2023年 通販ビジネス展望
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
さて、元旦から縁起がいいことに
アクセス数が過去最高(いい時の10倍以上)となり、ランキングも更新して100位以内に入りました!
(私にしてはミラクル)
こいつは春から縁起がいいわい!という感じ!
でも、なぜなにか理由はわかりません。
たぶん、多くの人がアクセスした訳じゃなく、数人の人が、過去の記事を読み漁ってくれたのだと思います。
映える写真や珍しい情報や出来事も綴っていない地味なブログ。しかも気まぐれで時々しかアップしてないブログです。だから不思議です。
でも、通販ビジネスや通販広告制作に関する深い考察やためになることを発信しています。過去の記事を読んでいただければ、タメになると思います。
深い深い通販広告の世界が広がっています。
さて、2023年は通販ビジネスと通販広告の世界はどのようになるでしょう?
通販新聞社が行った主要通販事業者へ実施した年末のアンケート「現状の課題は?」によると、1位「新規顧客開拓」2位「既存顧客への満足度向上」3位「商品開発・育成」という結果だそう。
まあ、毎年「新規顧客開拓」は最重要課題に挙がってくることですが、昨年から景気悪化が深刻になって、消費意欲の低下や買い控えなど消費ムードが冷え込んできているのが通販広告のレスポンスにもジワジワと影響しているように感じます。だから新規顧客の開拓は、より一層厳しくなってきているのでしょう。
CPOがどんどん上がって、採算が合わなくなって、いままでの広告では厳しい。なんとかレスポンスのいい原稿を作成するしかない、とお考えの方はぜひ弊社へ一度ご相談ください!と一応宣伝しておきます。
もちろん、新規顧客獲得のためにレスポンスのいい原稿の作成に取り組むのも一手ではありますが、根本を考えると既顧客のLTVを引き上げることが重要ではないかと思います。LTVを上げれば、新規顧客の獲得CPOも許容価格が広がります。そうすると広告展開もしやすい。好循環が生まれます。そんなことわかっているわい、と思われるかもしれませんが、既顧客への販促に実際どれだけ投資しているでしょう?あまりお金をかけず、知恵も絞らず、定期的に決まっている販促ツールを送付しているだけではありませんか?
新規顧客開拓より既存顧客のほうが買っていただける確率は高いわけですから、既存顧客への販促の方が確実に収益に結びつく確率も高い。なので、既存顧客への販促も決して手を抜いてはいけません。昨年ある会社のダイレクトメールを弊社で作成させていただきました。ちょっとしたアプローチを変えただけでレスポスが3倍になりました。少しの改善でも大きな収益改善につながった例です。
新規顧客の開拓をしたいなら、まず、既存顧客へのコミュニケーションを深め、LTVを高めることから始めてはいかがでしょう?弊社は既存顧客向けの販促もたいへん得意としております!(一応宣伝しておきます)
最後になりましたが、皆様のビジネスがご発展し、繁盛することをお祈りしております!
ダイレクトビジョン株式会社
通販広告制作エキスパート ヨシカワ
https://directvision.jp/
ダイレクトレスポンス広告の父 デイビット・オグルビヴィの教え
紙媒体の広告についてダイレクトレスポンス広告の父・デイヴィッド・オグルヴィが、著書「売る」広告の中で語っていることを以下抜粋します。
① ニュース性のある広告は、ニュース性がないものと比べ
22%ほど記憶に残りやすい
② キャッチコピーに商品名を入れた方がベター
③ 読者に役立つ情報は、商品特長だけ述べた広告より
多くの読者に読まれる
④ 図(写真・イラスト)→キャッチコピー→ボディコピー
というレイアウトの流れが良い
⑤ 写真にはキャプションをつける。
実はボディコピーよりも多く読まれている
⑥ 「これは驚くべき」「今(です)、(なら)」「突然ですが」
などの使い古された言葉も実は効果的である
⑦ コピーは具体性を持たせる。比喩はなるべく使わない
⑧ コピーは二人称で書く
⑨ 推薦文を入れられるのであれば入れた方がいい
⑩ 物語形式もいいが、歴史をテーマにしたものは
あまりレスポンスがよくない傾向にある
国や時代が異なっていても、ダイレクトレスポンス広告の基本は同じ。デイヴィッド・オグルヴィが長年実践してきた中で見出した事実は、今の日本における通販広告制作にも大いに参考になる。まず通販広告に携わる者はこの基本を知ることが重要です。
高齢者の脳の習性を考えた広告作り
先日、新聞がシニア世代のセグメントメディア化しているという話題を書かせていただきました。
で、今回はシニアに向けての広告作りについて脳科学的な視点で書きます。
私たちの脳は、人類誕生以来形成されてきた脳の働きとともに、性別や年齢によっても習性が異なる傾向があります。脳科学マーケティングの中では、男性脳、女性脳、母親脳、高齢脳という分け方がされていて、それぞれ、傾向というか習性があります。詳しくは、「マーケターの知らない95%」(A・K・プラディーブ著 阪急コミュニケーションズ刊)をご一読いただきたい。
さて、脳科学を踏まえて高齢者に向けての広告はどう制作すべきか、
以下がポイントになります。
① ネガティブよりポジティブなアプローチ
(高齢者の偏桃体はポジティブなものしか活性化しない)
② デザインはスッキリとシンプルに (余白を恐れない)
③ できるだけ否定コピーは使わない
(ex.「この商品には有害なものは入っていません」など)
④ 伝えたいことは繰り返し伝える (主張したいことは何度も繰り返す)
⑤ 高齢者の集中力・忍耐力を見くびらない (関心を持てば長文も読む忍耐力がある)
この5つのポイントを頭に入れて
シニア向け原稿は作りましょう!
★シニア向けの通販広告制作は
ダイレクトビジョンへお任せください!
売れる通販クリエイティブ《通販広告制作のエキスパート ダイレクトビジョン》 (directvision.jp)
いままで起きたこと、 これから起きること。
この先何が起こるかわからない、という不安は
現代社会に生きる私たちに常について回る。
さらに世の中のスピードが速くなっているから、
変化は急激だ。
そして、その不安感が年々高まっているから、
世界的にも不安定な世の中になっているのだろう。
「いままで起きたこと、これから起きること。」高城剛著(光文社新書)は、あのハイパークリエーターとして有名な高城剛さんが、いくつかの周期という視点でこの先の世の中に起こりうることを示唆する内容。
周期的視点でみると2020年代はいくつかの周期の転換期が重なるときらしい。この先の世の中を予測したければ本書でお読みください。
こらから先はこうなるだろう、というのが予めわかれば、それに対応できて安心もできる。が、人生そんなに甘くないし、予測つかないから面白いというものある。
時代の波に乗る生き方もあれば、あえて乗らない、という生き方もある。
ただ変化への心構えをしてことは良いことかもしれません。
経営者の心の支えになる本
今年は憧れの場所に事務所を引っ越ししたものの、
予想外のトラブルも。
仕事では幾多の不条理と誠意なきルーズな対応を見逃せずに、たびたび怒りを爆発させ・・・。(いい加減な奴やいい加減な仕事のやり方は大嫌いで黙っていられない!)
でも今年もなんとか。
今まで22年、墜落せずにこれたのは
1冊の本のおかげでもある。
いつも鞄の中に入れていて、もうボロボロになっている。
その本がこちら。↓
深見東州氏の『これがわかれば 会社は儲かり続ける』
タイトルな利益を出すためのノウハウ本みたいだが、
中身は経営者のメンタルの在り方の話。難しい話はない。
著者は、本名:半田晴久さんで、実業家、宗教家、画家、音楽家、俳優などなどマルチに活躍しているスーパーマン。
著者自身、受験予備校・時計販売会社、出版社などを経営しながら幾多の危機を乗り越えてきた経験から語られる話は落ち込んだ気持ちを前向きにしてくれる。
稲盛さんとか、松下幸之助さんの哲学的な内容ではなく、
危機に直面した時の対処法などユーモアを交えて書かれている。落ち込んだ時や、困難に直面した時に読めば「なんとかなりそう!」と思える。
経営者は常に孤独だから、心の支えになる本を持っていたらいいですね。
感謝 感謝
昨日 某有名広告媒体担当のNさんがご来社。
Nさんは長年広告に携わる仕事をされていて、数多くの広告原稿を見てきた方。弊社の広告制作を高く評価していてくれる方です。
そんなNさんから今年の春にある通販会社様を紹介していただき、弊社で原稿制作。実施した後、結果報告がなかったのでレスポンスが悪かったのかも、と思っていたら・・・。
で、結果として、レスポンス率はさほど良いとは言えないが、弊社が制作した広告で購入した顧客の定期購入率が驚異的な数字になっているとのこと。つまり広告で商品内容が十分お客様に理解されていたということ。収益的にもLTVが格段にアップしてプラスに。(よかったよかった)
広告の評価はレスポンス率だけで評価されがち。その後の収益性まで検証してしっかり分析する視点や能力を持っている方はなかなかいないものです。Nさんのような方が一人でもいてくれることに感謝です!
通販広告業界もNさんような広告を見る目を持った人が増えると、この業界も少しは良くなるかな、とつくづく思う。
新聞媒体の今後
朝の通勤途中 ある家の窓辺で高齢のご婦人が新聞を食い入るように読んでいる光景を目にします。
私が作った広告も見てくれているかな、と思いながら通り過ぎます。
さて、今朝のヤフーニュースで
「新聞は実際にどれほど読まれているのか(2022年度版) 」 という記事がありました。
詳しくはhttps://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20221216-00328132
不破雷蔵 ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。http://www.garbagenews.net/
現状、新聞のコアな読者は60代・70代で、
新聞は60代70代のセグメントメディア化しています。
また、物価高と税負担増で家計が苦しい人は新聞購読を止めるという傾向も進むので、新聞購読をしている人は比較的家計に余裕がある人ということになります。
この流れは今後どんどん進むでしょう。広告の内容や訴求も変化させていかなければならないかも、です。
最近の新聞広告について一言
最近新聞に掲載されている通販の広告について一言。
「どこから見させたい?(読んでほしい?)」という
原稿が多くないか?
特に15段(全面)広告に多いのだが、いろんなコンテンツがぐじゃぐじゃに放り込んであるから、どこ見ていいか・・・。売りたい、という熱は感じるけれど
紙面の色が濃いだけという原稿になっていて・・・。
私自身も時に陥るのだが、売りたいと思うばかりに
熱がこもり読者への読みやすさ、理解のしやすさなどの
配慮を欠いてしまう。
インパクトをとって、目を留めさせることは重要だけれど、
そのあとちゃんと何処をまず読んで、
次はここ、その次はここ、という具合に
目線導線を考えた作りを心がけたい。
売り手側や作り手側には、なかなか客観的に見ることができないものだから、できれば第三者に作成した原稿を見てもらい、目線導線の確認と、内容の理解しやすさの確認をしてもらうのがいいでしょう。
広告を見るのは、一般の消費者。
消費者の視点を忘れずにいきましょう!
宝くじ売り場の「本日大安」の張り紙
年末ジャンボが売り出されている店頭。
大安日とか一粒万倍日の吉日には
「本日大安」とか「本日 一粒万倍日」の
張り紙が出ています。
あれはなかなか強力なセールスワード。
「もしかしてこれ(張り紙)を見た私は幸運に
導かれているのかしら?」という気持ちもなって
宝くじ愛好者でなくても心が動かされてしまいます。
10億円当たる!より、「本日大安」の方が
購入を後押しする。
通販広告にもこのような強力なセールスワードがないか、探してみよう!
ちなみに2022年末ジャンボ売り出し期間中の
一粒万倍日は
11月 28日、29日
12月 12日、13日
特にいい日が12月の12日、13日だそうですよ。