昨日行われた栄養士会の研修のまとめです。
最初の講演は木戸先生による講演。
次は京都老人ホームの熊谷幸江先生による講演&グループワーク
『どこにでもある食材で食支援』
~あなたならこの食材をどう使いますか?
というテーマで行われました。
熊谷先生は、伏見区の介護予防推進センターで様々な介護予防講座なども開いておられますし、
ヘルパーさんから、どんなものを作ったらよいでしょうか?と
相談を受けることがあるということで、
在宅での食生活をサポートする上で実践につなげることができる内容でした。
まず、ご高齢の方はどんな食生活をのぞまれているのでしょうか?
①見た目!おいしいさ!
見た目が良いだけで食欲はそそられます。同じ食卓に、赤、黄、緑がそろっていると彩よくみえます。
また器を変えたり、ランチョンマットを変えるだけでもうれしい!と感じます。
②簡単であること
長時間台所に立っていることがだんだんしんどくなります。
電子レンジを使った調理も便利で安全です
③安価であること
定年退職をされて、年金生活をしている方にとって安価であるのは必要条件
④栄養面
バランスよく食べていつまでも元気でいるためにはしっかり栄養を取る必要ありますよね
⑤常備食材の活用
缶詰、乾物はどこの家庭でも常備されています。これらを使っていろんなレシピがあると飽きなくて喜ばれます
⑥冷めてもおいしい
一度に大量に作って、それを何食に分けて食べることが多いです
⑦やわらかくて食べやすい
歯がわるい、咀嚼、嚥下状態が悪い方でも食べやすいように。
以上のような7つのポイントがあげられます。
これを踏まえ、どの家庭でもある7つの食材を使って
どんなメニューができるか、グループワークで話し合いました。
【ご飯、卵、鮭フレーク、鯖缶(水煮)、ジャガイモ、人参】
卵焼き、出汁巻、いり卵、スクランブルエッグ、ポーチドエッグ
茶わん蒸し,カレー、オムライス、グラタン、シチュー、芋団子、ポテトサラダ、
コロッケ、きんぴら、卵丼、炒めもの、煮物・・・・
組み合わせ次第でたくさんの料理ができますよね!
同じ食材を使っても調理法が違うだけで全然違うものができるし、
同じ調理法でも、違う食材を組み合わせるだけで、食感も見た目も違うものができるんですよね!
いろんなアイディアを瞬時に伝えられることがとても大切だなと感じました!
いよいよ次は、調理実習の様子です☆