鏡の法則の勘違い

こんにちは。高橋ゆりこです。

最近は、本屋さんに行くと、「こころ」関連の本が棚にずらーりと並んでいます。

相手のこころが分からず、
自分のこころさえも分からず、

苦しいことばかり。

だから、色んな本を読み漁ってしまいます。

そうして得た心理や宇宙の法則の知識を、

相手に当てはめ、
自分に当てはめ、

分かったつもりになる。

そして、うまく行かない現実は、

わたしが悪いからだ。

現実は、
相手は、

鏡なのだから。

って、自分を責めはじめてしまう。

はい。
少し前のわたしのことです。

「鏡の法則」ってね。
本当に勘違いしがちなんです。

クライアントさまも、よく言います。

「夫はわたしの鏡って言いますよね。だから、わたしに悪いところがあるんですよね。」

ないない。
悪いところなんてないよ。

イラッとする相手
カチンと来る相手

確かに鏡なんです。

でもそれは、

わたしの中の悪い何かを直せば、相手が変わる

ということではなく、

その、

イラッと
カチンと

した理由の種が自分の中にあることを気づかせてくれているのね。

だから、

自分の中の悪い何かを直そうとするのではなく、

むしろ、「悪い」と思いこんでいることは、本当に悪いのか？

悪いと思い込んでしまっている自分に気づいて、そんな自分を受け入れる。

直そうとしなくていい。
むしろ、直そうとしない方がいい。

世界は、

正負
陰陽
善悪
白黒
勝負
正誤

両方で作られています。

どちらか片方だけでは、世界は成り立たないのです。

ウルトラマンが存在するためには、怪獣が必要。
怪獣がいなかったら、街を破壊するただの巨人。

仮面ライダーが存在するためには、ショッカーが必要。
ショッカーがいなかったら、仮面ライダーは正義の味方にはなれない。

だから、

「正しさ」を追求すればするほど、
周りには「間違っている」と思う出来事が増える。

「勝ち」を追求すればするほど、
「負け」を感じる現実ばかりが起きる。

「仕事ができる人」になろうとすればするほど
「使えない人」ばかりが周りに集まる。

世界は片方だけでは、成り立たないのです。

夫や子どもに対して、

イラッと
もやっと
カチンと

したときは、自分の中の悪いところを探すのではなくて、

ああ、いまわたしは、どちらか片方に偏りすぎているんだな

と、いまの自分を受け入れればいいの。

そんな風に、ありのままの自分を受け入れられれば、相手のことも気にならなくなる。

現実が中々良くならない！
わたしの何がいけないの？
わたしはどうしたらいいの？

と、途方に暮れちゃってる場合は、

こころの勉強を独学でゴリゴリやりすぎて、無意識にこころもカラダも頭も力んでしまっているサインだよ。

あなたが、

成長しようと、
変わろうと、

頑張れば頑張るほど、

相手は、

自分が惨めで、
ダメ人間なのだと、

感じて追い込まれていく。

だから、死に物狂いで変わろうと頑張るの、やめよう。

一旦、何にも考えず、緩まろう。

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