ども。
今日は知的に生物学いってみましょう!
昔、空想科学読本という本がだいぶ売れましたが、それを参考にしたいと思います。
上記の本にも取り上げられている、ウルトラマン。
このウルトラマンがちょい力持ちくらいの骨格として、ベンチプレス何キロ上げられるでしょうか?
公式プロフィールで身長は40mらしいです。
同時に、体重3万5千トンらしいのですが、この体重はあまりに重すぎるので、一旦無視します。
比較対象として、標準的人間のA氏を設定しましょう。
このA氏は身長174cm、体重70kg、そして体重と同じベンチプレス70kgでトレーニングできるとします。
ではウルトラマンの体重を計算します。
身長、40m÷1.74m=23
すなわちウルトラマンはA氏の23倍の身長です。
ウルトラマンと人間と質量が一緒の密度とすると、体重は身長の3乗に比例します。
体重を計算しましょう。
身長が23倍なので体重は・・・・
70kg×23×23×23=851690kg
すなわち、851.7トンですね。
先ほどの人間のA氏は体重と同じ70kgでベンチプレスのトレーニングをしていましたが、ウルトラマンも同じように、体重分の851.7トンでベンチプレストレーニングできるはずですよね?
考えてみましょう。
ここで問題になるのは筋力です。
衝撃的なことに、筋力は筋体積ではなく、筋断面積に比例するのです。
つまり、3乗に比例するのではなく、2乗に比例するという。
ウルトラマンのベンチプレス筋力を測定しましょう。
70kg×23×23=37030
37トンですね。
ウルトラマンの体重851.7トンで37トンが占める割合は4.3%です。
人間に例えれば、70kgのバーベルの4.3%は約3kg・・・・
つまりウルトラマンは人間に例えれば、ベンチ台に仰向けに乗り、両手に1.5キロづつのバーベルを抱えてトレーニングするのが、精一杯ということになります。
1.5リットルのペットボトルを1本づつ手に持ってトレーニングと同じですね。
つまりベンチプレスなどはまず無理です。
バーベルはデフォルトで20kgなので、ラックアップさえ出来ない状況。
つまり押しつぶされることすらかなわない、悲しい現実が待ち受けています。
なんという非力でしょうか。
というかそもそも、立ち上がることは出来るのか?
重量挙げの69kg階級のスナッチ日本記録を参考にすると、体重の2倍程度を上げています。
体重と合わせて3倍。
これが、支える筋力の限界でしょう。
ここで先ほどのウルトラマンの筋力37トンを3倍してみると111トンですね。
この111トンが、体重を支えられる限界値と考えられます。
体重851.7トン >>> 筋力限界111トン
はい、支えられる筋力をはるかに超えているので、ウルトラマンは立ち上がることすらも出来ないのですね。
今回ウルトラマンで考えてみました。
筋力は体積ではなく、断面積に比例するので、まあ簡単に言うと、体重が2倍増えても、扱える重量は単純に2倍にはならないということですね。
体重50kgで100kgベンチプレスを上げられる人と、
体重100kgで200kgのベンチプレスを上げられる人では、後者の方がすごいということです。
今回は、ちょっと知的なブログになりました。
ではまた!
今日は知的に生物学いってみましょう!
昔、空想科学読本という本がだいぶ売れましたが、それを参考にしたいと思います。
上記の本にも取り上げられている、ウルトラマン。
このウルトラマンがちょい力持ちくらいの骨格として、ベンチプレス何キロ上げられるでしょうか?
公式プロフィールで身長は40mらしいです。
同時に、体重3万5千トンらしいのですが、この体重はあまりに重すぎるので、一旦無視します。
比較対象として、標準的人間のA氏を設定しましょう。
このA氏は身長174cm、体重70kg、そして体重と同じベンチプレス70kgでトレーニングできるとします。
ではウルトラマンの体重を計算します。
身長、40m÷1.74m=23
すなわちウルトラマンはA氏の23倍の身長です。
ウルトラマンと人間と質量が一緒の密度とすると、体重は身長の3乗に比例します。
体重を計算しましょう。
身長が23倍なので体重は・・・・
70kg×23×23×23=851690kg
すなわち、851.7トンですね。
先ほどの人間のA氏は体重と同じ70kgでベンチプレスのトレーニングをしていましたが、ウルトラマンも同じように、体重分の851.7トンでベンチプレストレーニングできるはずですよね?
考えてみましょう。
ここで問題になるのは筋力です。
衝撃的なことに、筋力は筋体積ではなく、筋断面積に比例するのです。
つまり、3乗に比例するのではなく、2乗に比例するという。
ウルトラマンのベンチプレス筋力を測定しましょう。
70kg×23×23=37030
37トンですね。
ウルトラマンの体重851.7トンで37トンが占める割合は4.3%です。
人間に例えれば、70kgのバーベルの4.3%は約3kg・・・・
つまりウルトラマンは人間に例えれば、ベンチ台に仰向けに乗り、両手に1.5キロづつのバーベルを抱えてトレーニングするのが、精一杯ということになります。
1.5リットルのペットボトルを1本づつ手に持ってトレーニングと同じですね。
つまりベンチプレスなどはまず無理です。
バーベルはデフォルトで20kgなので、ラックアップさえ出来ない状況。
つまり押しつぶされることすらかなわない、悲しい現実が待ち受けています。
なんという非力でしょうか。
というかそもそも、立ち上がることは出来るのか?
重量挙げの69kg階級のスナッチ日本記録を参考にすると、体重の2倍程度を上げています。
体重と合わせて3倍。
これが、支える筋力の限界でしょう。
ここで先ほどのウルトラマンの筋力37トンを3倍してみると111トンですね。
この111トンが、体重を支えられる限界値と考えられます。
体重851.7トン >>> 筋力限界111トン
はい、支えられる筋力をはるかに超えているので、ウルトラマンは立ち上がることすらも出来ないのですね。
今回ウルトラマンで考えてみました。
筋力は体積ではなく、断面積に比例するので、まあ簡単に言うと、体重が2倍増えても、扱える重量は単純に2倍にはならないということですね。
体重50kgで100kgベンチプレスを上げられる人と、
体重100kgで200kgのベンチプレスを上げられる人では、後者の方がすごいということです。
今回は、ちょっと知的なブログになりました。
ではまた!