南ドイツ新聞・ルパートエヴェレットのインタビュー | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

南ドイツ新聞・ルパートエヴェレットのインタビュー

数日前に言及した英国的奇怪なコメディー映画

St.Trinian'sがドイツでも今週木曜日に封切りになります。



rupert camilla rupert camilla2
St.Trinian's カミラ風おばさん役に注目!



それにちなんで、die Süddeutsche Zeitung南ドイツ新聞)の

週末版にルパート・エヴェレットのインタビューが載ってました。

元美青年から今は美中年と立派に成長?した彼。

今回の映画でもコメディアンの資質を発揮していらっしゃるよう。


guy bennett with james harcourt             rupert jung
ガイ・ベネット(右)byルパート@アナザーカントリー    タッジオ風・これはかなり若そう




rupert heute
49歳の今、豊富な人生経験を生かして

コメディーでも活躍中


新聞一面にぎっしりの内容でしたが、

ここでは(私の)興味ある部分だけ

かいつまんで紹介したいと思います:

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 このところコメディー傾向があるが、

年齢とともにやりやすくなるもの?


 大ドラマはもちろん好きだけど、これは

青年期の方がよりしっくりくるんじゃないかな。

若い時は、気難しくしてみたりセクシーでありたいと思うもの。

できるだけ大勢の異性同姓の目を引こうとする。

年をとってくるとそれも容易じゃない、それよりも

他人を笑わせる方が楽になるんだ。

中年でコメディーが身につき

(自分をお笑いの種にできる余裕)、

その後に”年の功”が続くというわけさ。


 アメリカとイギリスの間を自由に行き来して

お仕事なさってますが、それぞれ国の長短所は?


 イギリスの方がアメリカより何百万倍も好きだ。

アメリカは目下実に悪質な局面に接している。

僕の目には、地球で一番つまらない国と化しているね。

欧州の方がずっと興味深く・多彩で・意外性のある。

人間が個性的で活気があって刺激的だ。

それに較べたら、アメリカ人はまるでロボットみたいだよ。


 ソダーバーグの”オーシャンズ・シリーズ”は

世界文明のガンだっ、とおっしゃったことがありますね?


 パート1はまだましだったけど、続編はぞっとするね。

あまりに見え透いてて、ストーリー性はゼロ。

ブラピやマット・デーモンがお金のためだけに

あんな作品に共演してるなんて、見るに耐えられないよ。

とにかく、昨今のアメリカ製コメディは

信じられないほど生気のなく、操り人形みたいだ。

誰かがジョーク一つ飛ばすと、それは政治的妥当性に

反すると文句言うヤツが必ず出てくる。

そうして訂正を重ねるうちに、

コメディーからジョークがどんどん消去されていく。

ユーモアと不敬ってのは、切っても切れないもの。

なのに、アメリカではまずは政治的に正しいか

考えてばかりいる。

宗教的原理派が幅を利かせ、ハリウッド映画の

あり方まで指図してるってわけさ。


 それでも、ハリウッドは英国俳優に弱いですよね?

例えば貴方、コリンファースやヒューグラント・・・


 でも見てごらんよ、僕たちに回ってくる役ときたら・・。

逞しい男の役はオーストラリア人にいっちゃう。

アメリカでは彼らの方が一目置かれてるんだ。

僕たちイギリス人は、両性的で英雄には向いてないとされる。

歓楽的、エキセントリック、変わり者なんだ。


 アナザーカントリーでコリンファースと初めて

共演した24年前当時、お互い今日のようには

意気投合できなかったと言われますね?


 そう、あの頃僕たち2人は全然うまく

付き合えなかった。

僕は彼に嫉妬してたんだろうな・・あいつ、上手かったもんな。

今はその必要もないが・・なにせ逆転してるからね・・

なぁんて、いやいや、人間年を取ると

そういうことはどうでもよくなるものさ。

映画界で若いということは、競争が全て。

一日中どうやったら世界制覇できるものか・・と

考えてばかりいる。

誇大妄想的職業なんだ。

ライバルの品定めをして、

蹴落とすことに労力を惜しまない・・・。



colin & rupert

今では仲良く中年仲間



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さらに、話は続きますが、

きりがないのでこのへんで。


アメリカ映画の

最後はお説教っぽいオチになったりするところが

嫌いな私は、フンフン・・そうだそうだと

うなずくこと多々でした。


自伝的小説も何冊か書いているらしいけど、

日本語訳は出てるのかしら?

目下、ベルリン郊外旧東ドイツのド田舎で

隠れ家を物色中なんだって。

そこにお籠もりして執筆活動もしたいとか。


オスカーワイルドには

特別に惹かれるというルパート。

今までにも

An Ideal Husband、

(ジェレミーノーサム・ケイトブランシェット共演)

The Importance of being Earnest

(コリンファースといっしょにおちゃらけ第一弾)

といった戯曲の映画化に参加してますが、

ワイルドを主人公にしたシナリオも

仕上げたそうよ。



oscarwilde

ちょっぴりルパートの前世?