いつもバイク作業ではお世話になっている精密金属加工のプロにお願いします。
Sくんありがとう。
お休みだったのにわざわざ工場に来て作業してくれました。
こちらではフォルツァくんのフェンダーレスを加工してもらったりしています。
多分カスタムメーカーよりクオリティ高いです。
だって金属加工のプロだもん。
CADで図面書けば何でも作ってくれそう。
私はいつも感覚でお願いしてるけどね。笑
旋盤にセットして点サビを除去していきます。
写真ではわかりませんが、まぁまぁ深いサビなんだよね。
バイク屋さんなら新品交換になるよ。
ストロークするところ以外はサビが出てて
オイルシールの部位は立て傷が出てます。
フォークのボトムのところはかなりのキズが入ってました。
スライドメタルを持たない安価なフォークだけに、インナーチューブの横方向の動きが大きくアウターチューブと擦れちゃうんだろうね。
磨きは研磨フィルムを使って仕上げます。
耐水ペーパーでは粗すぎるので。
研磨フィルムは#2000から#4000と磨いて、最後はピカールとメタルコンパウンドで仕上げます。
インナーチューブがピカピカになりました。
めっちゃ綺麗になりました。
Sくんありがとう。
各部の洗浄が終わったら組み上げていきましょう。
消耗品は新品に交換します。
スプリングは基準値内なので問題無し。
フォークのカバーも新品に交換しました。
こういうところも安いので変えておこう。
オイルシールはソケットで圧入しました。
32ミリが丁度いいよ。
ピストンリングも交換しました。
ボトムのボルトも新品に交換した方がいいね。
ガスケットを注文しておいたけど、ボルトに付いてくるんだ。
微妙に悔しいぞ。
油面を合わせたらスプリングを入れてトップキャップを固定します。
ここのカラーも新品買っちゃった。
Oリングだけで良いけど安かったので交換しておけば安心でしょ。
さて車体に組み込んでいきましょう。
取り外す時面倒だったCリングはキチンと取付しました。
これが無いとフォークの下限位置が決まらないんだね。
次回が面倒でも付けておきます。
フォークのクランプはしっかり規定トルクで締付けしておこう。
各部を取付して完成です。
ボルトの締め忘れもチェックしたよ。
インナーチューブもピカピカ
作業後に試走に行きましたが、フロントフォークがしっかり作動しています。
今までは抜けていてスカスカだったんだね。
しっかりと路面のギャップも吸収しています。
フロントがしっかりすると、リアが物足りなく感じるよね。
この辺は少しずつ改善していこう。