旅ヲタ医師の読影クルーズ日誌~魅惑のマダガスカル編~ -5ページ目

旅ヲタ医師の読影クルーズ日誌~魅惑のマダガスカル編~

クルーズ船で究極のテレワークを行いながら、インド洋の未踏の国、マダガスカルを目指します。

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気まぐれ画伯作:マリーナベイサンズを支えるドードー(なぜ?笑)

 

シンガポール2日目。今日は秋川雅史さんのクリスマスコンサートがなぜか停泊中の13:30からあるので、これまでには戻るつもりで外出。昨日と同様にMRTに乗りましたが、昨日きっぷを買った後でタッチ決済対応のVISA/Masterカードがあればそのまま乗れることがわかりましたので、今日はVISAカード乗車です。異国の地で短期滞在だと、きっぷの買い方から確認しなければならず、それも行く度に制度が変わっていたりするので、単純にクレカで乗れるならそれに越したことはありません。iPhoneなどスマホ登録もできるようで、スマホで乗ってる方も多かったです。Suicaと言うよりはPiTaPa的な感じでしょうか。

 

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ここにクレカをタッチするだけです

 

そのMRTに乗って向かったのはシンガポール植物園。マリーナ地区にあるガーデンバイザベイとは異なり、世界遺産となっています。大半のエリアは無料開放されていて、イヌの散歩やピクニック感覚の家族連れが多く見られました。園内で行きたかったのはナショナルオーキッドガーデン。その名の通り蘭園なのですが、その種類の多さに圧倒されました。また、日本だと外気温より暖かくした温室がありますが、こちらでは外気温より低くした冷室?があり、ここでも多数の蘭を観察できました。

 

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世界遺産です

 

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憩いの場ですね

 

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ナショナルオーキッドガーデン

 

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温室ならぬ冷室

 

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いろいろな蘭の花がありました

 

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草の奥には小鳥も

 

その後、チャイナタウンのプラカナンタイル店に寄り、港へ。港のフードコートではボウジャイファン(煲仔飯)のランチ。香港の冬によく食べていた料理ですが、香港もしばらく行ってないので懐かしくなり、これをランチにしました。おこげがまたおいしいんですよね。

 

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久々に食べたボウジャイファン(煲仔飯)

 

船に戻り、秋川雅史さんのクリスマスコンサートへ。今晩はドレスコードがインフォーマルなのに、何で昼に?、しかも停泊中に?とは思いましたが、圧感の歌声で大満足でした。ただ、彼は停泊中のにっぽん丸でコンサートをしただけで、クルーズそのものは参加されずに下船です。

 

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圧感のステージでした

 

やがて出航時間となったのでプロムナードに行くと、小雨が。ドラの音が鳴り響き、ロープが緩められ、離岸。ちょうどこのとき、船首(おもて:艏)側に虹が。虹のお見送りなんてなんて奇跡的なんでしょうか?。また約1ヶ月後、無事にここに戻れることを祈念します。

 

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虹に見送られ出航

 

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さようならシンガポール

 

出港後はジュロン工業地帯の沖を進みます。世界第二位のコンテナ取り扱い量を誇る港だけあり、かなりの数のクレーンが並んでいます。そして船内はクリスマスディナーに。どのプレートもクリスマス仕様。サラダはサンタの忘れ物なんていう名前までついていて、細部までのおもてなし、感激です。

 

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立ち並ぶクレーン

 

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前菜は★の金粉がちりばめられています

 

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オマールエビがサンタに

 

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メインのお肉料理 サンタの忘れ物も

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

 

さて、これからは海賊多発地帯に入ります。無事な航海を祈ります。

いよいよ本日シンガポール入港。朝目覚めると多数の船影と工業地帯らしき明かりが見えました。にっぽん丸はセントーサ島脇を抜け、シンガポールクルーズターミナルに到着。今回のクルーズで初の海外寄港地です。朝食後、上陸できるようになったので、早速上陸。シンガポールは7回目ですが、ここに船で来ることになるとは、夢のようです。

 

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気まぐれ画伯作:シンガポール上陸(のイメージ)

 

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タグボート接近

 

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50年前、父が見た光景に近い?

 

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シンガポールクルーズターミナルに着岸

 

港の近くにMRT駅があったので、まずは今まで行ったことがないGardens by the Bayへ。マリーナベイサンズと並び、シンガポールと言えばこれという感じでフォーカスされることが多いように思いますが、正直そこまででもなかったかなぁと言う感じでした。もちろん、行ってみないとわからないですから。オオトカゲやハトなど、動物もちらほら見かけました。

 

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MRTのドリアン持ち込み禁止は相変わらず

 

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Gardens by the Bay

 

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園内にはこんなものも

 

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ハトさんかわいいです

 

続いて、やはり久々のシンガポールと言うことで、マーライオンは見ておこうということに。マーライオンパークに立ち寄り、カトンへ。カトンはプラナカン建築で有名で、以前から行ってみたかったエリアですが、MRTがないのでGrabで向かうことに。ドライバーさんと色々お話でき、あっという間に到着しました。ランチはここでチキンライスを食べましたが、スマホがないとオーダーはもちろんメニューすら見れず。なんか便利な世の中になったような、そうでもないような、変な気分ですね。

 

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一応これは見ておかないと?

 

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カトンの街並み

 

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スマホがないとオーダーできません

 

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ランチはチキンライス

 

食後はオーチャードあたりをぶらぶらしましたが、かなりの人出でした。マスク姿も半分ぐらいで、乗り物に乗るとき以外は特にマスクをつけるように促されることもありませんでした。歩き疲れたので、帰りはちょうど港に直接戻れるルートのバスに乗り、港に戻りました。今晩はこのままシンガポールに停泊です。久々のシンガポール滞在となりました。

 

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2階建てバスで港へ

 

 

いよいよ明日シンガポール入港となります。シンガポール入国は7回目ですが、船で入国は初めてです。父が若かりし頃、ヨーロッパまで船で出かけた話を何度となく聞かされてきたのですが、その話の中で喜望峰、カナリア諸島、そしてシンガポールの夜景の話が特に強調されていた記憶があります。シンガポールに寄港したわけではなく、マラッカ海峡を通過しただけだったのですが、50年以上も前の若かりし父には、その光景が非常に印象的だったようです。アフリカ大陸最南西端である喜望峰には2019年に出かけたので、明日シンガポールの夜景を海からみることができれば、残すはカナリア諸島だけとなります。そういうこともあり、明日の入港が非常に楽しみです。

 

アフリカ最南西端の喜望峰(2019年)

 

喜望峰の有名な看板(2019年)

 

明日シンガポール入港を控えてはいるものの、今日は終日航海日。これまでの航海中で最も波が穏やかな感じがします。途中で数頭のイルカを見ることができました。朝食のビュッフェではフィリピン料理としてポークアドボ(豚肉の醤油炒め)、トルタンタロン(ナスと挽肉のピカタ)が含まれていました。フィリピン人クルーの多い船内で、こうした料理を楽しめるのも面白いです。ランチは韓国冷麺とチヂミ。これも長い航海でアクセントとなる料理と思います。

 

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ポークアドボとトルタンタロン

 

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韓国冷麺とチヂミ

 

昼からは毎度の仕事とウォーキング。ドルフィンホールでは鉄道模型展示があり、HOゲージの国鉄車両が走行していました。長編成で揃えられていて、その充実ぶりに驚きました。また、後方デッキではサーチライトが設置されていました。おそらく海賊対策と思いますが、無事に過ごせますように。

 

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HOゲージ車両は細かいところまで再現されています

 

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船内新聞には物騒な記載が

 

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サーチライト設置中

 

ショップでは今回のクルーズ限定のTシャツが発売されていたので、即購入。夕食後は昨晩に続き☆の部屋へ。昨晩はシンガポールの寄港前の話でしたが、今日は深夜帯の通常仕様に。深夜ラジオ風の演出ですが、この独特の雰囲気、病みつきになりそうです。根強い人気があるのも頷けます。

 

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今回のクルーズ限定Tシャツ

 

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☆の部屋

 

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船内はシンガポール仕様に

早いもので横浜港を出発して1週間となります。もう船の揺れにも慣れてしまい、終日航海日の過ごし方も板についた感じでしょうか。にっぽん丸は順調に南シナ海を進み、ベトナム沖へ。明日の深夜にはマラッカ海峡へと進むものと思われ、土曜の朝にはついに3年間の沈黙を破り、外国(シンガポール)に入国と言うことになります。周囲には船影が増えており、この辺りの海域は主要海路にになっているようです。

 

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朝の光景

 

終日航海日の過ごし方としては、仕事、ウォーキングを主にして、興味のあるイベントに顔を出す、そんな感じで固まってきました。今日は朝のうちは回線状況が悪く(繋がりますが仕事ができる環境にならない)、仕方ないので毎度のプロムナード10周ウォーキングへ。昨日ほど強い日差しはなく、いい運動になりました。

 

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冬至ですが、夏の日差しです

 

朝食、昼食は2つのレストラン(6階、2階)を選択できますが、昼食は6階がトムヤムガイ、チキンライスだったのでこれを選択。寄港地のご当地料理を出してもらえるのがありがたいのですが、正直今日のチキンライスはお上品すぎた感じでした。

 

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チキンライス(海南鶏飯)と言えば、やはりぶつ切り肉がど~んと載ってるイメージですかねぇ

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

 

午後からは回線状況が改善したので一気に仕事を片付けて、夕方にはまたプロムナード10周ウォーキング。ダメ押しで5周追加し、結果今日だけで25周したことになりますが、毎日1万歩以上歩いているようなので、まあ最低ラインの運動はできていると考えて良さそうです。あと、地上を歩くのと比べ、船の揺れに対し姿勢を保つために違う筋肉を使ってる感じなので、多分船上を歩く方が運動負荷は高いはずだと勝手に考えています(笑)。

 

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船上生活の歩数はこんな感じ

 

ちなみに、にっぽん丸の船内WiFiは完全従量制になっていて、飛鳥Ⅱのように無料利用(確か1日30分×6回無料だったはず)はできません。その利用料もなかなかで10時間15,000円なので、このクルーズ中に仕事をすればそれこそ結構な出費になるのですが、今回のクルーズでは全期間72,000円と言う破格?プランが設定されているので、ありがたく利用させてもらってます。なお、同時に一台しか繋げないので、PCを船内WiFiに繋ぎ、Windowsのモバイルホットスポットで画伯のスマホを含めた他の機器を繋いでいます。あと、沿岸からの4G/5G電波が拾えそうなところでは、アジアリージョナルのeSIMで繋げるようにしています。今回のクルーズでは、台湾近海でしか役に立っていませんが。

 

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通常の船内WiFiタリフはこんな感じです

 

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夕刻の南シナ海

 

夕食は洋食のコース料理。夕食後は根強いファンがいる?と噂される☆の部屋へ。クルーズディレクター星野さんが語る時間なのですが、独特の空気感で固定ファンがいるのも頷けます。シンガポール入港時の見所やシンガポール港の歴史のお話でした。確かに、飛行機で入るのとは違い、海からならではの光景が広がるだろうと、今から期待しています。

 

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興味深いお話(+曲)を聞けました

 

目覚めたらフィリピンのルソン島沖合を進んでいました。地図ではスカボロー礁、いわゆる南沙諸島(中沙諸島?)と呼ばれる島が近くにありました。領土紛争地ですが、距離があるのか島影は見えず、警備艇らしき船影も見かけませんでした。

 

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スカボロー礁沖を南西に進んでます

朝食後は毎度のプロムナード10周ウォーキング。外気温が明らかに高く、日差しも夏の様相。それだけ南に進んでいるということでしょう。10周歩き終える頃には汗が吹き出す勢いで、グランドバス直行となりました。午前中遅くのグランドバスはたいてい独り占めできるのでお気に入りです。

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久々に感じる痛い日差し

昼食前にはショップへ。石垣港を出て以降は免税価格になっている上に、今日はアパレル特売日で全品20%引き、ものによっては半額となっていました。半額の商品は既に大半が完売でしたが、Tシャツやウインドブレーカーは好みのものがあったので、購入。バオバブ柄のサコッシュもアパレル扱いだったので、気まぐれ画伯が購入していました。バオバブグッズは現地でもいろいろあるとは思いますが、欲しいものはある時に買うのが我が家の鉄則なので。

 

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今日はアパレル特売日

 

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ものによっては大幅値引き

 

 

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バオバブ柄のサコッシュ

 

昼食後は青山千春博士の講演会へ。全6回講演があるようで、今回は生い立ちなどのお話のみで、メタンハイドレートの話にまでは至りませんでしたが、初の女子海洋大学生として航海に出た際に同じ船に乗っていた先輩がなんとこのクルーズに参加されているとのことで、世の中狭いのは本当だなぁと思いました。僕自身も過去に北京の紫禁城やパリのオペラ座前で友人とばったり遭遇したことがありますが(笑)。

 

講演会後は仕事して、夕食前に再度プロムナード10周ウォーキング。この頃は日差しも和らぎ、心地よい感じに。雲で夕日は拝めそうになかったので、早々に夕食へ。ウナギ、ウニ、すき焼き、松茸ごはんと盛りだくさんでした。

 

食後はビンゴ大会へ。この手のビンゴは当たった試しがないのですが、今回も案の定(笑)。ちなみに、最も高額だと思われた商品は10万円のクルーズ券でしたが、最初にビンゴになった人の商品ではないのがオチでしょうか。

 

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まだ2回ビンゴはあるらしいので、次に期待!

今日は終日航海日。目覚めると台東の沖を航行していました。台湾本島の東に浮かぶ緑島、蘭嶼島沖を進み、台湾南端の鵝鑾鼻沖へ。この辺りでは台湾の4G/5G電波を掴むことができました。緑島、蘭嶼島、鵝鑾鼻はいずれも学生時代に出かけたことがあり、当時のことを思い出しました。この辺りを走る台鉄の南廻線では日本でいう旧型客車がまだ現役で、窓が全開になるだけではなくドアまで全開になるボロボロの普通列車に乗ったのが衝撃的。エアコンもなく、全開の窓からの生ぬるい風を受け進んだのを思い出します。2018年にはそれが廃止になるとのことで、懐かしみに乗りに行っています。台湾の駅弁で有名な池上もこの辺りになります。残念ながら鵝鑾鼻の辺りは霞んでいて、わずかに見えただけでした。

 

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蘭嶼島

 

南廻線の旧型客車(2018年)

 

台湾南端に達する頃も船の揺れはそれなりに続いており、船長からのアナウンスではこの揺れは22日ぐらいまでは続くとのこと。まあ、船なので揺れて当然なので、特別意識することもなくなってきています。デッキに出ると一羽だけカツオドリが帯同していました。

 

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天気はいいのですが結構揺れます

 

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帯同していたカツオドリ

 

船内ではシンガポール入国に際し、健康調査票が配られました。また、今晩就寝時にシンガポールの現地時間に変更するようにアナウンスされました。日本との時差は1時間で、シンガポールが1時間遅くなります。

 

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シンガポール到着は24日ですが

 

通信状況のいいときは仕事し、悪くなったらプロムナード10周ウォーキングしたり、アフタヌーンティーしたり。終日航海日のルーチンワークもこんな感じでいいかなぁ。夕方からは曇り空になり、若干揺れも大きくなった感じです。夕食はお箸で食べる洋食でしたが、相変わらず細かい工夫が多く感心しました。プリンがちゃんとした固めのプリンでこれも大満足。

 

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アフタヌーンティーはわらび餅とマドレーヌ


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夕食のデザートが昭和なプリンで大満足!

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

 

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時刻改正があります

 

龍馬さんの落語聴いて、小松亮太さんのアルゼンチンタンゴコンサートへ。正直小松さんのお名前も、バンドネオンという楽器も知らなかったのですが、あんな繊細な音の出る楽器だったんですね。アルゼンチンといえばブエノスアイレスのスブテ(地下鉄)で丸ノ内線や東山線が走っていたのを思い出しますが、タンゴ発祥の地、ボカ地区にも出かけたことがあるので、なんか懐かしくなりました。このような出会い、新たな知見があるのもクルーズならではですね。

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見事なステージでした!

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気まぐれ画伯作:石垣

 

目覚めると石垣島の沖合を航行していました。ひどかった揺れもほぼ収まっていました。その後、タグボートが接近し、久々の港、石垣港へ入港です。当初予定よりもほぼ1日遅れの到着です。

 

予定通りであれば前日に竹富島辺りまで足を伸ばそうかと思っていましたが、石垣島滞在が短くなったので、ウォーキングを兼ねて街まで歩くことに。途中のサザンゲートブリッジにはシンガポールまで4,000kmの表示がありました。郵便局で年賀状を投函し、気まぐれ画伯が強く希望していた街はずれのゆし豆腐店へ。片道75分のウォーキングです。朝からやっているお店のようで、さとうきび畑の奥に突然現れました。オーダーするとすぐに完売の看板が出されたので、ギリギリだったみたいです。朝食を食べたばかりなのに、おいしくてあっさりと完食してしまいました。

 

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次の港はシンガポール、4,000km先

 

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今年の年賀状は八重山郵便局で投函

 

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とうふの比嘉


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ぶっかけゆし豆腐を美味しくいただきました

 

その後はもはや昔の街並みを覚えていないくらい久々に石垣の街をぶらぶら。もっとも、石垣によく来ていたのは旧空港時代で、香港啓徳空港並に市街地を低空でかすめ、1,500m滑走路でB737の急制動を楽しめた頃の話なので、ずいぶん間が開きましたが。お土産屋も観光客でまあまあ賑わっていて、一安心というところでしょうか。小さなお菓子屋さんがあったので、ハウスキーピングさん用に、クリスマスのお菓子を買いました。

 

旧石垣空港(2003年)

 

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石垣市内の商店街

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こちらでクリスマスクッキーを

 

帰りも歩いて船に戻り、結果約12kmウォーキングしたことに。帰船後は通信環境がいいうちに残っていた仕事を片付けて、夕食。ラフテー、ミミガー、海ぶどうとご当地食材が含まれていて、よく工夫されているメニューだと改めて感心しました。

 

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5日目夕食(前菜、お造り)

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

 

夕食後は3年ぶりの出国。新パスポートデビューです。出国印も初ゲットのISHIGAKI。過去にISHIGAKI A.P.はもらったことがありましたが、定期便のない海港出国印はなかなか収集ハードル高いですね。

 

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石垣港出国印

 

遠ざかる夜の石垣の街並みを眺めつつ、国際クルーズの始まりです。国際クルーズ復活第一号です。

 

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ドラが鳴り響きます

 

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ロープが緩みました

 

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タグボートが離れていきました さようなら石垣港

目覚めると沖縄本島の東の海上を航行していました。西側と比べると船の揺れは大幅に軽減されたように感じます。朝8時の定時アナウンスでは、那覇港入港が可能になりそうなのは夕方以降の見込みとのことで、本島東側の中城湾で陽性者の下船ができないかどうか、沖縄県と交渉している旨、説明がありました。

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強い波を避け、本島の東側へ

 

揺れは軽減されたとは言え、最大瞬間風速25m/sの風が吹いているとのことで、4階のプロムナードは閉鎖となっていたので、今日の運動はジムにあるエアロバイクにすることに。とりあえず重い負荷はかけず10kmこいでみましたが、ジム内はマスク必須ということで、ウォーキングよりは負荷は強かった気がします。荒天時の運動はこれも悪くないかなという感じです。

 

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荒天時はこれもあり?

朝食後、船は中城湾に入り、タグボートを横付け。着岸はせず、ここで陽性者が下船となりました。予め陽性となるとこのような対応になることは承知していましたし、商船三井としてもクルーズを続けさせてあげたいという思いはあったと思うので、誰も望んではいないやむを得ない対応にしか思えず、やはりやりきれない気持ちです。2日目のスタッフ紹介で船医さんが「1名の脱落者も出さないように努力します」と聞いた直後でもありますし。もちろん、明日は我が身の可能性もありますし、気をつけたところで100%回避できる類のものでもありませんが。まずは、今回下船された方のご無事を祈念するしかありません。

 

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タグボートを横付け

 

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中城港へ向かったようです

 

昼食後は画伯がソープカービング教室に出かけてしまったので、2回目のエアロバイクで再度10km走り?、リドテラスでオリオンビール飲んで、ライブラリで調べ物して、洋上の日曜日をまったりと過ごしました。

 

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ソープカービング教室 それなりにできてるように見えますが、画伯本人は不満そうな顔

 

これも無料なのは太っ腹!

 

久米島沖あたりからは揺れが大きくなり、船内はどこも静まり返った感じ。早々に夕食をいただき、グランドバスでさっぱりして、日曜のクルーズは終了です。明日の石垣港は8時入港、21時出航とアナウンスされました。久々の陸地です。

 

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今日の夕食はコース料理 魚料理も肉料理もおいしくいただきました

※食事はInstagramで主に公開しています https://www.instagram.com/dodocannotfly/

【Day3】2022.12.17土

土曜日なので、仕事は軽めになる日だと思いますが、昨晩の船長からのアナウンスにもあったように、今日は終日東シナ海は荒れ模様になるようです。太陽を拝むことはできませんでしたが、日の出の時間が昨日より20分遅くなっていますので、それだけ西に移動したと言う証でしょう。また、外気温も横浜とは明らかに違いますので、それだけ南に移動したとも言えます。



曇天で波の高い東シナ海

 

奄美大島の北から東シナ海に入り、トカラ列島の最南端の横当島沖を抜け、船は進みます。トカラ列島は小笠原と並びなかなか行けない秘境と言われており、フェリーとしま2に乗ってアイランドホッピングをするのが夢ではあるのですが、頻繁に船が欠航するとのことで、行ったはいいが帰れない、という事態もありえます。そんな訳で今までは計画のみで実行はできていませんし、どの島に降りるかも決めきれていませんが、これもテレワークができるならば不可能ではないでしょう。



横当島(左)と上ノ根島(右)


それはさておき、3日目の朝食は春日でアールグレイフレンチトーストを。気まぐれ画伯がハウスキーピングの方にタガログ語でお礼とキャンディーをおいてたみたいですが、ちゃんとお返事が書かれていました。

 

アールグレイフレンチトーストの朝食

 

「どうもありがとうございます」という意味のようです

 

プロムナードの床は乾いていたので、スリップの危険は低いと考えてとりあえず10周ウォーキングはしましたが、風も揺れも強いので、大人しく船内で過ごすことにしました。そんなところ、今朝の検査で陽性者が見つかり、石垣島では医療体制が十分ではないということで、那覇に緊急寄港することになったとアナウンスがありました。この方の移動履歴をたどり、消毒を強化していることと、今後のイベントスケジュールには変更ないこともアナウンスされました。ひとまずはこの方のご無事と、これ以上の感染拡大が起きないことを祈念するしかありません。

 

船内は感染者が出たことや揺れが強いことが影響したのか静かで、あまり外を歩いている人はいません。そんな中、今回のクルーズ限定のエコバッグが販売されていました。500円がモーリシャスへのチャリティーになっているそうです。


モーリシャスクルーズ限定記念エコバッグ販売


残波岬を過ぎた頃から揺れが大きくなり、那覇港につく頃にはかなりの波。港内には入ったものの、風速25m/sで着岸を断念。早ければ明日の朝、遅ければ明日の夕方に那覇入港となるそうです。つまり、明日の石垣入港はなくなったということで、船内ではどよめきが。個人的には石垣は別の機会でいいのですが、まだ出国してませんし、年賀状出せてませんし、堀内孝雄さん降りてませんし(笑)、どうなるんでしょうか?。まあ、なるようにはなるでしょうし、なるようにしかならないとは思うのですが。

 

しかし、那覇に近いので4G/5Gつながるのですが、週末なので仕事ないんですよね(笑)。

 

那覇港で先行するマルエーフェリー

 

こんな波なんですが

 

タグボートが来ましたが、結局着岸は断念

 

こんなときでもお腹は空きますので(笑)

 

東海岸は波が穏やかそうなので、そっちに行くみたいですね

気まぐれ画伯作:乗船


今日は終日航海日です。昨晩から今朝まで結構大きく揺れました。個人的に船酔いとは無縁なので大丈夫なのですが、船酔いされる方は厳しいかもしれません。もっとも、昨日の感じではクルーズ経験豊富な方々ばかりのようだったので、その辺の対策は十分されているものと思われますが。

ショートクルーズであれば終日航海日は珍しいのですが、今回のクルーズは大半が終日航海日なので、わざわざ言うのも変な感じかもしれません。逆に言えば、終日航海日をどう過ごすか、これがクルーズの肝ともいえる感じで、ある種ルーチンを決めた方が良さそうです。とりあえず、前回もやっていた4階のプロムナード10周ウォーキングをやってみましたが、日の当たるポートサイドと、日の当たらないスターボードサイド(更に向かい風)で極端にコンディションが違っていて、それはそれで船上だと実感できます。

 

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朝日を浴びるプロムナード

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日の出の瞬間は見えませんでした

 

朝食時の船長のアナウンスでは、現在地が潮岬の南80kmあたりということと、明日には奄美大島北端付近へ向かう予定であるということ、明日の東シナ海は荒れると予想されることなどがアナウンスされました。まあ、冬ですしそれなりに荒れるのは想定の範囲内というところでしょうか。そのため、明日の夜に予定されていた堀内孝雄コンサートは今晩に変更となっています。

 

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こんな航跡です

 

基本的に日中は仕事とウォーキングを交互にと言う感じで過ごしましたが、回線の方はやや不安定で、普段の50%ぐらいしかこなせなかった感じです。まあ、これも織り込み済みということで、諦めてランチ取ったり、リドテラス行ったりと、ゆったり過ごしました。

 

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ランチはオムライスに

 

そして今晩のドレスコードはフォーマル。普段の生活ではダークスーツなど着る機会は皆無なのですが、これはこれでクルーズらしいと言いますか、たまにはいいかなという感じです。周りの皆様も思い思いに着飾っていらっしゃった様子です。ディナーはウェルカムディナーとなっていました。ショートクルーズだと初日がウェルカムディナーとなると思いますが、これもロングクルーズならではでしょうか?

ディナーで一番気に入ったのは魚料理「鰤のパイ包みと白子のムニエル」

 

食後は金原亭龍馬さんの落語と堀内孝雄さんのコンサートをはしご。正直クルーズでないとなかなか直接接することはない方々だと思いますが、これもクルーズの醍醐味でしょうか?。この後、普段はあまり取らない夜食のお茶漬けを頂いて、2日目終了です。

 

ラウンジ海で開かれた落語


知ってる曲がまあまああり良かったです

 

船長曰く「明日は若干ではない揺れが予想されます」とのことですので、場合によっては巣ごもりになるかもしれません。ルーチンとしてプロムナード10周ウォーキングを朝食前、昼食前、夕食前の3回しようと決めたところですが、どうなることやら。