吾妻ひでお先生の『ファン葬』に行ってきました | cookieの雑記帳

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興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。

11月30日の土曜日は、先月亡くなられた漫画家・吾妻ひでお先生のファン葬に出席するため、築地本願寺に行ってきました。





関係者の方々は14時からスタートで、献花に先立ち萩尾望都さん、新井素子さんによる弔辞、仕切りのとり・みき氏のコメントなどがあったとのこと。


一般のファンの献花は15時からで、おおよそ時間に合わせて到着。
すでに入場は始まっており、受付を済ませて、列に並んで待機。年配の方から結構若い方まで、おおよそ100人くらいは並んでいたでしょうか?
吾妻先生のファン層の広さがわかります。

会場は二階。ロビーには供花された方のお名前が並んでいましたが、出版社や漫画関係の方に混じって、坂本龍一さん(アズマニアでしたよね)の名前があるあたりが嬉しくなります。


会場を包む音楽は吾妻先生が好きだったという、エリック・クラプトン。
祭壇に献花し合掌。
数々のアップダウンがあった先生ですが、小学生の頃から40年以上にわたって座右にあったその作品群は、自分の成長や思い出とともにあります。
長い休筆時期(失踪や入院)があったせいか、またひょっこりと作品が出てくるような気がしてなりません。



献花のあとは隣室へ。
メッセージノートに思いを書かせていただきました。
小さな展示コーナーには、晩年の吾妻先生が参加されていた『“癒し”のための自己表現展』の出品作品が並んでいました。
不思議なオブジェはまさに吾妻ワールド全開ですね。





そして、吾妻先生も通われた練馬断酒会発行の『こぶし』に掲載された追悼記事。


帰り際にいただいた香典返しは吾妻先生のキャラクターがデザインされた手ぬぐいでした。
ご家族からのメッセージに涙し、裏返すとそこにもイラストが。


天気にも恵まれ、素敵なファン葬になったと思います。
実行委員会の皆様、ありがとうございました。

一部の写真はSNSよりお借りしております。多謝🙇🏻‍♂️