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コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

帝人のビジネスモデルに関する記事です。
業務分析・改善をする際に、4Cs(Cut, Create, Covert, Combine)という考え方があります。
これが経営・事業戦略を考える時も同じで、不採算事業を止める(Cut), 新規事業を創出する(Create), ある事業を子会社・他社に移管する(Convert), 名に何かの事業と何かの事業を組み合わせる(Combine)となるかと思います。

今回の帝人のケースでは、

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帝人グループは、「素材」「ヘルスケア」「IT」と異なる3領域の事業を併せ持ちます。将来に向けた発展戦略は、こうした帝人グループの特長や強みを生かし、「素材+ヘルスケア」「素材+IT」など、優位性あるさまざまな技術や商品の複合化や、融合によるビジネスモデルの変革を進めることで、新たな高収益事業の創出を目指すものです。

 既に素材事業とヘルスケア事業の融合による医療材料(外科手術用止血シートや心臓修復パッチなど)や、素材事業とIT事業の融合によるウェアラブルデバイスなど、事業の融合による画期的な新製品の開発に着手しています。今後、実用化に向けたプロジェクトを推進していくとともに、山口県の岩国事業所には新規事業を創出するための研究開発拠点として融合製剤棟を新設します(2015年秋竣工予定)。
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とあり、Combineモデルを目指すということでしょう。コアケイパビリティ―の掛け合わせはなかかおもしろそうです。



 

日立が真のグローバル企業に向けて、地域や事業の状況に応じて、本社機能を移管しているとのことです。

日本にこだわらない日立の覚悟 地域・事業分野に応じて本社機能を“移管”

これによって、日本の意思決定を待つことなく、地域地域での大型契約を受注できるようになっているそうです。
外資系企業に務める私としては、この地域地域で本社機能を移管するというはあまり違和感はありません。

これから日立がグローバル化を進めて行く上で、よりFlexibleな意思決定のできる体制に移行し、
現在進めているグローバル人事評価など業務やルールの標準化を推し進めていくのでしょう。
携帯電話のSIMカードの話題です。

MVNOもだいぶ定着化してきており、料金もかなり下がってきています。
この5月には総務省の要請で、メガキャリアから出る携帯電話もSIMフリー化されるとのこと。
また、今後SIMビジネスの拡大が見込めるかもしれません。

そのような環境の中で、日本らしいビジネスが開始されました。
今後増える観光客を狙って、SIMカードの自販機ビジネスを始めたとのこと。
海外では治安なども問題もあり、自販機設置は難しいですが、日本では主要駅や空港、ホテル、ショッピングモールに置くことで、
本ビジネスは拡大できるかもしれません。

下記引用。
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朝日新聞デジタル 3月25日(水)7時47分配信

スマートフォンの通信に必要なSIMカードを、観光などで日本を訪れる外国人に提供する自動販売機を、NTTコミュニケーションズがはじめた。パスポートを読み取り本人を確認する機能があり、買ったその場で使えるようになるしくみは世界初という。

 自販機は英語と中国語に対応し、買えるカードは3千~4千円程度。外国人が海外から持ち込んだスマホに挿すと1~2週間、日本の携帯電話回線でインターネットを使える。米国の自販機メーカー大手ズームシステムズと共同開発した。

 24日、東京・お台場のアクアシティお台場に1台目を置いた。26日から関西空港にも設置し、他の空港への展開も検討中という。すでにある自販機では、カードを使う前に無料のWi―Fiスポットを探すなどし、ウェブサイトで利用者情報を登録する必要があった。(志村亮)
グローバルリーダーになるための思考力として、「リサーチスキル」について語っています。今回は仮説構築におけるプレリサーチについて説明をしたいと思います。

コンサルタントの世界では「1Day Hypothesis」という言葉があります。プロジェクトが始まったら、1日で仮説を立てなさいということです。仮説と言うのは、仮の答えなのですが、その答えを検証するためにも、早め早めに仮説を立てときなさいというのはごもっともなのだと思います。しかし"勘"で仮説を立ててはいけません。もちろんひらめきによる仮説構築と言うやり方もあるのですが、リサーチスキルの場合はある程度論拠を持って仮説を立てることをお勧めしています。

その論拠を作るには、当然知識・情報が必要であり、仮説構築のために実施するのがプレリサーチです。いわゆる事前調査をしておきましょうということで、仮に1日で仮説を構築するのであれば大体3時間程度集中して情報を集めることが必要でしょう。

参考本
3時間で「専門家」になる私の方法/PHP研究所
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ここでは私流のプレリサーチについて皆さんにご紹介をしたいと思います。
大きく4つのステップに分かれています。

こんさるさる流のプレリサーチの手順

1. 概要を知る
まずはざっくりとその調査対象に対する概要を知ることから始めます。
私の場合はGoogleでは「○○ とは」検索をしたり、Wikipediaである程度の情報を掴みます。

また情報の精確性と言う意味では、百科事典を使うようにしています。
更に入門書の「○○を知る」「図解 ○○がわかる」シリーズも重宝します。

What」を理解する
 ü○○ とは」Google検索
 ü インターネット情報源(IT Pro, Wikipedia
 ü 百科事典
 ü 入門書「○○を知る」「図解 ○○がわかる」

2. 最新動向を理解する
次にこの1~5年間程度のその事象に対する最新情報を得るようにします。
新聞ネットワーク検索やGoogle Scholarを使って論文検索から論文を取得して、
最新の動向を得るようにします。

 この一年間くらいの最新情報を得る
 ü 新聞インターネット検索
 ü 日経テレコン21検索
 ü 論文検索(Google Scholar etc.)

3. 歴史(潮流)を知る
最新の動向を掴むと共に、過去を知ることも必要です。
過去のコンテクストを理解することで仮説の精度も違ってくるでしょう。

 ○○に対する歴史・流れを知る
 ü インターネット
 ü 書籍
 ü 歴史的背景

4. キーポイントをFindingする
プレリサーチの結果として、
概要・最新動向・歴史を知り、一言で○○について語れるキーポイントをFindingすることも必要でしょう。

プレリサーチはそれぞれご自身の流儀を見つけられるとよいと思います。
ただ現在・過去・(将来)という時間軸で情報を集めると次のアクションにつながると思います。

次はいよいよ仮説の構築をしてみたいと思います。


サプライチェーンマネジメントの理論と実践 改訂版/幻冬舎
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EYアドバイサリーと言うコンサルティングファームの方々が書いたSCMの本です。SCMについて網羅的に書かれており、初学者の方でもかなりわかりやすい本ではないかと思います。

私も下記の点参考になりました。

- SCMネットワークモデリングという言葉
   → おそらく物流の最適化と同意だと思いますが、論文がないか探してみようと思います。

- ファイナンシャルサプライチェーンマネジメント(FSCM)
   → ERPをやっている方はわかりやすい考え方なのですが、モノとお金両方をSCMでもとらえようという考え方です。本書でが運転資本(流動資産-流動負債)を最小化することの必要性、キャッシュマネジメントシステムの重要性、キャッシュコンバージョンサイクル(在庫回転日数+売掛債権回転日数-仕入債務回転日数)をフォーカスしていました。

- 今後のSCMのトレンド
 適正在庫の追求、CSR調達に向けた取り組み、サプライリスクに備えたBCP
グローバルリーダーになるための思考力として「リサーチスキル」について綴っています。
前回の続きで今回は仮説の構築の仕方について考えいきたいと思います。

リサーチにおける仮説構築の手順は「事前調査から仮説を設定し、仮説を裏付ける根拠として、必要な情報を洗い出す」と定義したいと思います。簡潔に言えば、

仮説構築 = プレリサーチ → 仮説の設定 → 必要な情報の洗い出し

です。



この仮説構築のゴールは有力な複数の仮説を立ててみて、仮説の中で優先順位付けをし、次の検証のステップに移ることです。
この仮説を立てる際に大事なのが、分析力の際に言及したFact-Findingの考え方です。
仮説は自分の意見ですので、意見を出す前提として事実をある程度おさえておく必要があります。

例えば、ASEANと中国の経済関係についてをリサーチテーマとしましょう。
まずは目的の設定からです。
今回はWhyを「今後5年間のASEANの経済動向について知りたい」、その為にWhatを「今後5年間ASEANと中国の経済的関係」に絞って調べることとしましょう。

皆さんならどうやってこの後手順を踏むでしょうか。
まず経済や各国事情にあまり明るくない学生Aさんは、まずASEANや中国の概要、ASEANと中国の経済関係だけでなく政治や歴史を簡単に調べました。これがプレリサーチです。

このプレリサーチの結果(Fact)を基に仮説(Finding)を構築します。
例えば、今後のASEANと中後の経済関係をパートナーと位置付けるか、ライバルと位置付けるか、無関係と位置付けるか。ここはFactからの結果です。そこから更に下記のような複数の仮説を立ててみました。

① 今後のASEAN・中国の関係は、5年以内に限ると協力関係にある。具体的には双方とも輸出入の依存関係が続く。

② 
今後のASEAN・中国の関係は、5年以内に限ると協力関係にある。具体的には中国の製造工場としてASEANがパートナーとなる。

③ 
今後のASEAN・中国の関係は、5年以内に限ると協力関係と競合関係の両方の側面がある。双方での貿易関係がある一方で、共に主要輸出国が日本やアメリカであり、輸出品で競合する。


といった”複数”の仮説を立てます。この中で有力な仮説を選んで検証していくというのが簡単な仮説構築の手順になります。




ここではFactを基にFindingを導く分析力が仮説を立てるためには重要であることを認識すること、そして一つの仮説ではなく最低3つの仮説を立てることを意識できれば大丈夫です。

ではFindingを導くFactはどのように・どれくらい収集すればいいのか「プレリサーチ」で学んでいきたいと思います。

図解入門ビジネス 最新コーポレートファイナンスの理論と仕組みがよーくわかる本 (How‐nua.../秀和システム
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私が大学院時代に最も苦手だったのがファイナンスの授業です。
お金が嫌いなのか、数字が不得意なのか、どちらともかもしれませんが、
苦手なものは克服したいと思い、再度勉強を始めています。

本書はよーくわかる本シリーズで、わからない理論や歴史などはこのような入門書を読んで理解することに努めています。
本書は入門書と言っても結構踏み込んだ内容もあり、後半部分は再度勉強が必要です。

それでもファイナンスの原理原則である
① 今日の1ドルは明日の1ドルより価値がある
② 安全な1ドルはリスクのある1ドルより価値がある

という2大原則の下で、NPV(現在価値)を主軸として論が展開されているのはわかりやすかったです。

1. NPV 現在価値
支出額 - 将来価値/(1+r) r: 利子率

基本的に将来価値はすべて現在価値に戻して考えていくことがファイナンスにとって大事です。DCF法も基本的にこの考え方の応用。

2. 資本コスト
資本を調達・維持するために必要なコスト(費用)のこと。
具体的には、借入に対する利息の支払いや、株式に対する配当の支払いと株価上昇期待。資本コストの代表的な計算方法としては、WACC(加重平均資本コスト)。これは、借入にかかるコストと、株式による調達にかかるコストを加重平均したものである。資金を調達するための原価計算と言う表現がわかりやすいかもしれない。総資本を作るために、負債と資産併せてどのくらいのコストがかかったか。
体調が優れなかったと報道されていたシンガポール建国の父と言われるリー・クワンユー氏が逝去されました。賛否両論のある指導者ですが、シンガポールの方々も哀悼の意を様々な場所・メディアで表されているようです。

私もシンガポールに1年弱留学させてもらい、リー・クアンユー氏の国をデザインする力に魅了をされた一人でした。彼の取った施策は急進的なところ、一般的に見れば非常識な部分もありましたが、シンガポール国民一人一人が幸せに暮らせるシステムをつくろうと奮闘されたのだと思います。

現在は息子のリー・シェンロン氏が指導者を務めており、今回の逝去ですぐに国がどうこうなるわけではないと思いますが、今後のシンガポールの行方を注視したいと思います。
グローバルリーダーになるための思考力として「リサーチスキル」について綴っています。

前回は「目的の設定」の重要性について述べました。
今回は「仮説の構築」について説明をしていきたいと思います。

リサーチで仮説と言うと戸惑われる方もいるかもしれませんが、
仮説の構築と検証がリサーチの成功の秘訣です。

仮説検証サイクルを意識することで、リサーチは間違いなく効率化し、
期待する結果の精度も間違いなく向上します。

リサーチスキルを習得するための2つのキーワードの一つ目は「自分データベースでしたが、
2つ目は、この「仮説検証サイクル」を意識することです。

では仮説とは何でしょうか。
昔は研究者やコンサルタントの専売特許のような言葉でしたが、
今はだいぶ一般的な言葉になってきたように思います。

仮説とは、ここではリサーチのアウトプットとしての「”仮”の答え」と定義したいと思います。

宝探しを例に少し仮説の意義について考えたいと思います。
ある砂漠に一つの宝物があるとします。その砂漠は東京ドームくらいの広さだと仮定しましょう。
あなたならどうやって探しますか。

もちろん片っ端から少しずつ砂漠を掘って、宝を探すやり方もあります。
すぐに見つかるといいのですが、すごく時間がかかるかもしれません。
もちろん最終的にはきっと宝物を見つけることができるでしょう。

一方である程度”あたり”をつけて、宝物を探すやり方もあります。
この”あたり”=仮説です。
一定の情報を取得してあたり(仮説)をつければ、もしかしたら予定より早く宝物(正しい答え)が見つかるかもしれません。
これが仮説の期待効果です。

下記のイメージ図を見てください。

Kasetsu


仮説がないと、砂漠での宝物探しのように行き当たりばったりのリサーチになる可能性があります。
一方で仮説があると、正しい答えを導くために、微調整・修正を繰り返しながら、成功確率の高いリサーチ結果を導けると言われています。

仮説の構築の効果を信じながら、次に仮説の構築の立て方について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。



宮沢賢治傑作選 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『風の又三郎』ほか/ゴマブックス株式会社
¥価格不明
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ひさびさに宮沢賢治の作品を読みました。傑作選となっており、銀河鉄道の夜、注文の多い料理店などの代表作を読むことができます。個人的にはブドリが主人公の「グスコーブドリの伝記」が好きな作品です。