ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 -70ページ目

お天気とバカンス

おとといの夕立以来

ぐずついた天気が続いてます。

今日は一日中雨となりそう雨


こんなんで夏休みはバカンスできるのかしら?

とはいえ、まだなんにも詳しく計画立ってないんですよ。


それもこれも火曜日に車を総点検に出してから。

その出費によって、旅行の遠近も決まるというもの。

まぁ、むこうさんも車検やら修理やらで生計たててるんでしょうけどね、

ぜったい何かしら欠陥を見つけだすに決まってると覚悟。


私は車のメカは全然分かりませんが、

ダンナなどは”昔の単純な作りの車は

多少の故障も自分で直せたもんだ”といいます。

(と、新聞広告でシトロエン2CV=ドイツでは

通称Ente=カモだのワーゲンだの

中古車チェックしてる人・・)

昨今ではコンピューター内蔵だオートマチックが

こわれたとなると、修理工場じゃないと手がつけられないですもんね。


通称カモ

私も欲しいな・シトロエンのカモ



とにかく、この夏は

チープなキャンピング旅行になりそうです。

現在の候補は

北なら北海の島ボルクム(ドイツ)。

南なら南チロル(ドイツ語圏のイタリア北部)で山登り。

キャンプはお天気よけりゃぁいいけれど、

氷雨なんか降った時には最悪だ。

テントから這い出して

傘さしながらコーヒー沸かしたり、

水溜りでドロだらけになった犬も

テントの中に入れてやらなきゃならないし。

そう、私はどうせ半熟卵(・・と軟弱もののことを

ドイツ語でWeicheiという)。

子供時代からそういうアウトドアバカンスで

育ったダンナとは耐久性でも比較になりません。


必ずしも硬派とはいえない息子ですら

テントバカンスのほうが好きだ。


イースター休みに3泊4日でベニスに行ったときのこと。

今年のイースターは3月中旬からで、

流石のイタリアでも朝夕結構な冷え込み。

キャンプ場近くから

サンマルコ広場前まで水上バスに乗って・・というのは

よかったんだけど、

テントでは寒すぎる!と私のごり押しで(?)

バンガローを借りました。

簡易だけどベッドもあるし食器も冷蔵庫も完備で

よかったのよ~。

なのに、帰りの車の中で息子曰く:

”次は絶対テント!テントの方がずっと面白い。

犬と一緒のキャビンで寝られるし”だって。

  しっぽフリフリ

そうかい、そうかい。

それじゃぁってことでもないけど、

夏休み初めに1週間”キャンプしながらボーデン湖で

ヨットコース”なるイベントに送り出すことにしました。

あぁ、でもお天気どうなるでしょうか・・。

Benjamin Biolay とCoralie Clement

バンジャマン・ビオレ コラリ・クレマン が好き。


フランス音楽界でセルジュゲンズブールの再来と

いわれるビオレー氏。

キアラ・マストロヤンニの元夫=カトリーヌ・ドヌーヴの

元娘婿。

彼自身もCD何枚も出してるが、プロデューサとしても

フランス期待の星だ。

最近は映画にも登場してるとか。


3枚持ってるCDのうち、お気に入りは

デビュー作Rose Kennedy。メランコリックなメロディーと

フランス語の響きが良い。最新版はもちょっとポップな感じですね。

そのうち調達しよう。


その妹でささやき声フレンチポップ歌手コラリ。

お兄ちゃんのプロデュースによる

3年前のByeByeBeaute以来ご無沙汰ですが、

どうしてるんでしょうね。

楽しみにしてるんだけど。


それにしても、フランスの女性歌手っちゅうのは

ささやき声が伝統なんですか?

ジェーンバーキン&シャーロット親子あり、

フランソワーズアルディあり、

マダムプレジダン・カーラブルニだって・・。

フランス語の響きがそうさせるんでしょうか?


いろんな言語の響きの違いに興味があると

おっしゃってたのはカミーユ

英語で歌ってる新CDも私のお買い物リストに載ってます。




the Victorian House

今日はドイツ語勉強会(と称して茶飲み会と化している?)

がキャンセルになったので、パソコンの前に座ってます。


ドイツ語本を読んで、感想を言い合ったり、

お芝居や映画を観たり。

さらにはドイツで生活する上での

悩み事や経験談エトセトラ。

子供の学校のことも頻繁な話題だ。


時には町に出る。

せっかく行くんだから、面白いお店に・・と思う。

長年住んでるミュンヘンで、ソーセージだビールだ

オマ・カフェ(オマ=おばあちゃん・年配の女性=が

好んで行くスタンダードな喫茶店)ってのはつまらない。


そこで私たちのお気に入りの一つが、

その名もビクトリアンハウス という英国ティールームです。

旧市街の観光名所でもあるヴィクトゥアリエン市場沿いに、7,8年前に

オープンしたお店。

内装はどっしり落ち着いていて、

ロンドンのどこかのティールームにいるような錯覚に陥ります。

イギリス&紅茶ファンにはたまらない。

(もっとも、イギリスではこういうのを”オマ・カフェ”とか言ってたりしてね)


朝食・昼食・アフタヌーンティと

お品書きも立派なもの。

でも月並みと言われようとも、

私はやっぱりスコーン&クロッテッドクリーム。

バノフィーパイ。

でも、お値段ははっきり言ってお高い。

例えば、紅茶ポーションが6ユーロ。

朝食だけであっという間に20ユーロ近くになりかねない。


ちなみに、クロッテッドクリームは

ミュンヘンではここでしか手に入らないという。

(ホントかな?)


とにかく、このビクトリアンハウス中々繁盛しているらしく、

ミュンヘン市内シュバービングや高級モール街Fünf Höfen

(無印良品も入ってるよ)と、あちこちに支店がオープン。

一番新しいのが、アルテピナコテークの中です。

そもそも、美術館のカフェって穴場でグッド!のところが多いんですよね。

町の喧騒から別世界に入って、名画を鑑賞した後は

ここでホッと一息っての好きです。














サラ・コノリーのジュリオチェーザレ

私の目下の夢は

イングランドを旅すること。

時間とお金が足りないなら、

1泊2日でロンドン滞在でもよいのです。


ロンドン2日間で何するって?

そりゃぁ、もちろん月並みですが

ホテルのティールームでティータイム。

大通り裏通りを(ウィンドー)ショッピング。

テートギャラリやV&Aミュージアムとかも見たいな。

それから・・それからエトセトラ。


そして夜はオペラハウスに行きたい。

やはりコヴェントガーデンなんでしょうか?

そこから程遠くないコリセウム(イングリッシュナショナルオペラ

=ENOのホーム)も気になる。

ただいかんせん、ここでは何でも英語で上演しちゃうという

難点が・・。


なぜそこに興味があるかというと、

ここしばらく注目してるイギリス人メゾソプラノ、

サラ・コノリー がよく登場するからなんです。


私はそもそもバロック音楽好きで、

ミュンヘンの州立劇場でも何度かヘンデルものを体験しました。

(バロック音楽とアナーキーな演出って意外とマッチするんです)

今年の初めのカザロヴァ主演の”アリオダンテ”後またヘンデル熱が復活。

10年程前に観た”ジュリオ・チェーザレ”が懐かしく、

YouTubeで一番ハンサムなチェーザレはどれかしらんって検索してるうちに・・

一昔前のオカマみたいなカウンターテノールは生理的にダメ・・

アンドレアス・ショルはCTでは一番好きだけど、この演出

(コペンハーゲン版)はイマイチ好みじゃない・・

そして2005年グラインドボーン版 に辿りついた。

マックヴィカーの演出は程よくクラシカル・

振り付けはポップ・歌手もみなさん歌も演技もバッチリ見た目も美しく目の保養。

そこでチェーザレを演じてるのが

サラ・コノリー。ほんとに凛々しいんですよ、風貌も演技も。

クレオパトラとのラブシーンなんて、こっちまで

ドキドキ赤面しそうに色っぽい。

DVD買って大正解。絶対必見ですっ。



Giulio Cesare

右端がコノリー・チェーザレドキドキ

昔、バロックのカストラートパートは

カウンターテノールじゃなきゃなんて思ってましたが、

今ではメゾソプラノの方が色があってパッション感じられて好きだ。


コノリー様は当年とって44歳の遅咲き・来春待望の

コヴェントガーデンデビュー。

イギリスではトップクラスらしいけど、

ドイツでは知名度低いんです。日本では皆無でしょうか。

でも実はミュンヘンでは数年前にデビュー済み。

(元ENOだったサー・ピーター・ヨナス前総監督のせいか、

ミュンヘンではイギリス人歌手が結構たくさん登場する)

さる3月にグルックの”オルフェとユリディース”で

オルフェを歌うと知って、そりゃあもちろんチケットゲットしました。

2回も。わたしゃぁ、これじゃ宝塚の追っかけオバサンと相違ない?


感想: 素敵でした。

この演出では蝶ネクタイに燕尾服といういでたちの

コノリー・オルフェはオスカーワイルド風。

彼女、特にメランコリック&メロウなアリアが素晴らしいです。

(”ユリディースを失って”では延々と拍手が止まず)

あ~密かに録音すればよかった・・。


その後ENOで5月に

バラの騎士。

秋にはベッリーニのロミオ。

来春コヴェントガーデンでパーセルのディド。

ほら、ちゃんと調べ上げてるんですよん、わたくし。

でも、それじゃ早速行きましょーって言える距離じゃないんだな、これが。

極めつけは、来夏グラインドボーンでチェーザレを

オリジナルキャストでリバイバルという・・・噂。

世界的に絶賛受けた作品の上にグラインドボーンじゃぁ

チケット取るの超大変そうだ。





Cafe am Beethovenplatz

気持ちのよいお天気の朝、

ミュンヘンの中心街で友達と落ち合う。

たまには新しいお店を開発してみようというわけ。


まだ暑くない時間だったので、

目的地までぶらぶらと歩くことにする。

マリエンプラッツから歩行者天国を下り、

シュタッフス広場を左折。

昔懐かしい語学学校ゲーテインスティトゥート

(私たち80年代終わり頃に

すれ違いでここに通ってたことが判明)

のあるソンネン通りに

沿ってセントリンガープラッツまで。


ヌスバウム通り。

この近辺はミュンヘン大学付属病院関係の

建物が多く、ちょっぴりアカデミック。

ほのぼのとした雰囲気の小道をしばし歩くと、

ようやく今日のテスト対象店(?)

Cafe am Beethovenplatz に到着。

道幅広い割りに静かな通りに

面して、ネオゴシック調のいかめしい建物が・・。

これがホテル・マリアンデル兼カフェです。


お天気もよいので、木漏れ日も爽やかな

テラスに座ることにする。

ここは夜クラシックやサロンミュージック、

ジャズ、ボサノヴァ等のライブ演奏があるらしいが、

朝のこの時間は皆さんテラスで

のんびり朝食をとっている。(ホテルゲストもいるのだろう)


さて、朝ごはん抜きで参上した私たち、

早速メニュー検索。

数ある朝食セットの中から選んだのは:



Gerschwin(アメリカン=ベーコンエッグ・トースト・マフィン・

コーンフレーク・手作りピーナッツバタ&オレンジジュース)


Tscheikowsky(北欧風=スモークサーモン・小エビカクテル・

クランベリークリーム・ホースラディッシュ&プロセッコ)


これに手のひらサイズのロールパンが結構な量ついてくる。

上記とは別注文のコーヒー紅茶の種類も豊富。

コーヒーはオーストリア風にメランジェとか

アインシュペンナーとかある。音楽の都にちなんでるのね、きっと。


私たち色々試したいもんだから、例によって

半分ずつ分けっ子。

おっ!これ美味しい・・・これは手作りだね・・・

カクテルはちょっと甘めだなぁ・・・

プロセッコは飲兵衛のあなたどうぞ・・マフィンしっとり小ぶりで

グー・・・

ウェイターさんもさりげなく感じよく。

私たちはハッピー気分でしばしおしゃべりにも花が咲いたというわけです。


お値段の方はチップまで込みで

1人あたり11.50ユーロ。

この満足感でリーズナブルなお値段でしょう。


日本からだれか来るときには

ここのホテルお薦めしたいわぁ。

閑静だし、こんな美味しい朝食できるし。













夏休みまであと一ヶ月

7月。

サッカーが終わっちゃって

気が抜けたしょぼん・・とは大げさですが。

こういうトーナメント型の大会ってのは

一定期間の中での盛り上がり・ドラマがあっていいですね。



ドイツ・ブンデスリーガの新シーズンは

8月にスタート。

FCバイエルンファンの息子が

アリアンツアレーナ(FCBのホーム・うちからそう遠くない)に

試合を見に行きたいといい続けて幾年月なのに、

オンラインチケット販売サイトには

先の先まで売り切れとある。

でも、やはりFCBファンの娘を

連れて時々行くらしい夫の友人によると、

結構ギリギリでもチケット手に入るとか・・。

私もそろそろ本気でトライしてみようかな。



夏休みまであと一ヶ月となりました。

昨日ウィーン人の友達と再会した。

子供の幼稚園時代からの付き合いで、

遠く離れてもなぜか交流が続いている。

ウィーンの訛り方言が素晴らしくって

面白いんですよぉ~彼女としゃべってると。

子供2人のシングルマザーで頑張っている彼女、

子供たちが夏休みに入ったので、

ミュンヘンにショートトリップに来ているというわけ。

えっ、もう夏休みなのぉ?

オーストリアって夏休みが南欧並みに長いみたい。



私はさぞかし、サッカー嫌いな彼女ウィーンから

逃げ出してきたのかと思いましたよん。

でも8歳の息子君がご多分にもれずサッカーファンで、

仕方なく(?)一緒にテレビ観戦してたって。

ほほぉ~変ったもんだ。



どこで会おうかということになって、

はたと悩む。

昨今アメリカンコーヒーショップが

雨後のタケノコのごとく増えてますからね。

カフェーハウス文化コーヒーの国の人間には

堪んない。

スタバもサンフランシスコも、ウィーンでは

どうやら定着できないでいるらしい。

それを聞いて安心しました。

昔ながらの喫茶店がどんどん減ってる

ミュンヘン(=ドイツ)とは違います。



私だってTPOに応じて

スタバとか行くし、

別に毛嫌いしてるわけじゃないけど、

あんまり増えると面白みないですよね。

それにケーキに関しては

やっぱりちゃんとしたトルテやクーヘンが

食べられるところは魅力ですもん。

今日はこれからお友達と(また)町に出て、

新しいお店を開発してきます。



ではまた

BaBa~!

(ウィーン語?でバイバイのこと=

昔、なにそれ?オールボワールって言ってんの?って

思った)







スペイン44年ぶりの優勝 ~サッカー欧州選手権便り・最終回~

サッカー選手権、終わりました。

スペインの完勝祝日

90分の間ドイツの選手はどこにいたのかしらって感じ。

どんなに頑張っても、ボールはいつの間にか

相手選手がキープしてましたもんねぇ。



スペインはなんと44年ぶりの優勝だそうです。

いいわよ、ドイツは何度も勝ってるんでしょ。

それに昨日の試合振りでドイツが勝ってたら、

いくらなんでもモラルがない。



今大会素晴らしい試合(ポルトガル戦)と

何やってもうまくいかない試合と二つの

顔を持つドイツだった。

決勝はひと分張りするか・・と期待しましたがね、

テクニックの差で負けたのだったのなら

諦めがつくというもの。



でかくてガッシリ型ドイツ選手に較べて、

スペインは華奢小柄な子が多い。

娘婿タイプ(姑に気にいられる好青年を

ドイツではこういう)のキーパー・カシージャス以外は

大会得点王ビジャ、ロンドンアーセナルでも活躍中の

ファブレガス、日本人かと見紛うシルヴァ等々。

女顔で女性に人気らしいラモストーレスウサギ

若いし上手いし、これからも楽しみなチームです。


日本の方ですか?シルヴァ

日本の方ですか?シルヴァ君


新聞に記事によると、

一昔前はスペインは個人競技は

勝てるけどチームではどうもダメで、

それは国内の紛争がメンタリティに影響していたのでは

ないかと。

バスクやカタロニアといった分離派運動が

スポーツにも浸透していたんですね。

アラゴネス爺監督は敢えて

政治的活動する選手をノミネートしなかったらしい。

今の若者はフランコ独裁崩壊以降に生まれた新しい世代。

そんな新しいスペインの顔を象徴するのが

今回の大活躍でしょう。。。



ドイツはチームプレイでここまできて、

それだけでもあっぱれですよ。

2年前は3位、今年は2位。

2年後ワールドカップは・・?

頑張ってねぇ~。






トルウッド・フェスティヴァルに行く

昨夜親子で今年で20周年になるという

トルウッド・フェスティヴァル(Tollwood)に行った。

毎年この時期4週間ほどの間、

オリンピック公園の一角を陣取って開催される。


最後に行ったのは、子供がまだ幼稚園の頃だから、

かれこれ7,8年になる。

昔はコンパクトにまとまった地元のお祭り的キャラクターだったのが、

年々大規模になりすぎた感があって何となく足が遠のいていたのだ。


それでも何か面白いイヴェントあるかしらんって

パンフレットチェックはしてたんですけどね。

コンサートは地元のバンドやアーティストはもちろん、

結構ロック・フォークやジャズフュージョン系から

有名どころもボチボチ出演します。


その中で目に付いたのがベルギーのサーカスロナルド というユニークな

道化芝居。レストランを舞台にドタバタ。

サーカスなら道化芝居が一番好きです。

サーカス文化が浸透してるドイツ人ゆえ、夫はもちろん

(最近は親と同行したがらない)息子もOKサイン。


ちょうど昨日は20周年記念の花火大会もあるという。

お天気も上々なので、自転車こいで行ってきました。

オリンピック公園自体すごい人出で、

群がる人間をかき分けようやく現地到着。

自転車置き場も自転車で溢れかえり状態。


開始時刻まで1時間半ほどあるので、

まずはフェスティヴァル会場内を散策する。

このお祭りは出店も多彩豊富。飲食店では

ビアガーデンからインド・アフリカ・タイ料理からクレープ屋、

寿司バーその他もろもろ。

アクセサリー・革製品・ハーブ商品・木のおもちゃ・インディアンショップ

から、訳分からんガラクタ屋だの怪しげなエゾテリック関係まで。

言ってみれば要するにオルタナティブなんです。

そんな出店エリアをはさんで、屋外コンサートステージや

イベント用テントがいくつか。

心地よい夏の夕べにそぞろ歩くのが楽しい。


さて、バーのベンチに座ってのどの渇きを潤すうちに、

サーカスの時間が近づいてきた。

喧騒からちょっと離れたところにある

サーカスロナルドのテントに

入ると、サーカス特有マネージェ(円形劇場)ではなくて

普通の小劇場風セッティング。

ロナルド兄弟が繰り広げるピザレストランでの

ギャグありアクロバットあり大騒動ってのがテーマです。

店主とボケ役のウェイターがピザ生地をあたりに飛ばしまくり。

涙流して大笑い、気分よかったぁ~。


1時間半のパフォーマンスが終わって外に出ると、

ちょうど薄暗くなったところ。時間は10時15分前だ。

これから今日のクライマックス、花火打ち上げです。

ヨーロッパの夏は夜もいつまでも明るいから

花火が遅いんだなぁって今頃気がつく私。

オリンピック公園の丘のてっぺんにかなりの量の

花火が設置されている。

これが大スピーカーからの音楽や民族衣装の男たちの

アルプホルンをバックに、延々と打ち上げられた。

夜空にキラキラと花火、いいですね。


長くなりました。


明日はサッカーの決勝戦ですよ。

スペイン対ドイツですよ。

お祭り気分はさらに続く・・・。




ドイツ決勝進出! ~サッカー欧州選手権便り~

昨日は昼間から

ドイツ中がお祭り気分でそわそわワクワク。

窓にドイツやトルコの旗をつけた車でいっぱいだ。


Fahnenauto

トルコ人の多いドイツの心は揺れ動き・・



オリンピックスタジアムをはじめ、

カフェやビアホールでも

”パブリックビューイング”の大画面TVで

みんなでワイワイサッカー観戦を予定している。

ベルリンのファンマイル(=ブランデンブルク門周辺の

大通りを歩行者天国にして観戦するもの)は

隙間もないくらいの人出だそうだ。


国営2チャンネルのZDFでは

試合前2時間も前から

エキスパートの予想やら、

両チームの戦力分析だ、

コンサートだ・・と盛り上がっている。

ARDのおじさんコンビ(ネッツァー&デリング)に対抗して、

ZDFではヤングダイナミックタイプの

3人組が進行役だ。

その中でも来シーズンからドルトムントの

監督就任が決まってる、ユルゲン・クロップ

即妙なコメントが小気味よい。いやみな感じはしないが、

しかしまぁ、よくしゃべるんだ、こいつが。

例の無精ひげ派のひとりです。


兄貴タイプのユルゲン・クロップ


余談が長くなった。


肝心の試合はというと・・。

ダメですねぇ~ドイツはぁ。

みんなで口を酸っぱくして

”相手がけが人多くて弱ってるからって

油断しちゃいかんっ”って言い続けてても、

ダメなんです。

トルコはちょろい、勝てるに決まってるって

思ってただろうがっ君たち?


ふたを開けたら、

休養も一日少ない、しかも前回延長戦まで

してて疲れてるはずのトルコの方が

ずうーっとキビキビ爽快。

ドイツはどうやら前評判がいい日に限って

最悪の試合をするみたいだ。


それでも後半ましになって、

クローゼらのゴールで2対1に。

その終了10分前からトルコの

いつものどんでん返しが試みられたのです。

5分前に2-2になったときには、

あぁ今日もまたかも・・って、本気で

怖かった。

後で監督が”延長になってたら自分たちが

勝ってただろうに、残念だ”ってコメント。

私もそう思った。


ところが今日はトルコの十八番・土壇場勝利を

ものにしたのはドイツだったのです!

後半45分。ヒッツルスペルガー&ラーム

”ミュンヘン生まれ良い子コンビ”のダブルパスで

ゴール。Man of the matchはそのラーム君でした。

こうしてめでたく日曜日のウィーンでの決勝進出と

なったわけです。


その頃うちの周りでは

ゴール入るたびに

うぉーっと雄たけび、大晦日の残り(?)の

花火が上がり、そのせいで我が家の

超怖がり犬はまた大晦日のトラウマが

甦っていい迷惑。

試合後はしばらくクラクション鳴らす車と

その合間に救急車のサイレンとが入り混じり

うるさかったわ。









ニジンスキーの春の祭典

日曜日の夕方チャンネルサーフィン

(独語でZapping 日本語では?)してたら、

毎日テーマ番組をじっくり見せてくれる

ARTEで聞き覚えのある音楽が聞こえてきた。

ストラヴィンスキの春の祭典だ。


よく見ると、かのロシアバレエ団オリジナル

ニジンスキー版振付けじゃないですか。

30分ほどテレビに釘付けになった。

20世紀初頭にセルゲイ・ディアギレフ率いる

ロシアバレエ団が一斉を風靡したんですよね。

その花形天才ダンサーだったのが、

仕切り人ディアギレフの秘蔵っ子(&愛人恋の矢)ヴァツラフ・ニジンスキー。



牧神の午後のニジンスキー
ニジンスキー ”牧神の午後”



牧神の午後や薔薇の精、

ストラヴィンスキーもの(春の祭典、ぺトルーシュカ)が

代表作でしたが、

後には廃人として半生を送ったそうです。


振り付けもいくつか担当しましたが、

あまりにもスキャンダラス・アヴァンギャルドで

理解されなかったのも不幸の始まりだったのかも

しれませんね。

”春の祭典”は1913年パリでの初演当時、

観客が拒絶反応示し、間もなく上演打ち切りになったとか。


さる日曜日に放映されたのは、

今年サンクト・ペータースブルクの

マリインスキ劇場でゲルギエフ指揮のもの。

振り付けから衣装舞台まで、すべて

オリジナルに忠実に再現されました。


題材は自然崇拝していた時代のロシア。

春の到来を、生贄をささげて祝うというもの。

いってみれば、イースターなんでしょうけどね、

衣装もちょっと太古日本のようないでたち。

(山岸涼子氏の”日出づる処の天子”の世界)

踊り自体はいわゆる白いバレエのロマンチックさは

なく、恐山のイタコみたい。


私は音楽同様この振り付けも好きです。

人間の原点というか・・感性に訴えます。

ずいぶん大昔に東京文化会館で

故モーリス・ベジャールの20世紀バレエ団版

春の祭典を見ました。

現代の振り付けとニジンスキーの振り付けが

そう遠く離れてなかった・・といのが

驚き。

早く出生してしまった天才の1人ということですね。