべてに共通していること。 

それがPrimary Aimを通してBEMを実行しているとしたら?

なぜ大切なのか?  

答えは簡単だった。  “生まれてきたから”だ。

全ての生命には始まりがあり終わりがある。
自然界では人間社会も含め“循環”しているので
正確には「終わり」というより「節」と考えた方がよいのだろうが、
“この人生には終わりがある”と考えることにする。

「いやぁ 俺はずっと生きる」っていうことはないからね。

これが現在急速に広がっている
Doersのライフスタイル・デザインの考え方だ。

この考え方は昔から常に存在していた。
しかし、上層社会がコントロールする物理的制限や情報制限により
一般にはあまり伝えられなかった「生き方」である。

「一生懸命働けばいつかきっといいことがある。 
        だから当分私の言うことに従いなさい」

「あの人をいつか紹介してあげるから、私についてきなさい」

聞いた覚えはないだろうか?

グローバルで会う人々は全く逆のプロセスである。
「この時期までにこのようなことを達成したいので、
          一緒に助け合いがんばろう。」


「あなたをこの方が探しているから是非会ってみるべきだ。
         お互い必要なことを補うことができるでしょう。」


Doersはこのようにして考える。
「根性・忍耐・一生懸命は当たり前。 
    目的はどのようにして楽しむ時間に辿り着くか?ではなく、
      どんな楽しい時間を今から過ごすか?
」である

人生最高の時間に最高のことをして楽しみ
          最高の時間を大切な人と満喫することは、
                     思っているより難しいことではないのだ。


だからライフスタイルをデザインし確実に実施できるプランを作り、
目的の時間内に実行することが大切なのだ。

その全ての始まりが2通の手紙の内容に隠されている

これから生きる時間の中で「どうしても取り返しのつかない瞬間」
それが先日みんなが練習した時間となる。 

この瞬間は「いい訳」が通用しない。
「時間がなかったから」
「自分は運がなかったから」
「あぁ。本当はこんなことしたかったけど、やり方がわからなかったから」
「自分は人が良すぎるから。。」

今回あなたが投資した最初のBEM 「Begin with the End in Mind」は
Primary Aimを自覚するということだったのだ。

自分の人生、究極の最後から始めるという
一般では全く逆から始めることとなる。

もっとシンプルに考えると、
この人生を終える前、最低でもこれだけは達成したいことを先に理解し、
最初に実行してしまおうという考え方だ。

この最低ライン
(BaseLineという)をクリアーにするとしないでは
人生の「生き方」と「味わい方」が180度違ってくることになる。

リタイヤしてからポルシェに乗るではなく、若いうちに乗る。
成功してから人助けではなく、今から人助けをする。
老後趣味を見つけるのではなく、今から趣味を楽しみ上達させる。
後に楽しみを残すデザートではなく、
先に試食して最後まで必要な分だけ味わうという生き方。

都市計画やデザイン作業でも同様。 
飛躍するデザインを作る際、まずベースラインを設定することで
飛躍しても支えられる基礎をはじめに作る。
大切な事を後にとっておくのではなく、最初に実施することで
変化する環境に合わせて発展する方法である。
 
あなたのライフスタイル・デザインも同じプロセスを導入する

だれも助けてくれない。

自分でデザインして、自分で調整し、自分で実践するのだ。
それから?  みんなにも沢山楽しみ方をわけてあげればいい。



次回はあなたが書いたBEMを分析する。




本当にがんばったね。
ご苦労さま。



D.

大丈夫。 自分を信じて歩けばいい


You are not alone.
 
遠くが見えないのは下を向いて歩いているからだよ。
背筋を延ばしてまっすぐ前を向けばいいだけ。

You are not alone.
わからない時はみんなもわからないんだよ。
少し止まって深呼吸すればいいだけ。

You are not alone.
今日という日はみんなにとって初めてなんだよ
だから明日になる前に始めるんだ。


You are not alone




D




BEM Q&A

【質問】

Q. スケッチブックはハンドバックに入るものということですが、大きいものではいけませんか?

D. ルールはありません。 ’持ち運びやすいもの’が基本です。 これからBEM以外にさまざまなツールを紹介します。 また、アイデアなどをすぐに書き写すことなど、メモ帳として利用します。  自分も100を越えるスケッチブックを購入しいろいろ試しましたが、現在は日本の無地良品のモデルがお勧めと言うことです。 普段は気にもしていなかったのに、探してみるといろいろあるものでしょう。  基本は楽しんで探してください。 いつでも交換すればいいです。

Q. 手紙の内容で、「文章にならなくてもいい」ということですが、もう少し詳しく教えてください。

D. 2通の手紙は「あの瞬間」にスピーチとして使うと考えてください。 1通目が自分に向かって話すスピーチ、2通目が自分から相手に話すスピーチです。 内容は自分で決めます。
スピーチですのでさまざまな「口語」が飛び出すと思います。
「○○をしてくれて本当にありがとう」とか、
「あなたはこんなことを言っていたね。 あの時僕は○○だと思っていたけど、結果、○○だったね。」など

”自分にしかわからない内容でも良い”ということです。

また、手紙の書き始めはすぐに「スピーチモード」に入れないと思います。
そんな時は
「ブログではこんな事をいってたな。 私はどうかな?」など、独り言をそのまま書くということです。

わからない時はわからない。  

どうしよう?っと思ったらどうしよう。って書くことで、
自然に不思議な世界へ入る事ができます。



Q. 締め切りまでにできないのですが。 
D. 日曜日を選んだ理由はシンプルに週末だからです。 個人の理由は沢山あると思います。 これは実際の社会と同じで自分で大切だと思った事はどんな理由があってもできるものですし、大切ではない場合はいつになってもできないということです。 社会では金銭的理由、人脈、能力、さまざまな理由があり、どれも立派な理由です。
このエキササイズも同じようなことで できなかったからといって何か悪いことでもなく、良いことでもありません。
ですから、自分のペースで決めればいいだけです。   Good Luck




BEM (Begin with the End in Mind) #03

B.E.M
Begin with the End in Mind
自分が達成した時の喜びや不可能だと言われていることを成し遂げた時の満足感を頭に強くイメージしてみよう。
文字に書くのは簡単だが、実際やってみるとなかなか難しいことがわかると思う。

なぜ?
脳は魂ではなく、コンピューターのCPUと考えてみたらどうだろうか。
与えられた情報をただこなしていくだけ。
過去の経験をデータバンクとして備え、未来に間違いや命の危険をさけるために
常に分析しているマシーンみたいなもの。 
あなたはそんな世界でもっとも早いコンピューターでも
追いつくことのできないCPUを使いこなす達人だ。
しかひ、どんなに早いCPUでも基本条件を与えないと
答えを導くことができないというわけだ。。
 

5W1H- When, Who, What, Why, (Which), and How
今後、あなたのスケッチブックにはこの5W1Hをベースに
描いてみることにする。

行動前にイメージすることは無意識に存在する魂に
Mission (使命・任務)与えるということになる。

目的地を想像して夢を語るだけではなく (TalkerやDreamer)
目的地に達成した感覚を想像し、実際に作戦を立て実行する。(Doer やAchiever)

この達成した時の感覚を脳に強く焼き付けることで、途中どんなに険しい道のりでも
諦めずに壁を突き通す(Breakthrough)強い意志を持つことができるというわけだ。

Missionを遂行する限り「ルール・規則」は必要ない。
目的地に辿り着くためなら状況に応じて自分を変化させ進んでいくからだ。

これをMBS:Mission-Base Strategy という。

ライフスタイル・デザインではこの思想を信仰する。
「マニュアル社会」とは全く逆の考え方で
マニュアルがあなたを支配し
マニュアル以外の事柄は「system error」ということではなく、
マニュアルを一度理解したら、マニュアル無しでも目的に応じて
個人の判断で行動するという人生の進め方だ。

このイメージトレーニングを常時することで「神頼み」という行動から
「神に示す」という行動に変えることができる。

どんなに辛い時でも「神に助けを願う」ポジションから
「神・自然の下で共に行動する」と考えた方がよい。

さてコンセプトがわかったら、実際にBEMを書いてみよう。
あなたはどんなスケッチブックを選んだかな?
最初の1ページ。  どうだった? 感想は?



【最初に書く最後の話】
今この記事を読んでいるみんな。 
I hope you are sitting down. 

What I am gonna tell you is something you may not like.


椅子にちゃんと座っていることを願ってる。
これから話すことはあまりみんなが考えたくないことかも知れない。

だけど安心して、深呼吸して、口を閉じて、赤ちゃんの耳をカバーして、
モニターが後ろの人に見えないようにしてね。

これから書くBEMはあなたのライフスタイル・デザインを描くために
大きく左右する「Compass」(方位磁石)として使用する。
だからとても大切なプロセスで人生でもっとも大切な時間と考えてほしい。 

また、今回のBEMは将来何度となく書き続け、修正しても良いと理解する。
では目的をまず説明します。 

【目的】: 潜在意識にある本当の自分を発見する

以下の文章を読んだ後、最低30分間社会から自分を「隔離」する場所を探すこと。
社会から隔離ということは、人がいないということではない。 自分が属する社会ということで、携帯をOFF(マナーモードじゃダメ。完全に電池を切る!)、テレビもOFF、友達、そして家族、 全てが見えない場所に移動する。 車の中でもいい。でもラジオはOFF. どこか公園や遠くが見える場所が良い。  時間はいつでも良いが朝食後の朝が効果的。 自分一人の環境を作ること。  週末日曜日朝11時までに見つけること。

これから2通の手紙を書く。 
個人の判断に任せるがこの手紙はだれにも見せないということにする。

文字の大きい方がよい。 30cm離れてもきちんと読める大きさで
小さく、細い文字はNG.  かわいい文字もだめ。 きれいな文字もダメ。
雑に書きしゃべる早さと同じぐらいに書ける程度の文字がよい。


ー最初の手紙ー
日曜日の朝11時。 快晴 外では鳥の声が聞こえる。
20畳ほどの部屋に沢山の人々が所狭しと集まっている。
10人、20人、100人、 自分の想像に任せる
ふと気がつくと彼らは自分の知り合いである。
親友、友達、家族、 子供も沢山いる。
でもみんなかなり歳をとっている。

部屋の真ん中には立派な彫刻が施された木製で長方形の箱が
机の上に置いてあり、みんながその箱を見つめている。

箱の扉は開いている。
みんなが見つめている箱の中には
沢山の花が添えられていて
その真ん中に自分がそっと眠っている

今日は自分のために沢山の人が駆けつけてくれたようだ。

部屋の天井四隅にはスピーカーがマウントされていて小さな音楽が流れている。
モーツァルトの「春への憧れ」のようだ。

マイクの音がして人際から1人 前へ。

その方は誰かな?   

大きくなったお子さん?
歳を共にした友達? 
一緒に人生を楽しんだ相棒?
それとも兄弟・姉妹?  
お世話になった先生?
教えて立派にそだった生徒?

その方が胸のポケットから手紙をだしマイクを通して読み始める。


「○○さん、」(自分の名前)
「今日は、、、、」




これが最初の手紙。 

どんな内容だろうか?  
「○○さん、あなたは○○であり、 あなたはいつもこんなことを言っていたね。
こんなことがあった時、あなたはこんなことをしてくれたね。」
「あなたの趣味は○○で。。」
「あなたはこのようなことをしてくれて、こんなに私の人生が変わったの。」
「あなたが信じていたことは、、こんなことで、今ではこのようになったよ」

沢山あると思う。

「○○さん、  本当にありがとう。。。」


手紙を読む方の表情を想像し、細かく表現できるまで目を閉じるのが良いだろう。
その方の周りにいる人は? どんな表情?  もしあなたがその中の一人で
あなた自身を見つめていたらどのよう感じ? 

そのような 感情も書き写す。

難しく考えないように。  俳優・女優になったつもりで「役」を演技する感覚。




ー2通目の手紙ー
1通目の手紙を書き終わったら休憩しよう。
場所を移動してもよい。 でも30分以内に戻ることが大切。
常温の水(氷抜き)をコップ2杯飲むようにしよう。

2通目の手紙を書く前に大きな深呼吸をして
目を閉じ、上を10秒ほど眺めるようにする。
1通目の手紙の内容を思い出してみるのも良い。

here we go,


1通目の手紙を読み終わったころ、部屋の雰囲気はどうだろうか?
沢山の方が白いハンカチーフを目に寄せている。
何も言わずにただ下を向いている方もいるだろう。

そんな時天井四隅のスピーカーから一人の声が部屋中に流れる。

「自分の声」 (前もって録音しておいたのだね。)

2通目の手紙はみんなに伝える自分からのメッセージ。

どんな内容だろうか?

「みんな。 今日来てくれて本当にありがとう。」
「自分はね、今まで、、、、、」
「自分はこんなことができた。。。」
「あの時君がこうしたのは、自分はこう感じていたから。。。」
「自分がここまで来れたのは、みんながこうして。。。」
「こんな失敗もあったけど、こんな成功もしたし、、」

沢山あると思う。

どんな人だったのだろう? 

優しい人、厳しい人、勇気がある人、、、

どんなことをしてきたのだろうか?

今日この日は自分のためにある。  理由も何もいらない。
自分勝手でいい。 一生に一度だけだから。
時間も無制限。 何も気にする必要がない。

どんなことを誰に伝えたいだろう?

この手紙を話しているとき、どんな人が周りにいるだろうか?
話しをする時自分はどんな言葉をつかうのだろうか?

話しをする時、内容に応じて一人一人目をみて話すようにする。

自分は先に行くけれど、残ったみんなにどんなメッセージがあるかな?



ー手紙の書き方ー
内容は気にしない。
はじめは頭に浮かぶこと全て書く。
「なにから始めようか?」と思ったら、そのまま「なにから始めようか?」と書く。
わからなかったら、わからないと書く。

最初は「質」ではなく、「量」を目指す。
だから雑でいい。 雑なら雑になるほどいい。

スピードが大事。 
あまり考えないようにする。 
とにかく書く。 ページを気にせず、見かけも何も気にしない。

間違えたら「消さない」。
そのまま次に進む。

結果文章が成り立っていなくても良い。

どのぐらい成り立たない文章を書くことができるのかを
自分に挑戦しているのも良い。

順番も関係なし。    ーだれも見ないのだから。。。



書き続けるうちに 何か不思議に文章がつながってくる。
何も考えずにただ、文章が自然に形成されてくる。

後は自然に任せるだけ。   

学生のみんなはおじいちゃんになった気持ちで考えるのは難しいと思う。
そんな時は自分が「大人」になった時を想像し、手紙を作成する。

社会人のみんなは今自分がしている職と掛け話して考えてもよい。

今までにしてきたことを想像して書くこともよし。
将来したことを想像して書くのもよし。

ルールは全く無し。 

潜在意識を外に出してあげることが目的だから。


最初の環境づくりと素直な気持ちさえ整えれば誰でもできるようになるから。

最初のトライアルでは上手くいかないかもしれない。
それでも大丈夫。 
ライフスタイル・デザインには「失敗がない」から。

でも自分が納得できるまで何度もやり続けることが必要だよ。

1度目より、2度目の方がもっと簡単。
2度目より3度目。 やればやるほど簡単になっていくから。
現実とは正反対。


【ミッション】
1。スケッチブックの2枚目から始め、両側裏表のページをつかうこと。

2。ペンは鉛筆以外で消せないもの、太めを選ぶこと(ケルボもNG)

3。日本時間7月19日日曜日午前11時までに「隔離」し、
  同日23時59分までに終了すること。

4.文章は成り立っていなくてもよい。 
  当日書き終わった内容をみて、最初の手紙から声に出して読むこと。 
  声の大きさは実際話すことを想定した大きさ。
  「恥ずかしくないから」 大丈夫。
  場所が悪いなら変更してもいい。 
  声を出すことで自分の声を耳から聞くことが大切なんだ。
  読むときその状況を本当に想像する。
  「大体でいいじゃん」は通用しない。
  やる時はとことんやること。

5.2通の手紙を書き終わり、読み終わったら 
  最後に自分の名前を「きれいに書く」
  その下に場所、日付と時間を「きれいに書く」
  
6.1-5項目を終了したら再度集合する。 
  次の電車は
月曜日午前00時に出発する。



Good luck and Have a fun!

See you in a few days.


D

Los Angeles,
2009-07-16 00:00:00

BEM (Begin with the End in Mind) #02

B.E.M
Begin with the End in Mind


Doer と talkerの大きな違い。
それは「スタート地点での考え方」にある。

前回はDoer達が使う秘密兵器「BEM」を説明したが、
これは5歳の子供でも簡単に習得することができる。

しかし、実際はだれでもできるということではない。

長い時間をかけて頑張っているのに、
実際の結果をだすことができない大きな理由は
自分の実力やそれに費やした時間ではなく、
「始め方」にある。 

20年ゴルフをしているのに上手くなれないとか、
長期間英語を習っているが実際に使うことができないというのが
良い例だ。 B.E.Mが明白でないため、いつになっても緊急性がなく、
またいつ達成したのかもわからないとう状態になってしまう。

理由は沢山ある。 
「仕事が忙しいから」
「自分は才能がないから」
「あまり良いコーチに恵まれなかったから」

確かにそうかもしれない。

しかしLifeStye Designではこのような現実は通用しない。
どんな物語を説明し、他人を納得させても、
実際には達成していないので自分にとってはまさに「言い訳」になってしまう。

Don't worry, I did the same. I was there too. Sometime I caught myself, telling the ' excuses', and I had to slap myself for doing that again :)
心配ないよ。 自分も同じこと沢山やった。 今だってそんな自分を発見しては
自分のほほを叩くことがある。


LifeStyle Design Part I
【BEMの使い方】

First and Foremost, First thing first.
Get your sketchbook. This book will become your bible. you don't have to read anything but you create one.
We will start with a small thing first. Just like how a baby begins to walk for the first time. One step at a time, eventually, you won't even think about it. What I am going to tell you may sound a bit awkward for the fist time, and it may not make sense to you now. But.. just trust me on this. It is all part of the process. So, don't worry. I will take you through it.
You don't have to know the mechanics of your car, correct? You just need to know some basics, like how to steer a car, shift gears- automatic now a day, check a gas meter, etc. You just know that your beautiful car will take you to where you want to. The same here, you just need to know some basics, then you can take over and adapt it to your own if you need to.

So, just follow me. Here we go :)

1. Preparation (準備)
【ステップ1】 自分に投資する

本当に大切なことって頭の中に置いておくのではなく、
外に出してあげることが必要なんだ。 

「どうやって外にだすのか?」

外に出す方法は実は沢山ある。でも一番効果的で簡単なのが
「Art of Writing」 
自分は「書くアート」って呼んでる。
ただだらだら書く日記ではなく、システムを利用して脳から様々な次元に潜んでいる考えやアイデアを書き写す。 。
完成したときは計画書でもあり、アクションプランでもあり、アートでもある。
場合によっては第三者とコミュニケーションする道具としても使える。

そんなアートを描き出す為に必要なキャンバスがスケッチブックだ。
ハンドバックに入る程度のスケッチブックを自分に投資しよう。 

投資といっても金額とは無関係である。
自分がこれからずっと集めるバイブルと考えればいい。 
バイブルを読むのではなく、自分で作っていくのだ。

自分はこれまでに世界中いろいろなスケッチブックを使ってきた。
大きいもの、小さいもの、メモ帳、高級なもの。 
結果、どんな物でも自分が気に入ればいいので
「これでなくてはいけない」という物はない。
 
自分が気に入ったスケッチブックを探す旅に出るのもいいだろう。
必要なことは描きやすく持ち運び易いスケッチブックを選ぶこと。
また、線が入っているのもではなく、「白紙」を勧める。
バインダーのように一枚一枚外れるのはNG (No Good)。
ページ数はあまり関係ないが、あまりページ数が多いのもだめ。
1日1ページ書いて365ページだから50%強の200ページぐらいがいいだろう。

「う~ん。結構、複雑じゃん。白紙でバインダーじゃないもの。。アートのデッサン用紙じゃ重すぎるし。」

自分のおすすめは無地良品の単行本ノート。→即チェック!
再生紙でできていてB5?サイズ、税込みで210円。  
A4の半分だから紙を半分に折ってノートに貼ることもできるしね。

チャレンジなのはカバーもリサイクル紙だから六ヶ月するとボロボロになってしまう。
LOFTストアーで皮・人口皮のカバーを購入すれば中身だけ変えればいい。 
飽きたら気分に合わせてまた買えばいいし。  

自分のケースでは1年で一冊ぐらいのペースかな。
十年分買ってしまえばいい。 予算が心配なら5年分。

最後のノートを書き終わるころの自分を想像してみて。
本棚に自分の夢達成記録が10冊並んでるよ。

だれに見せる訳でもないけど、自分が10年前考えていたこととか、
当時やりかけていたことが今となってまたやってみようとか。

購入する前にもう一度、自分が十年後に自分が描いた夢や思想がギッシリ書いてあるスケッチブックを想像する。  当然今持っているブランドニューのスケッチブックではなく、ページもボロボロになって色あせているスケッチブック達。
でもすべて一緒のデザインが辞典のように並んでいるんだ。

書くことほとんどが現実になっていく楽しさ。
またその現実を振り返ることができる楽しさ。


【ステップ2】
スケッチブックを購入したら最初のページを開き
何も考えずに子供のようなグチャグチャな線を描く。
グチャグチャができないのなら、最初のページを破ってしまう。

人は自分の物に対する愛着心が深い。 LifeStyle Designでは
できないことはすぐ変更し、方向調整をするというルールがある。(後に説明)
スケッチブックなど突然買ったり、新しいノートを開く時、
だれもが大切に描いてみたいもの。 I know, I was doing the same..

でもこの「プライド」や「慎重性」 は使い方がわからないと「Talker」になってしまう。
だから最初のスケッチブックの最初のページ、
言ってみれば自分を表現する「一番大切なページ」をグチャグチャにしたり、
時には破ってしまうんだ。 

この習慣を始めたのはヨーロッパ放流時代。 沢山の建築をデッサンし、
旅先いろいろな人たちから褒めてもらうなど、
自分に変なプライドがついてきた時期があった。

「この新しいスケッチブック、うまく描けなくなったらどうしよう?」とか
「今度はもっとすごいの描けるようになろう。でもできなかったら??」

考えただけでも愚かなプライドだけど、そんなプライドを自分で消してしまうために
最初のページをグシャグチャって描いてしまうことにした。

どんなことでも、上手くなればなるほど、上達すればするほど、
変なプレッシャーを感じてしまうもの。  そんな時の為に今から練習しておくんだ。

もし、もしも、だれかがグチャグチャページを見て質問してきたら、
「これ? ただのアート。」って言っておけばいい。

この習慣を何度と練習すると最初のページをグチャグチャとしなくても良い時期が自然と自分でわかるようになる。 そうしたら最初のページに今の自分の気持ちや目標・テーマを書いてみるのもいいだろう。

【ペン】は万年筆がいい。 でも万年筆の使い方って決行難しい。 だから最初はペンテルのペン(黒)やボールペンもいいかもしれない。 
万年筆を進める理由は沢山ある。いくつか紹介しよう。

a)インクなので10年たってもフェイドすることがない。
自分が大学時代最初に始めたスケッチブックは水性ペンなど使っていたので今となっては文字が薄くなったりしている。

b)消しゴムで消せない
アイデアを脳からダウンロードするとき、なるべくフィルターをかけないことが必要。
また、一度書き出した内容を後から消したり調整していると「完璧主義」になってしまい
Talkerになりやすくなってしまう。 インクでビッシと書き、だめならまた別の場所に書く。 それでいい。

c)太さをいろいろ調整できる。
万年筆の裏側と表側って知ってる? 建築家が使うテクニックなんだけど、裏と表を使って文字を濃くしたり薄くしたりできるんだよ。すこし慣れや、万年筆のメーカー/タイプにもよるけど、とても便利な手法で、後から見ても見安い。
高級万年筆はNGだ。 モンブランやパーカーなどいろいろ使ってみたが、LifeStyle Designでは逆に使いにくい道具となる。 インクの出が良すぎるからだ。
嫌なときはギシギシ・乾いて書きたいもの。 いつもきれいに見えるものは化粧でごまかしてしまっているからだ。
自分はLAMY社のサファリモデル(4千円ぐらい)を常時使用しているが、数年前から無印良品の万年筆を使用している。2種類あって通常のサイズと5cmぐらいの短い万年筆で持ち運びそして「癖のあるインクの出」が良い。
インク取り替えもコンパクト、飛行機の中でも簡単即座にチェンジすることができる。 万年筆自体は1000円ぐらいだったと思う。

とにかく自分がこれから使うペンを一つ決めること。
このペンを使うとき、自分は今までの自分と違うと脳に焼き付ける。
同じ習慣を繰り返すことで自分に催眠術をかけているような意味がある。

what do you think?
Wanna try it out?

決断したらすぐ実行する。  

まだお昼休みをとっていないのなら、その時間を利用して買いに行く。
今会議中なら、、 会議中ならこのブログを読んでいないので
次の会議が始まる前に購入すること。

それでもダメなら今夜帰り際に必ず購入する。

夜間通勤なら明日の朝11時までに必ず購入すること。

お店が近くにないのなら電話して予約すること。

お金が足りないのなら友達に借りて一冊プレゼントすればいい。
友達に理由を聞かれたら、「なんかアートしたいじゃん。」でいい。

とりあえず、始めること。 最初の一歩が大切なんだよ。

I repeat, you must complete this mission without fail.

もう一度繰り返す。 失敗は許されない。 このミッションを完結すること。

Remember, no excuse. You can't lie to yourself.
「言い訳はNG. 自分には嘘つけないからね。」



次回はBEMを実際に書いてみよう。

See you in a few days.


D


カリフォルニアの建築家日記










2009年1月1日 Dreamlineより