昨日は、栄養士会の研修会に参加しました! at 京都女子大!
今回の研修はグループワークあり、調理実習ありと
とっても楽しい研修でした
最初の講演は、
京都女子大栄養クリニック指導員の木戸詔子先生。
『高齢者がいつまでもおいしく食べられる食事のコツ』
というテーマで話してくださいました。
簡単にまとめます!
ご高齢になると約80%の人が高血圧。
日本人ほど高血圧が多い国はいないんです!
だからこそ、塩分の少ない薄味の食生活をしなければなりません。
でも、だからといって
おいしくない、味のない食生活をづつけていることはとてもつらいこと。
おいしくない食事をつづけるくらいなら、早死にしてもいいから
おいしい、好きなものを食べたい!
こう訴える方がほとんどです。
だからこそ、塩分が少なくても、
おいしい食事を提供してあげることが大切です。
そのためのポイントをご紹介します
食材選びについて
①旬の新鮮な食材を使う
②素材そのものがおいしい食材を使う
乳製品、サツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモ、かぼちゃ、きのこ など。
塩分を加えなくてもおいしい食材
③香りのよい食材
香味野菜、香草類、種実類
④果物・・・酸味(かんきつ類)、甘味、うまみ、香り
⑤漬物、佃煮などの加工食品の使用を抑える
調理方法における工夫
①食酢、柑橘類の利用~オレンジソースにする、甘酢の味付けにする
②煮出汁の利用~顆粒だしではなく、天然の出汁は塩分が少ないし、香りも高い
③高温調理~網焼き、グリル焼き、揚げる、トーストすることで焙煎フレーバーがつき、臭みが飛ぶ
④油による調理~あぶらの風味でおいしさを増す、食材の表面に膜ができるので、塩分を中にしみこませない
⑤洋風料理~乳製品を使った料理(ミルク煮など)、香草を使った料理
⑥切り方の工夫~大きく切って表面積を小さくする。・・・味をしみこませない
⑦汁物は具だくさんにする
食卓での工夫
①調味料を食卓に置かない
②割醤油を使う
③食べるときに、調味料・つけだれを用いる
④酸味、うまみ、香りのあるも野と一緒に食べる
⑤見た目をよくする
⑥適温の状態で提供する(温かいものは温かく、冷たいものは冷たく)
⑦よく噛んで素材の味を楽しむ
⑧麺類の汁は残す
まとめ
食事は、メンタル面に大きく影響します。
栄養的にどうか
ということだけでなく、
おいしそう!食べたい!いい匂い!
と
五感を刺激する食卓が
なによりも大切です
次は、
『どこにでもある食材で食材で食支援』~あなたならこの食材をどう使いますか?
熊谷 幸江先生の講演内容です!