なにが起きているのか、僕にはまったくわからない。

 今、僕の目の前に、メイド姿の美少女が立っている。

 突然、降って湧いたように、僕の目の前に現れたのだ。

 まるで、マンガのようだ。

 その美少女は、僕を見てにっこりと微笑み、「ご主人様」と言った。

 僕が、メイド喫茶が好きなのを知っているのか。

 もしかしたら、よく行くので、メイド喫茶のサービスかもしれない。

 そう思ったが、なにもない空間から突然現れたのだ。人間に、そんなことができるはずがない。

 そうだ、これは夢なんだ。夢に違いない。夢だから、なんでもありなんだ。

 僕は、ほっぺたをギュッとつねった。

 声が出るほど、痛かった。

 もしかして、現実?

 僕の思考回路は、そこで止まってしまった。

「地球人というのは、軟なものですね。突然の出来事に対処できない」

 宇宙船のモニターから、青年が固まっている姿を眺めながら、ペセタ星人がせせら笑う。

「こりゃ、地球侵略は、思ったより簡単にいきそうですね」

「そうだな、そうとわかれば、とっとと片付けるか」

 司令官がそう言うと、宇宙船団が勢いよく地球へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

プリティドール(マジックQを追え)

 CIAが開発したカプセル型爆弾(コードネーム:マジックQ)が、内部の裏切り者の手により盗まれ、東京に渡る。裏切り者は、マジックQを赤い金貨という犯罪組織に売り渡そうとしていた。CIAの大物ヒューストンは、マジックQの奪回を、今は民間人の悟と結婚して大阪に住んでいる、元CIAの凄腕のエージェントであった、モデル並みの美貌を持つカレンに依頼する。

加えて、ロシア最強の破壊工作員であるターニャも、マジックQを奪いに東京へ現れる。そして、赤い金貨からも、劉という最凶の殺し屋を東京へ送り込んでいた。

その情報を掴んだ内調は、桜井という、これも腕が立つエージェントを任務に当てた。

カレンとターニャと劉、裏の世界では世界の三凶と呼ばれて恐れられている三人が東京に集い、日本を守るためにエリートの道を捨て、傭兵稼業まで軽軽した桜井を交えて、熾烈な戦いが始まる。

 裏切者は誰か、マジックQを手にするのは誰か。東京を舞台に繰り広げられる戦闘、死闘。

 最後には、意外な人物の活躍が。

 

 

歪んだ復讐

歩きスマホの男性にぶつかられて、電車の到着間際に線路に突き落とされて亡くなった女性。早くに両親を亡くし、その姉を親代わりとして生きてきた琴音は、その場から逃げ去った犯人に復讐を誓う。

姉の死から一年後、ふとしたことから、犯人の男と琴音は出会うことになる。

複数の歩きスマホの加害者と被害者。

歩きスマホに理解を示す人と憎悪する人。

それらの人々が交差するとき、運命の歯車は回り出す。

 

シャム猫の秘密

2018年お正月特別版(前後編)

これまでの長編小説の主人公が勢揃い。

オールスターキャストで贈る、ドタバタ活劇。

 

心ほぐします

大手の優良企業に勤めていた杉田敏夫。

将来安泰を信じていた敏夫の期待は、バブルが弾けた時から裏切られた。家のローンが払えず早期退職の募集に応募するも、転職活動がうまくいかず、その頃から敏夫は荒れて、家族に当たるようになった。
そんな時、敏夫は不思議な体験をする。
幻のようなマッサージ店で、文字のポイントカードをもらう。 
そこに書かれた文字の意味を理解する度に、敏夫は変わってゆく。
すべての文字を理解して、敏夫は新しい人生を送れるのか? 
敏夫の運命の歯車は、幻のマッサージ店から回り出す。

 

 

真実の恋?

夜の世界に慣れていない、ひたむきで純粋ながら熱い心を持つ真(まこと)と、バツ一で夜の世界のプロの実桜(みお)が出会い、お互い惹かれあっていきながらも、立場の違いから心の葛藤を繰り返し、衝突しながら本当の恋に目覚めてゆく、リアルにありそうでいて、現実ではそうそうあり得ない、ファンタジーな物語。

 

真実の恋?を面白く読んでいただくために

 

 

恋と夜景とお芝居と

ふとしたことから知り合った、中堅の会社に勤める健一と、売れない劇団員の麗の、恋の行方は?

 

プリティドール(電子の悪魔) 

奥さんが、元CIAのトップシークレットに属する、ブロンド美人の殺し屋。

旦那は、冴えない正真正銘、日本の民間人。

そんな凸凹コンビが、CIAが開発中に盗まれた、人類をも滅ぼしかねない物の奪還に動く。

ロシア最凶の女戦士と、凶悪な犯罪組織の守り神。

世界の三凶と呼ばれて、裏の世界で恐れられている三人が激突する。

果たして、勝者は誰か?

奪われた物は誰の手に?

 

 

 

短編小説(夢

 

短編小説(ある夏の日)

 

短編小説(因果)

 

中編小説(人生は一度きり)

 

20行ショート小説集

 

20行ショート小説集②

 

20行ショート小説集③

 

20行ショート小説集④

 

僕の好きな1作シリーズ

 

魔法の言葉集