『おさるのジョージ』のあとは、すぐおとなりで開催されている中村征夫さんの写真展『永遠の海』に移動。
中村征夫さんのことは、1980年代中頃にに椎名誠さんの著作などを通して知りました。
当時からすでに海洋写真の第一人者で、その後『全・東京湾』で木村伊兵衛賞を受賞されたり、『海中顔面博覧会』なんてユニークな写真集を出したり、古希を過ぎた今でも精力的に活動されています。今回の展覧会はパラオや沖縄の海を撮った新作をはじめ、震災後の三陸の海や、これまでの世界各地の透明度の高い海から厳選した素晴らしいショットを展示しています。
サンゴの生き生きした姿や迫力ある魚群、接近して撮った色とりどりの海洋生物の表情など、普段見ることのできない世界を堪能できます。
暑い夏向きの涼しげな世界です。初日はご本人も会場で来客対応されていました。初めて直にお顔を拝見し、ちょっとドキドキしてしまいました。
展示内容は写真集『永遠の海』に纏められています。ステキな写真が満載です。

時間に余裕があったので、帰りがてら東京ステーションギャラリーで開催中の『没後40年 幻の画家 不染鉄』展に寄りました。案内を見て気になっていた展覧会です。