BEM (Begin with the End in Mind) | カリフォルニアの建築家日記

BEM (Begin with the End in Mind)

What excites you the most?

この質問をこれから少しづつ一緒に答えてみよう。

「あなたの人生の中で何がしたいのですか?」 
「あなたはいったい将来なにがしたいの?」

そんなこといわれても、
いっぱいやりたいことがありすぎ得てわからないよね。

でもなんにも考えずに、だらだら、なんとな~く。っていうのはどうかな?
心中ではどこか退屈な自分や納得のいかない自分の声を聞くことができるはずだよ。

車で旅行するとき1キロ先の信号機が赤にあるかなんて考えても無駄だし、
考える方がおかしいよね。 でも行き先の住所や、概算でどのくらい時間がかかるのか?がわからないと 遅刻しちゃったり、迷子になったり。問題ばかり起きる旅行になっちゃうよね。


「あ~あ。なんで僕だけにこんな時にこんな不運がおきるのだろう。」

どんなに完璧な計画を立てても予定は未定であって、問題は起きることがあるけど
計画なしに飛び出すのは、問題をください!ってお願いしているみたいなもの。

英語でいう「Doer」と「Talker」は最初の出発点で
実践する考え方が大きく違う。

"Doer"
はまさに “DO”実行するが名詞化したもの“DO-er"
アルクのサイトではこんなふうに日本語で訳している

(www.alc.co.jp 参照)
doer 【名】
  1. 実行{じっこう}する人、行為者{こういしゃ}
  2. やり手、〔思索家{しさく か}ではなく〕実行家
“Talker” も同様、「話す」が名詞化したもので“Talk-er”
アルクでは
talker 【名】
  1. 話す人
  2. おしゃべりな人
  3. 空論家
人生設計(Life Style Design)ではただ話すだけのTalkerは問題外となる。

Talkerはいろいろな理屈や分析資料をマスターし、話では納得のいく哲学をもっているのに対し、Doerはある程度の視野を理解すると即座行動に移すことにある。

行動を移すことにより、現実常にかわる状況を同時に受け入れ、川の流れに沿って進んでいく。Talkerの様に実際存在しない分析結果を重視しないので、途中に起きる問題は「起きるもの」だと考え進んでいく。

途中、起きえる問題は大きなものから小さなものと様々だが、
その場でできるベストの状態をつくし、流れを理解しながら進み
何事にも真剣勝負であたっていく。  

途中同じような旅行者とあう場合、自分が今まで養った経験や知恵を隠すのではなく、お互いよい結果がでるように全てをシェアすることで
予想もできなかった問題もクリアーしていく。

しかし、この進み方にも限界がある。
長時間の旅(6ヶ月以上)となると当初蓄えたエネルギーが徐々に低下し、
リスク回避を考え、「安全策」しか見えなくなってくる。

Talker から見る視野では遥か向こうへ旅し、さまざまな事柄を達成しているが、
エネルギーが落ちたDoerから見ると中途半端な旅となってしまう。

このような状況をさけ、さらに突き進むDoerもいる。
問題の起き方やチャレンジの難易度は前者のDoerと同じだが
一つだけ違った武器をもっている。

これが世界1%の「達成者」が実践し、
いかなる問題にも勝ち抜いていく「秘密」といわれている。

B.E.M
Begin with the End in Mind

最後の結果を胸に抱きながら始める。

この「最後」という言葉は様々な状況で使える。
人生の最後、
5年後の自分
六ヶ月後に達成する時
プロジェクト終了するとき
一日の終わり。。。など


旅に出発するとき
目的地についた時の自分を想像してみる。
どんな気持ちであろうか?
頂上から見る山脈の眺めや
達成したとき感じる充実感や
沢山の人々が笑っている風景を見る穏やかさ、
または、単純に自分に満足する感覚。

このイマジネーションがクリアーで常識から外れていればいるほど、
強い念となって脳に焼き付く。

どんな事柄も簡単ではない。 また、だれも最初から簡単なんていった訳でもない。
だから自分が想像もしていない問題が起きるのは当然なことで
問題がおこらない時は自分の心臓が止まったときだけだと思う。

自分が本当に達成したい目的地にたどり着くためには
必ず問題がある。 この問題をチャレンジとして受け止め
成し遂げるためには「目的地についた時のイメージ・希望」が必要なのだ。

B.E.M
Begin with the End in Mind


そのイメージを心に強く焼き付ければ
どんなに大きな問題が途中幾度と降り掛かっても
希望という力の方が大きいのだ。

だから「駆け引き」しない。

自分が達成したいことの方が大きいから。
チャレンジする価値があるから。



B.E.M
Begin with the End in Mind




次回は実際にB.E.Mを練習してみよう。



See ya,


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