ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 -68ページ目

ボーデン湖に遠足 その一

息子がこの1週間ボーデン湖畔での

青少年キャンプ週間に参加していた。

みんな一緒に寝泊りしながらヨットコースという

夏休みによくありがちなイベントだ。

船


今日が最終日で

朝10時に解散というので

ピックアップを兼ねて行ってきました。


Bodensee
ボーデン湖って英語ではコンスタンツ湖って言うんですって??


ミュンヘンからドイツ南西部にあるボーデン湖までは

距離にして約250キロ、一日で往復では

車飛ばすばかり。せっかく風光明媚な地方に

行くのにもったいない。

それで夫と二人で一日前に近場に宿を取り

ついでにあちこち寄り道しようってわけです。


数日前にネット予約したのは

湖畔から10キロほど離れた小さい村にある

Landgasthof zum Adler (旅館・鷲亭)


zum Adler

キャンプ場から遠くなく・リーズナブルなお値段で・

犬OKで・まだ空室あり云々の条件に合ってたという

理由なんですが、サイト見ると中々素敵そう。

それにミシュラン等グルメ誌でポイントもらってるらしい

お料理もちょっぴり期待してしまうわ。


その金曜日の南ドイツは

全面的に土砂降り雨!の天気予報通り、

朝から結構な量が降っている。

それで、一緒に連れて行こうと思ってた

お犬様は急遽ジジババのところでお留守番してもらうことにした。

怒ってたけどね~わんわんこんな雨じゃあハイキングもできないじゃん。

お陰で身軽になった私たちは昼過ぎにボチボチ出発です。

Ottobeurenという修道院のある町で途中休憩。

このベネディクト派修道院のBasilika(教会堂)は

典型的南ドイツのロココ式建築。

(皆さんご存知ロマンチック街道のヴィース教会もそうですね)

あまりの絢爛豪華さが私は好みじゃない。


Ottobeuren
私はもっとシンプルなロマネスク式の方が好きだな


でもまぁいいわ、こんな天気で外も歩きたくないし、

キンキラ教会の中を見学して

街角のカフェでコーヒー一服して一休み。

その後アウトバーンを南下する途中と

ボーデン湖畔のバイパスで渋滞にあい、

宿に着いたのは夕方5時過ぎ。

いくらなんでも5時間も車に乗ってたなんて・・。

どぉーっと疲れがでました。


本当はね、目的地の手前にある

良家の子女が通う寄宿学校で有名な

Salem を見学しようと思ってたんです。


Salem


英国のフィリップ王子やスペインのソフィア女王をはじめ

多くの王侯貴族も卒業生なんだって。

なんでも年間授業料+寄宿料が25000ユーロだそうで、

でもそれなりの教育もしてくれるのでしょう。

元シトー派修道院(後に王家の館)だった敷地はお庭も教会も

お城も素晴らしいというのでゆっくり見たかったのに、

入場時間に間に合わず、やむなく鷲亭に直行したわけです。


その続きは報告第二弾にて・・。




北京五輪フェンシング・夢の決勝戦

祝日

ドイツのベンヤミン・クライブリンク(23歳)が

フェンシング男子フルーレ個人優勝しました。

決勝戦の相手はなんと嬉しいことに

日本の太田雄貴(22歳)!



ben&yuki2

同い年で気が合うという二人



かたや、活きのいいプレーで中国勢をふっとばした

破竹の勢いの若者ベンヤミン。

かたや、準々決勝で世界チャンピオン・ヨピッヒを破り、

準決勝でイタリアの大物サンツォに競り勝った太田君。


もぉ~すんごく楽しみにテレビ中継を待ってたのに・・・!

ちょうど試合が始まると同時に電話が鳴ってる。

なんなのよぉ・・ちょっとぉむかっ

「出先で車がエンストしちゃったんで

迎えに来てくれなぁい?」という姑からの電話だった。

あ~ん、私今オリンピック見てるから出られないなんて

言えないじゃないの。

泣き泣きしょぼんテレビを消して外出しました。


これも神様の思し召しと

無我の境地になって車を飛ばし、

帰ってきたときにはもちろん試合は終わってた・・・。

くやしー。

でもなんたって金メダルですからね、

その後ARDのサイト上で録画ビデオを流してました。ホッ。

それをさっそくYouTubeにのっけてくれる人がいらっしゃるんですねぇ。

YouTube様ありがたや...

金メダリスト      銀メダリスト
いかにも今どきの若者風・ベンヤミン                   フェンシングでは日本初のメダルですよ~頑張ったね


強豪を倒してきた太田君、

決勝でも白熱の対戦かと期待したんですが、

意外と一方的(15対9)だったのがちょっぴり残念。

でも日本フェンシング界初のメダルですからねっ。

思いっきり祝福しましょう クラッカー


しかししかし、ですよ。

解説者が彼は無名とか言ってるんだもんね。

そんなことないっ、ワールドカップでも世界選手権でも

結構上位に入ることが多いんだから。

ベンヤミンだって、ヨピッヒの影に隠れて

二番手ってイメージだったし。

これからは2人とも注目度もグッとアップすること間違いなしです。


ドイツはエペでも

ブリッタ嬢が優勝しちゃって

夜のニュースもこれでもかっと

”フェンシング大活躍の日”を報道してました。

よかったわね~ハッピーエンド合格

私の超偏見オリンピック観戦

ドイツもオリンピックの波にもようやく乗ってきましたね。

相変わらず超不調の水泳陣を横目に、

私が注目してる種目はフェンシング


中世の騎士のたしなみをルーツとしてるとあって、

白装束も身のこなしもエレガント。

日本の武道に通ずるものがあります。


fechten


ところが、なんたってマイナーなスポーツなもんで、

(いえ、競技人口は多いんですが・・)

テレビ中継なんてめったにないんです。


かく言う私もずいぶん前にオリンピックで初めて見て以来のファン。


その当時ドイツには


フルーレのアニヤ・フィヒテル(アイドル的存在だった)とか

Anja Fichtel



エペのアルント・シュミット(今では歯医者さん)とか

Arnd Schmitt



ソウルで金メダル取った面々がまだ活躍していました。

世代はすっかり交代した今大会もメダルが期待される

選手が数人います。


例えばフルーレ世界チャンピオンのペーター・ヨピッヒ

PeterJoppich

実力ルックスともにスターの要素ありなのに、なにせフェンシングなもんでね。。



そのライバルで小気味良いプレーのベンヤミン・クライブリンク

BenjaminKleibrink

負けん気強そうな左利きベンヤミン



女子ではエペのブリッタ・ハイデマン嬢

彼女は中国学を勉強する学生さんで

今大会そっちの方でも話題を提供してますが、

エペの世界チャンピオンでもあります。

BrittaHeidemann

中々の美人さん・ブリッタ



そうそう、忘れちゃいけない。

日本の太田雄貴君にも注目しましょう。

彼は日本でのフェンシングメジャー化を

目指してるんだって。(それはドイツでも同じこと・・)


太田雄貴
明日13日が決戦の日ですよ


太田君とドイツ選手の決勝戦になったりしたら

どうしよう・・どっちを応援したらいいか迷っちゃうわね

結果報告は後日ということで。











無礼講トーナメント・DFB杯

北京オリンピック始まりましたね~。

ドーピングや政治的問題で

前置きが騒がしかったですが、

始まってしまえば主役はスポーツ選手。

スポーツが少しでも世界を改善する

役を担ってくれるといいです。


私はというと、

時差のせいなのかなんなのか、

まだオリンピックの波に乗り切ってない。

ニュースで情報キャッチしてる程度です。

それによると・・・


ドイツは期待してた水泳選手が

軒並み自分の力を出せずに敗退したそう。

この国も世のご多分に漏れず

メダルの皮算用しっかりしてますからね。

テレビのインタビューアが

「なんで勝てなかったんですかっ?

次はメダルを期待してますよっ」って

圧力かけるのやめて欲しいもんだ。

むっ


そんなわけで、

いまいち興味が薄い北京方面は

とりあえず置いといて、

昨夜はサッカーのDFB杯を見てた。

(DFB=ドイツサッカー協会)

これはリーグ戦とは別に、

ブンデスリーガ1部・2部と

それ以下のアマチュアチームを加えた

64チームが競い合う”無礼講”トーナメント

試合毎が生きるか死ぬか(大げさ?)、

必要とあればPK戦まで続く一本勝負なので

選手もファンもかなりの盛り上がりだ。

特に普通だったら負けるに決まってるはずの

アマチュアチームは燃えるんですわ、これが。


この週末はその一回戦で、昨夜はそのトリをしめる

バイエルン・ミュンヘン対エアフルト

(東部ドイツ・チューリンゲン州都)の対戦です。

親善試合(参照:8月5日インター戦 )とは違う

真剣勝負で見ごたえがありました。


確かバイエルンのマネージャー・ウリが

「エアフルトはインターじゃないからね」とのたまったらしいけど

(楽勝だと言いたかったんでしょっパンチ!)、

皮肉にもエアフルトはインターよりずっといい溌剌プレーしたのです。


なんたって、エアフルト(3部リーガ)の

負けるものかっパワーに拍手喝采。

バイエルンがラーム、ポドルスキ、クローゼ・・と

得点すれば、エアフルトもすぐに挽回して3対3。

延長戦になっちゃったら、帰路は最終便のがして

バスで5時間かかる・・それはいやだっと

思ったかどうか、バイエルンの皆さん

必死でしたね。

終盤近くに18歳のトニ・クロース君

(ルカトニクローゼ?紛らわしい名前だ)

相手キーパーのこぼれ球をすかさずシュートして

なんとか勝ちました。
若いのにすっかり肝っ玉すわって

オーラを背負った活躍ぶり。これからが楽しみだな。


toni kroos
まだまだにきび面ですが、バイエルンの期待の星クロース



最初から最後まで気が抜けなくて

プレーする選手はご苦労さんでしたが、

見てるほうはこういう試合が最高ね。

これなら40ユーロだってお買い得というものよ。


ちなみに私がいつも応援してる

ブレーメン は9対3でアマチュアをふっ飛ばしドンッ

デフェンスずぼら過ぎと言われようと爽快です。

バイエルンも見習ったのかしら、ほっほっほ。


余談ですが、

オリカーン引退した今、

クリンスマン監督はオランダ人・ファンボンメルを新キャプテンに任命。

歴代キャプテンはドイツ人選手だったというバイエルンで

ドイツ語他何ヶ国語も喋れるボンメルはともかく、

副キャプテンにドイツ語出来ない

ルシオとデミチェリスってのは何故だっという声も。

それまで候補にあがってたラームやクローゼは(それに自己申請?してたサニョルも)

ちょっぴり気分を害してるとか、不穏なニュースじゃありませんか。


なんでもかんでもゴシップにされる

別名FCハリウッド・バイエルンですからね。

リフォーム・クリンスマンはそれを

承知の上で監督就任したんでしょうけど、

まぁ頑張ってくだされや。


ドリアン・グレイの肖像

たった今ネットで知った情報によると、

オスカーワイルドの長編

「ドリアングレイの肖像」

コリン・ファース主演で映画化されるんですって。

えっ?皆さんとっくにご存知でしたか?


監督は一連のワイルド作品や例のSt.Trinians

撮ったオリヴァー・パーカー氏。

ワイルド~パーカー~コリンファース

この組み合わせはThe Importance of being Earnest

以来です。

コリンはルパート・エヴェレットと並んでお気に入りなのだわ・・。


しかし、しかし。

ドリアングレイですか・・今回は。

ひたすら唯美主義な芸術論が難しくって、

未熟な私はどうにかようやく読みきったおぼえが

あります。今読んだらもっと理解できるのかしら・・。

コリンデカダンなヘンリー卿役(男色家・オスカーワイルドの分身)。

ちょっと似合わない感じだけど?

たしかこの人が延々と小難しい講釈たれるんですよね。


昔、ヘルムート”ルードヴィッヒ”ベルガー主演で

映画化されたことありました。

時代考証が現代に置き換えられてたけど、

あの70年代ってのもかなり退廃的だったもんね・・。

ヘルムート・ベルガーは私が描いた

ドリアングレイのイメージとちょっと違った。


Dorian Grey by Helmut Berger
1970年版ドリアングレイ by ヘルムートベルガー



今度のドリアン役は

目下映画館でカスピアン王子として活躍中の

ベン・バーンズ

この子を金髪碧眼バラの唇に変身させるんでしょーか。


ben
クリスチャン・ベール的?


それに”パフューム・ある人殺しの物語”で

不幸な目にあったあの美少女ラブラブ!

(匂うような可憐な美しさだったわよね)、

レイチェル・ハード・ウッドも出るんですって。

あ~これはもう必見だわ!

彼女、また殺されちゃう役なのかも・・。


rachel hurd-wood      rachel
1990年生まれの18歳     ”パフューム”ではグルノイユの魔の手にかかって・・・(当時15歳!)


他にも英国の有名どころ俳優さんがたが

たくさん出演するらしい。
公開は2009年とのこと、

ドイツに巡ってくるのはいつになるやら。

悪い予想ドンぴしゃ・バイエルン対インター戦

というわけで、昨夜アリアンツアレーナに
行ってきました。

ミュンヘン北JCT沿いに位置するアレーナ、
車でのアクセスはアウトバーンからのみ。
私たちは高速から駐車場へ渋滞してる
皆さんを横目に、自転車でスイスイ自転車
爽やかな夏の夕べで、ペダルを踏む足も軽やかです。

アレーナがのっかってる人工の丘(地下は
駐車場)は意気高揚に効果ありです。
ファンがぞろぞろと、メッカに向かう巡礼の民の様に登ってる。
その間をくぐりぬけ適当なところに駐車。
ここまで自宅から正味20分でした。

チケット改札口を通過して
そのままアレーナに入り
階段を一つ上ると
すぐに私たちの座席のあるブロック。
キックオフまで30分程あるけど
中に入ってしまう。
ピッチを地階とみると、
ここは3階建ての2階部分、
ちょうどゴールの真後ろあたりです。
見晴らし悪くて全体の流れがつかめないかもという
危惧は思い過ごしで、なかなかいい席だ。
観客席とピッチの間がほとんどなく臨場感たっぷり。
それにテレビで見るよりピッチが狭く見えます。

sudtribune
こんな風に見えました

気をよくして望遠鏡をのぞいたり
キョロキョロしてるうちに
両新コーチ(クリンスマン&ムリーニョ)と
選手たちが入場。

今夜のラインアップは
両チームとも正選手が何人も欠けている。
インターはスウェーデン人フォワード
イブライモビッチや
「シダン頭突き挑発悪の権現」ドクロマテラッツィ。
バイエルンの方も、
ルカトニ、リベリー、シュバイニ、
ボロウスキが怪我で欠場。

バイエルン先発メンバーは
GKオリ後釜レンジング
突然魔が指すルシオ、異様にでかいファンボイテン
狂気めいたファンボンメル
駄々こねデミチェリス、良い子のラーム
ガールフレンドに暴力振るうレル
老後は牧師志望のセ・ロベルト、双子の片割れアルティントップ
カーニバル男ポドルスキ、別名「善きサマリア人」クローゼ

インターで知ってるのは
もうすぐ引退?フィーゴ
ブラジルの巨体フォワード・アドリアーノ
アルゼンチン代表ツルツル頭カンビアッソ
O脚サネッティってところかな。

ちょっと心配してた
熱狂的ファンとやらは
多分一階立見席に集中してるんでしょう、
私の回りはフツーのおじさんおばさん
若者子供ばかりでした。ホッ。

8時半になって
何となく始まった試合。
解説もなんもないせいかしら、
メリハリないというか・・。
肝心のプレーぶりの方もメリハリゼロ。
インターはトレーニング再開して間もないそうだから
仕方ないとしても、バイエルンは何だ!
ヘタッぴじゃないのプンプン
クローゼもポルディもほとんど出番なしよ。
唯一熱血トルコ人アルティントップと
17歳の期待の星トニ・クロースは頑張ってたかな。
もぉ~眠くなっちゃうぐぅぐぅ・・・横に座ってる息子も
頬杖ついて無言になってる。
案の定ハーフタイムの合図とともに、
観客席は不満ブーイングの大合唱です。

その状態は後半もずっと続き、
危ないなぁ~と思ってる矢先に
はるかかなたの反対側のゴールで
インターが得点。えっえっ?何事?
ボーっとしてたから状況掴めてなかった私。
周りの皆さんもボーっとしてたんでしょうねぇ。
反応もさっぱりでした。
それとも、これもテレビのように演出解説して
くれないからドラマ性に欠けるのかな。
でもこれが本物・生・ライブ体験であって、
テレビの方が仮の姿なのよね・・。


結局そのまんまあっさり90分が過ぎ・・・。
0対0なんてつまらない試合にならないよう祈ってるわ(8月4日記)
という悪い予感が今回はドンぴしゃ当たっちゃった。
もっともこういう気の抜けた試合は
バイエルンの得意技ですからね、予想も簡単というものよ。フンっダウン
これで大人40ユーロ子供20ユーロだなんて詐欺だっ爆弾
オペラに40ユーロ払った方がよっぽどいいわっ。
もっと迫真のプレーが見たいっ。
次回はやっぱりブンデスリーガだわねっと
息子と話しながら、
自転車こいで一目散帰路についたわけでした。

試合後はもう真っ暗、アレーナのゴムボートは真っ赤にライティング

南ドイツ新聞・ルパートエヴェレットのインタビュー

数日前に言及した英国的奇怪なコメディー映画

St.Trinian'sがドイツでも今週木曜日に封切りになります。



rupert camilla rupert camilla2
St.Trinian's カミラ風おばさん役に注目!



それにちなんで、die Süddeutsche Zeitung南ドイツ新聞)の

週末版にルパート・エヴェレットのインタビューが載ってました。

元美青年から今は美中年と立派に成長?した彼。

今回の映画でもコメディアンの資質を発揮していらっしゃるよう。


guy bennett with james harcourt             rupert jung
ガイ・ベネット(右)byルパート@アナザーカントリー    タッジオ風・これはかなり若そう




rupert heute
49歳の今、豊富な人生経験を生かして

コメディーでも活躍中


新聞一面にぎっしりの内容でしたが、

ここでは(私の)興味ある部分だけ

かいつまんで紹介したいと思います:

====================


 このところコメディー傾向があるが、

年齢とともにやりやすくなるもの?


 大ドラマはもちろん好きだけど、これは

青年期の方がよりしっくりくるんじゃないかな。

若い時は、気難しくしてみたりセクシーでありたいと思うもの。

できるだけ大勢の異性同姓の目を引こうとする。

年をとってくるとそれも容易じゃない、それよりも

他人を笑わせる方が楽になるんだ。

中年でコメディーが身につき

(自分をお笑いの種にできる余裕)、

その後に”年の功”が続くというわけさ。


 アメリカとイギリスの間を自由に行き来して

お仕事なさってますが、それぞれ国の長短所は?


 イギリスの方がアメリカより何百万倍も好きだ。

アメリカは目下実に悪質な局面に接している。

僕の目には、地球で一番つまらない国と化しているね。

欧州の方がずっと興味深く・多彩で・意外性のある。

人間が個性的で活気があって刺激的だ。

それに較べたら、アメリカ人はまるでロボットみたいだよ。


 ソダーバーグの”オーシャンズ・シリーズ”は

世界文明のガンだっ、とおっしゃったことがありますね?


 パート1はまだましだったけど、続編はぞっとするね。

あまりに見え透いてて、ストーリー性はゼロ。

ブラピやマット・デーモンがお金のためだけに

あんな作品に共演してるなんて、見るに耐えられないよ。

とにかく、昨今のアメリカ製コメディは

信じられないほど生気のなく、操り人形みたいだ。

誰かがジョーク一つ飛ばすと、それは政治的妥当性に

反すると文句言うヤツが必ず出てくる。

そうして訂正を重ねるうちに、

コメディーからジョークがどんどん消去されていく。

ユーモアと不敬ってのは、切っても切れないもの。

なのに、アメリカではまずは政治的に正しいか

考えてばかりいる。

宗教的原理派が幅を利かせ、ハリウッド映画の

あり方まで指図してるってわけさ。


 それでも、ハリウッドは英国俳優に弱いですよね?

例えば貴方、コリンファースやヒューグラント・・・


 でも見てごらんよ、僕たちに回ってくる役ときたら・・。

逞しい男の役はオーストラリア人にいっちゃう。

アメリカでは彼らの方が一目置かれてるんだ。

僕たちイギリス人は、両性的で英雄には向いてないとされる。

歓楽的、エキセントリック、変わり者なんだ。


 アナザーカントリーでコリンファースと初めて

共演した24年前当時、お互い今日のようには

意気投合できなかったと言われますね?


 そう、あの頃僕たち2人は全然うまく

付き合えなかった。

僕は彼に嫉妬してたんだろうな・・あいつ、上手かったもんな。

今はその必要もないが・・なにせ逆転してるからね・・

なぁんて、いやいや、人間年を取ると

そういうことはどうでもよくなるものさ。

映画界で若いということは、競争が全て。

一日中どうやったら世界制覇できるものか・・と

考えてばかりいる。

誇大妄想的職業なんだ。

ライバルの品定めをして、

蹴落とすことに労力を惜しまない・・・。



colin & rupert

今では仲良く中年仲間



===========


さらに、話は続きますが、

きりがないのでこのへんで。


アメリカ映画の

最後はお説教っぽいオチになったりするところが

嫌いな私は、フンフン・・そうだそうだと

うなずくこと多々でした。


自伝的小説も何冊か書いているらしいけど、

日本語訳は出てるのかしら?

目下、ベルリン郊外旧東ドイツのド田舎で

隠れ家を物色中なんだって。

そこにお籠もりして執筆活動もしたいとか。


オスカーワイルドには

特別に惹かれるというルパート。

今までにも

An Ideal Husband、

(ジェレミーノーサム・ケイトブランシェット共演)

The Importance of being Earnest

(コリンファースといっしょにおちゃらけ第一弾)

といった戯曲の映画化に参加してますが、

ワイルドを主人公にしたシナリオも

仕上げたそうよ。



oscarwilde

ちょっぴりルパートの前世?





初めてアリアンツアレーナに行きます

学校が夏休みに入ったついでに

こっちまでリラックス気分。


子供の平日夜更かしも解禁となったので、
念願のアリアンツアレーナALLIANZ ARENAでの

サッカー試合に行くことにしました。

明日8月5日に、私の嫌いなFC・ミ

・ミと親善試合するんですよ。

その名もフランツ・ベッケンバウアー杯。

(意味はほとんどないと思われます)

バイエルンって野球で言うジャイアンツ的存在なのよ。

同行する息子は(・・というか彼が行きたい~って騒いだ)

もちろんファンです。

おニューのバイエルンユニフォーム(背番号23・ヤンセン)

着こんで行くんでしょ。



アリアンツアレーナ
私たちの席はこんなかなぁ?2階席


アリアンツ・アレーナは

2006年のワールドカップの前年にオープンになった

サッカー専用アレーナ。

それまではオリンピックスタジアムが

FCバイエルンのホームだったのですが、

大昔ミュンヘンオリンピックで陸上競技種目に

使われたものだから、

ピッチと観客席の間のトラックが

邪魔してサッカー場の臨場感いまひとつだった。

アレーナは3階建て観客席がせり立ってて、

将棋倒しになったら怖い~って感じです。

明日はどうせウォーミングアップ的試合だし、

ファンもみなさん和やかな雰囲気と思いますが。

それともまさか、ドイツ人はみんなバカンスに

出かけちゃって閑古鳥・・なぁんてことないわよね?

とにかく、0対0なんてつまらない試合にならないよう祈ってるわ


私、若い頃は

野球好きで試合見に行ったものですが、

サッカーは初めて。

ボーっとしてると何が起こってるのか

分からなくなりそうだ。

望遠鏡とラジオ(中継するんかなぁ?)持参で

行ってまいります。

それに賑やかいサポーターたちを見るのも

楽しみの一つだもんね。


え~っと、注目の選手もチェックしておこう。

インターって誰がいたっけ?

バイエルンの方はルカトニ は怪我で欠場らしい。

”故郷ケルンに戻れなかった可哀相プリンツ”ポドルスキかな。

彼、先週の大急ぎ日本宣伝ツアーでは大活躍したそうじゃないの。



ポルディ
ケルンのカーニバル男・ボドルスキ



では、試合報告は後日ということに。

シュライスハイム宮庭園

時々シュライスハイム宮殿 の庭園へ

犬の散歩に行きます。


市内ではもっとメジャーで観光客が多い

ニュンフェンブルク宮もいいんですが、

こっちの方が近いし混雑しないのが理由かもしれません。

なにせ、ミュンヘンの北に位置する

郊外の町オーバーシュライスハイムへは

我が家から車で10分足らず。



Schloss Scheisheim

運河をはさんだ森の部分がお気に入り



17世紀にバイエルン公が

夏の離宮(今の旧宮殿=後期ルネッサンス形式)

をここに建てたのが始まりで、

その後狩りの館やバロック式新宮殿が

加えられました。



新宮殿
新宮殿・今日は青白の空に青白のバイエルン州旗が・・・


お城の中ってのはどこに行っても

まぁ大体似たようなもの。

やはりここではドイツでも残り少ない

バロック式庭園 =フランス庭園に注目しましょう。

ヴェルサイユのお庭担当したルノートルの

お弟子さんをスカウトして作らせたものなんだそうです。

庭園内は花壇、噴水、運河や並木道が敷かれ、

運河をはさむ両サイドには森と芝生を

幾何学的に設置。

その芝生の部分に大小の野外劇場

(半径10~20メートルほどのくぼみ)もあります。

昔は王侯貴族たちがここで

劇や音楽を上演したんでしょうか・・。

運河はミュンヘンのお城とお城を結んで

小船で移動できるようにしようっと

計画されたものだそうです。

まぁ~優雅なこと。



運河とお城

運河で舟くだり・・・だなんてロマンチックな昔の人々


その後、18世紀も半ばを過ぎると、

型にはまったフランス式に取って代わって

自然を凝縮した箱庭みたいな英国式庭園が

流行ったんですよね。

ニュンフェンブルク エングリッシャーガルテン

いい例です。

それはそれで好きだけど、

迷路のように森の中を縦横する

シュライスハイムの小道を

探索するのは楽しいものです。



木漏れ日の中

木陰の散歩道




Amphitheater

野外劇場が森の中に点々とする。



現代人間にとっては

そんな歴史の流れはさておいて、

春はまぶしい新緑を堪能。

夏は木漏れ日が美しく、

噴水のしぶきも気持ちよい。

秋には紅葉を楽しみドングリを集めたり。

冬場は凍りついた運河でスケートする人々で

賑わいます。

いってみれば、市民の憩いの場・・ですね。






コリンとルパート・おちゃらけコンビ

私は何の因果かドイツに住んでいますが、

実は昔から英国ファンなのです。


思えばあれはかれこれ25年近くも前のこと。

イギリスかぶれの私を100%満足させてくれた映画が

「アナザーカントリー」だった。

あの頃好きだったスタイル・カウンシル

LPビックリマークジャケット上の憂いがちな表情の青年の

写真。

これが当時美青年だらけの英国映画と評判になってた

アナザーカントリーのポスターだったのですよ。




スタカン

左が”元・怒れるパンク少年”ポールウェラー氏



1930年代某パブリックスクール。

その中でエリート競争に巻き込まれる主人公と

その親友と・・という設定のこの作品、

間もなく日本でも封切りになりました。

もちろん早速映画館に走りました。



another country



愛に飢える自分勝手な主人公ガイを演じる

ルパート・エヴェレットの美しさが

まずは目に付いたんですけどね、



Guy
ガイ・ベネット

レーニン傾倒の親友役のコリン・ファースは

じわじわとくる味のある演技で

すごく印象に残ったのですよ。



Judd

理想を追い求めるジャド


2人のアウトサイダーは夢破れて・・・

青春のほろ苦い思い出。

”生徒会メンバーになれなかったから

その仕返しにソ連のスパイになってやるぅ~!”

”社会主義万歳!スターリンは人民のために

頑張ってるのに・・”などと若気の至りのお二人さん。

なんと子供っぽくナイーブな若者たちではありました。

あれは30年代という時代考証と

映画(原作は演劇)の作られた80年代初期の

サッチャー政権への反動という

背景も関係してるのかしらね。


ま、そういうストーリーはおいといて、

美しいイングランドの風景。

パブリックスクールの重々しい雰囲気。

貴族的な英語の発音。

見るもの聞くもの好みでしたねぇ。

もちろんその後ビデオも買って

しつこぉーく見てました、私。

そして見れば見るほどにコリンファース。


でもその後コリンも(ルパートも)

ほとんど音沙汰なしの年月。

何してたんでしょうね。

今ならネットでエイっと検索して

わずかでも情報収集できますが、

当時はそれも無理。

私も段々頭の片隅の裏にまで

追いやってました。

ご本人もハリウッド進出なんて

あまり考えてなかったのかもしれませんが・・。

(そういうところも好きだ)


息を吹き返したのは

BBCドラマ・高慢と偏見。

それもかなりのブレーク。

今でもミスター・ダーシー=コリンファースって

刷り込まれてる方々多いんじゃありません?

ほら、そこのあなたも・・あっちのあの人も。


その話はまたの機会にしましょう。

で、なんで今頃そんな昔話を・・というと、

目下上映中の”マンマミアでお歌を歌ってる

コリン”もありますが、

近々ドイツでロードショーになるらしい

St.Trinian という作品のせいなんです。

(本国ではもう上映済みなんですね?)

ハチャメチャ女子寄宿学校を舞台にした

超イギリス的変な内容みたいなの。

なぜかそこにあのコリンがあのルパートと

一緒に変なおじさんおばさん役(!)

で出演してるらしいのです。

すっかりおちゃらけにも定着しちゃったんでしょうか・・

あんなに真摯なジャド君だったのに・・・

人間年とると余裕がでるもんですねぇ。


st.Trinians       Rupert & Camilla
うるわしコンビがこんななっちゃいました。  どっちが本物ですか?



はたして映画館に見に行くほどのものか

分かりませんが・・

それにだれも一緒に行ってくれないだろーな。

しかし・・・気になるぅ~。


余談ですが、

例の舞台版アナザーカントリーは

若手俳優の登竜門と言われたそうですね。

ガイ・ベネットを演じた面々をみてくださいな:

ルパート・エヴェレット、ケネス・ブラナ、

ダニエル・デイ・ルイス、もちろんコリン・ファースも!