「この世の荒、地震のがらしなさるぞよ」 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・「お筆先」より

 

 「地の金神様を禁闕要(きんかつかね)の神様と申して下されよ。縁結びの神様、添ひ度い縁なら添はしてもやるぞよ。又厭な縁なら切りてもやるぞよ。龍宮の乙姫様が陸(おか)におあがりなされて守護なさるぞよ。龍宮の乙姫様を御願ひ申せば、衣類食物を御授けなさるぞよ。岩の神様、雨の神様、荒(あれ)の神様、地震の神様、風の神様、是丈けの神様を御願い申せば、この世の荒、地震のがらしなさるぞよ。」(明治30年7月25日)

 

 

・「祈(いのり)」

 

 

 

*以前にも紹介させていただきましたが、この「祈り(いのり)」は大正9年4月1日発行の「善言美詞」(第八版 臨時版)に掲載されていたもので、出口ナオ開祖の「お筆先」に基づいて作文されており、皇道大本の神観がよくわかる内容となっています。祝詞ではないためか、現在の「おほもとのりと」「善言美詞」には載っておらず、今はもう御存じの方は少ないようです。出口聖師の作なのかどうかもわかりませんが、奥付に編輯人として出口王仁三郎の名が記載されておりますので、たとえ別人の作であったとしても、この「祈」を出口聖師が認可されていたことは確かです。

 

*相変わらず地震が多発しておりますが、艮の金神様の「お筆先」によると、地震や雨、風など、それぞれの災害をご担当になられる神様に御願い申せば、その災害から逃れさせて下さる、ということですので、これは今の時代に必要な祈りかもしれないと思い、再度掲載させていただきました。

 

*岩の神様、雨の神様、荒の神様、地震の神様については、「霊界物語」に説明があります。すべて艮の金神、国祖国常立尊から生まれた神様です。それから、ご存じない方が多いようですが、御神号の「おほもとすめおほみかみ」の漢字表記は、戦前は「大本皇大御神」でしたが、戦後は出口王仁三郎聖師の指示により「大天主太神」に変更されています。信仰対象は主なる神、主(ス)神、つまり天帝であることが、より明確になっていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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