この時代に子育てする覚悟 | Passのブログ (情報部屋)

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不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

学校の先生の「心の病」が今や深刻な事態になっているのは、だいぶ以前から言われてきていることです。

教育関係の労働者で休職している方が激増しており、うつ病罹患率が高く、適応障害に陥るケースは他の職業よりも群を抜いています。

私の姉妹兄弟でも保育士を職業にしているのですが、保育や介護の世界はさらに大変です。

初任給に毛が生えたくらいの給料で、雑務など仕事には追われ、狂いかかった保護者や家族からのクレームに日々明け暮れているようです。

さらに残念ながら、実際にその職を辞める方も後を立たないようです。実際にもよく聞くような話ですね。

昭和時代の昔は「積木くずし」や、「不良少女と呼ばれて」や、「3年B組金八先生」など、中学校や高校がすごく荒れていた時代がありました。

しかし、今では小学校や保育園でさえ、学級崩壊や職場崩壊が進行しています。既に授業や保育がまともに成り立たないケースが本当に増えているそうです。それも公立だけの話ではありません。

日本のサラリーマン社会そのものが、まるでブラックな奴隷社会に成り下がってきているように、教育現場や介護現場でもまた、底辺のサービス業と化しています。

学校の先生が土下座させられたり、家族や保護者から吊るし上げられるなどというのは日常茶飯事となっているそうです。

こんなことを書くと、最近の学校・教育社会におけるたくさんのトラブルは、まるで日教組の左翼教育やワタミの極端な新人教育のような、しばしば日本の閉鎖的な文化や日本人の精神構造の特殊性のことでマスコミやネットで指摘されたりもします。

しかし、過去からの日本の文化や日本人の精神だけが、今の異常な環境を発達させただけではないのかもしれません。

ある方に言わせると、民度が低い社会というのは、力や立場で低い階級にあるものを手当たり次第に抑圧し、肉体的・精神的に暴行をするのだそうです。

たんに今の親や教師、教育者や経営者の精神的な発達が未熟であったからにすぎないと言えるのかもしれません。

精神が成熟していない哺乳類の階層社会というのは、いわゆる動物園のサル山にいるボスざるや群れるメスのように、弱肉強食社会でヒエラルキーやカースト制度が進行していきます。

インドや中国などの南アジアの農村部では、今もまだこんな社会もたくさん残っていて、様々なカーストが残り、虐待や人身売買や売春がよく行われていますね。

香港や北京などの都市部でも、それに近いことが行われているかもしれません。

日本なんかでも、江戸時代から戦前辺りでは、特に貧しい時代には、それがさも当たり前の話だったようです。

階級が下におかれているものは、こき使われたり、犯されたり、使い捨てられたりして、やがては無縁仏となり、犬や猫や鳥など家畜の骨や亡骸と一緒に、焼かれもせずに埋められたそうです。

サラリーマン社会が奴隷社会と化しているように、教育社会も弱肉強食化しています。

いじめやクレーマーの頻発化が起きているのは、人間社会が極めて動物化した野生社会化となっていることの現れであり、精神的な劣化が引き起こす前時代への退行が起きていることの現れだそうです。

今の時代に子どもを育てるというのは、まるでサファリパークの中で無防備に子どもを野に放つ行為かもしれません。

「グローバル化対応だ」、「世界に出ていくのだ」と言葉ばかりは勇ましいです。

しかし、弱肉強食のサバイバルの中で無理矢理に強者に利用され、ギリギリに生かされていく子どもの未来の様子を想像すると、今の時代では考えられないほどの暴力的な苦労と抑圧が彼らを襲うことになるかもしれないです。

ちょっと恐ろしい話ですが、輝ける未来は弱肉強食社会に打ち勝って、一握りの勝者が人生を闊歩していくような残酷な時代になるのでしょう。

それを今から覚悟して生きていくのは、末恐ろしいものを予感させてしまうものがあります。私だったら絶対に引きこもります。

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