◯△⬜︎えほんのせかい + 目黒区美術館トイコレクション / 同時開催 クルト・ネフ生誕99年

目黒区美術館

2025年8月16日(土)




目黒区美術館は開館以前から、優れたデザイントイを収集しています。この展覧会はそのコレクションをベースに企画したものです。



  ◯△⬜︎絵本の世界+目黒区美術館トイコレクション 


◯△⬜︎(まる  さんかく  しかく)。


キレイなフォントで打てませんが、

このタイトルは絵本「まるさんかくぞう」(及川賢治、竹内繭子)からきています。




この絵本とトイを合わせて見せる企画展です。


なぜ絵本とトイ?


並べて見るとなんとなくわかります。




なんか似てますよね。


トイといっても、今人気のゲーム機ではなくてアナログなものです。




動物。



植物。スタンプで枯れ木に葉っぱを茂らせることができます。


 

組み木のパズル。



木製の音具。



紙の大木。



陶器のパズル。


デザインに加えて、デジタルでは得られない素材感。

 

展示品以外に手に取って遊べるコーナーもあります。とても楽しそうです。



  クルト・ネフ生誕99年


生誕100年でなく、99年というタイミングは微妙で面白いです。


ネフスピールは何となく知っています。見たこともあります。




ネフス・ピール ではなく、

ネフ・スピール Naef Spiele  なんですね。


スイス人、クルト・ネフが作り売り出したものです。「ネフの遊び、ネフの玩具」みたいな意味らしいです。




幼い頃こういう玩具を買ってもらえたら、楽しかったろうなとは思います。



こういうもので遊んで育つと、大人になったらデザイナーとかになれるのでしょうか。



子供に、バットとボールを与えれば大谷翔平になるということはありませんから、なるようにしかならないでしょう。



バウハウスでデザインされたゲームです。たまに見かけることがあったのですが、ネフ社が売っているものでした。



優れたデザインの玩具を取り扱う会社として、取り扱いを狙っていたネフ社が、権利者にアプローチして製造、販売にこぎつけたそうです。



見ていると、子供の教育はさておいて、パソコンとスマホで仕事も生活も回している大人の自分の方がこういう木製玩具で、手を動かして遊んだ方がよいと強く感じた展覧会でした。



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