サラ・コノリーのジュリオチェーザレ | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

サラ・コノリーのジュリオチェーザレ

私の目下の夢は

イングランドを旅すること。

時間とお金が足りないなら、

1泊2日でロンドン滞在でもよいのです。


ロンドン2日間で何するって?

そりゃぁ、もちろん月並みですが

ホテルのティールームでティータイム。

大通り裏通りを(ウィンドー)ショッピング。

テートギャラリやV&Aミュージアムとかも見たいな。

それから・・それからエトセトラ。


そして夜はオペラハウスに行きたい。

やはりコヴェントガーデンなんでしょうか?

そこから程遠くないコリセウム(イングリッシュナショナルオペラ

=ENOのホーム)も気になる。

ただいかんせん、ここでは何でも英語で上演しちゃうという

難点が・・。


なぜそこに興味があるかというと、

ここしばらく注目してるイギリス人メゾソプラノ、

サラ・コノリー がよく登場するからなんです。


私はそもそもバロック音楽好きで、

ミュンヘンの州立劇場でも何度かヘンデルものを体験しました。

(バロック音楽とアナーキーな演出って意外とマッチするんです)

今年の初めのカザロヴァ主演の”アリオダンテ”後またヘンデル熱が復活。

10年程前に観た”ジュリオ・チェーザレ”が懐かしく、

YouTubeで一番ハンサムなチェーザレはどれかしらんって検索してるうちに・・

一昔前のオカマみたいなカウンターテノールは生理的にダメ・・

アンドレアス・ショルはCTでは一番好きだけど、この演出

(コペンハーゲン版)はイマイチ好みじゃない・・

そして2005年グラインドボーン版 に辿りついた。

マックヴィカーの演出は程よくクラシカル・

振り付けはポップ・歌手もみなさん歌も演技もバッチリ見た目も美しく目の保養。

そこでチェーザレを演じてるのが

サラ・コノリー。ほんとに凛々しいんですよ、風貌も演技も。

クレオパトラとのラブシーンなんて、こっちまで

ドキドキ赤面しそうに色っぽい。

DVD買って大正解。絶対必見ですっ。



Giulio Cesare

右端がコノリー・チェーザレドキドキ

昔、バロックのカストラートパートは

カウンターテノールじゃなきゃなんて思ってましたが、

今ではメゾソプラノの方が色があってパッション感じられて好きだ。


コノリー様は当年とって44歳の遅咲き・来春待望の

コヴェントガーデンデビュー。

イギリスではトップクラスらしいけど、

ドイツでは知名度低いんです。日本では皆無でしょうか。

でも実はミュンヘンでは数年前にデビュー済み。

(元ENOだったサー・ピーター・ヨナス前総監督のせいか、

ミュンヘンではイギリス人歌手が結構たくさん登場する)

さる3月にグルックの”オルフェとユリディース”で

オルフェを歌うと知って、そりゃあもちろんチケットゲットしました。

2回も。わたしゃぁ、これじゃ宝塚の追っかけオバサンと相違ない?


感想: 素敵でした。

この演出では蝶ネクタイに燕尾服といういでたちの

コノリー・オルフェはオスカーワイルド風。

彼女、特にメランコリック&メロウなアリアが素晴らしいです。

(”ユリディースを失って”では延々と拍手が止まず)

あ~密かに録音すればよかった・・。


その後ENOで5月に

バラの騎士。

秋にはベッリーニのロミオ。

来春コヴェントガーデンでパーセルのディド。

ほら、ちゃんと調べ上げてるんですよん、わたくし。

でも、それじゃ早速行きましょーって言える距離じゃないんだな、これが。

極めつけは、来夏グラインドボーンでチェーザレを

オリジナルキャストでリバイバルという・・・噂。

世界的に絶賛受けた作品の上にグラインドボーンじゃぁ

チケット取るの超大変そうだ。