香港故宮文化博物館に行ってきました。
2025年8月11日(月)香港故宮文化博物館香港故宮文化博物館に行ってきました。故宮といえば北京にある世界遺産、そうでなければ、台湾の故宮博物院。なぜ香港?と思ったなら、あなたはなかなかの中国通。香港旅行の初日、翌日に訪れるM+(エムプラス)の下見もかねて近くにあるここに寄りました。そもそも故宮とは?故宮は中国の明・清の時代の首都(現在の北京)にあった王宮です。かつては紫禁城と呼ばれ歴代の皇帝が住んでいました。清王朝が倒れたのちは故宮博物院として一般向けに公開され現在に至ります。ここには故宮の膨大な量の宝物のうち、1,000点ほどを借り受け展示している新しくできた博物館です。わざわざ北京に行かなくても、故宮を愉しむことができる施設です。(なら、初めから北京に行けば?というツッコミは置いておいて。旅のプランはそれぞれありますから。)これは清の時代の展示。皇帝の服。黄色は皇帝の色で、5本指の龍があしらわれています。展示スペースは4つのフロアの中に9つあります。スペースごとにテーマを絞っているのでとても見やすい。皇帝といえば玉璽。ひとくちに玉璽と言いますが、たくさん展示されていました。清の皇帝はチベット仏教を信仰していました。これは故宮にある皇帝のプライベートな庭です。私は北京の故宮は行ったことがありまして、こういうゴツゴツした岩が迷路のような感じでありました。日本の庭園の石とは趣きが違います。これは故宮で行われていた皇帝のための演劇(?)の再現展示。良い眺望です。博物館は九龍文化地区の端にあり、向かい側がビクトリア湾、ビクトリアピークに面しています。建物には広いバルコニーがあり、夜は最高の眺めのはずですが残念ながら18時で閉館。M+も見えます。中国は書の国だけあり、文献だらけの展示もあります。宝物あれこれ。書、磁器、金属器、絵画、玉、たくさんあり過ぎて目眩がします。武器の展示エリアもありました。中国といえば、春秋戦国時代や三国志など、戦を思い浮かべる方も多いでしょう。刀ひとつとってもバラエティに富んでいます。チームラボっぽい展示エリアもありました。一室だけではなく、いくつもつながっています。来場者が多勢になることも考えてか、かなり広い空間をとっています。建築は逆台形のカタチで前にせりだしています。大きく見せようという狙いでしようか。中国らしいですね。新しい博物館だけあって、展示も工夫があり見やすいものでした。日本語対応していればなお良かったです。文化系の観光地が趣味の方なら、行って満足できる内容と思います。↓ランキング参加中!押していただけると嬉しいです。