おはようございます!
今日も暑い一日になりそうです。
今朝も早朝ランニング(+ウォーキング)しました
目的地は、帰帆島 です
ここは、伸びのびのびと遊ぶのによい所。
フリスビーができるような原っぱがあって、楽しい所です
朝から走って、洗濯して ご飯食べてすがすがしい!!
今日もよい一日になりますよ~に!
さて、今日は低たんぱく食品について考えてみましょう!
低たんぱく食品って?
その名の通り、蛋白質が少ない食品のことを言いますが、
いったいどんな時に食べるものなのですようか??
これは、腎臓の機能が低下した人のための特殊食品なんです。
腎臓の機能が低下すると、身体の老廃物を外に出せなくなります。
腎臓は本来、体の毒成分(アンモニア)を無毒に変えて、
このアンモニアを尿素に変えて、
おしっことして身体の外に出すのですが、
腎臓が悪くなると毒物処理ができないので、
体の中に毒成分がたまってきてしまうんです。
そうなると、頭痛、嘔吐、うつ、錯乱、食欲不振、麻痺、味覚障害、筋力低下、・・・・
いろんな症状がでてきます(尿毒症)
ですから、腎臓を守っていかなければならないんです。
腎臓に負担がかかる原因として
急性的なものに、外傷、やけと、心不全、心筋梗塞、肝硬変、など、腎臓に流れる血液が急激に少なくなったとき。
慢性的なものに多いのは、糖尿病、糸球体腎炎、痛風、腎盂腎炎、ネフローゼ、妊娠糖尿病、悪性高血圧・・・
など、たくさんあります。
予防として、できることは、血圧を正常に保つこと。
塩分の摂り過ぎに気を付けたり、
ストレスを溜めこまないこと、
また糖尿病予防のために、生活習慣、食習慣を規則正しく過ごすことも大切。
痛風にならないためにお酒ののみすぎ、おいしいものの食べ過ぎにも気を付けなければなりません。
蛋白質の食べ過ぎ、つまり、サプリメントのプロテインを飲みすぎもだめです。
腎臓に負担がかかって痛風になる人もいるんですよ。
話がそれましたが、
腎疾患と低たんぱく食の話に戻します。
腎不全(腎臓の機能が30%以下になった状態)になると、
食事では塩分制限、タンパク制限、カリウム制限をしなければなりません。
この中で特に難しいのがタンパク制限。
蛋白質とは、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品に特に多く含まれていますが、
そのほかに、主食であるご飯、パン、麺類にも含まれています、
蛋白制限といっても、ただ制限すればいいわけではなく
必要なカロリーは摂取しなければいけないんです。
必要なカロリーをしっかり取らないと、自分の体を分解してエネルギーにしようとしてしまうので
身体を分解したときにも毒素成分が生じるので、
それが腎臓に負担をかける結果になるんです。
だから、たんぱく質を制限しつつ、しっかりカロリーをとる
これが大事なポイント!
でもでも、食事の中でたんぱく質って肉や魚のような料理のメインになるものに多くふくまれています。
だから、限られた制限の中で、なるべくメインの料理の肉や魚、卵をたくさん食べたい!!!
という要望に応えるためにできたのが、
低たんぱく食品 だと私は思っています。
つまり、肉や魚などのメイン料理はそのままで
主に、主食であるご飯やパンからとるたんぱく質を極力減らしてしまいましょう!
ということです。
主に流通しているのは、
低蛋白質のパンやご飯。
低蛋白質のパンはクロワッサンやロールパン、食パンがあります。
一般的な食パン(6枚切り)は1枚で60g カロリ―は160kcal程度、 たんぱく質は5g程度
低たんぱくのパンは1枚あたり50gで カロリーは同程度160kcal 蛋白質は2g程度なのです!
この差し引き3gの蛋白質が生じるから 低蛋白質パンを使った方がゆで卵半分食べられる!
ということになるんですね。
また、ご飯の場合だと、一般的なご飯は200gでカロリーは320kcal 蛋白質5g前後、
低たんぱくのご飯は、商品によっては5~35分の1になっているものがあるので、
0.14g~1g程度にまで減らすことができるんです。
疾患によっては、かなり厳しい蛋白質制限がかかる場合があるので(1日30gとか!)(体重×1.0~1.2g程度が標準)
このような低たんぱく食品を使った方がよい場合もありますが、
基本的には、低たんぱく食品を使わなくても、工夫すれば食事療養は可能なんですよ!
せっかく低たんぱく食品を使っているのに、
間食でするめを食べ過ぎていたり、乳製品の摂り過ぎだったり、
また逆に摂取する蛋白質が少なすぎて、体に負担をかけている場合だってあるんですよ。
だから、このようないわゆる特殊食品を使うときは、管理栄養士に相談したり、主治医に聞いてみることが必要ですからね!!
勝手な判断は、大きな問題になりかねませんから!!
低たんぱく食品を扱っているインターネットのサイトはこちら
↓↓
http://www.b-style-msc.com/SHOP/41242/41243/list.html
http://www.healthy-food.co.jp/tanpakushitu/tanpaku-top.html
わが社でも扱っています
でも、どうやって使い方を指導するかは、本当によく考えないといけません。
低たんぱく食品を使うメリット、デメリットをお伝えして、
まずは本当に使う必要があるのかということから検討しなきゃいけませんね。
昨日の危機管理のセミナー の話とつながるけど、
身体に取り込まれるものを扱い、指導する私たちの仕事は、
じつは命に直結する責任の重たいことだから。
今一度正しい知識と正しい判断ができる管理栄養士にならなければと思いました!