火山と地震 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “出口聖師は桜島、阿蘇山、浅間山の活動は、「日本国の興隆」「世界統一」「神政成就」の曙光であると教えられている。また地震の多くは海底火山の爆発であると教えられた。”

 

(「おほもと」昭和43年11月号 木庭次守『火山の活動と神界の大経綸(1)』より)

 

・鳥取地震(昭和18年9月10日)の震源地

 

 “震源地は学者は鳥取と云っているが違う。海底地震であって只地盤の弱いところに出るのであると神様に聞いてゐる。学者は出たところを震源地と云うのだ。(昭和十八年九月十一日)”

 

(木庭次守編「出口王仁三郎玉言集 新月のかけ」より)

 

*「日本国の興隆」「世界統一」「神政成就」とあると、良いことばかりが起こるような印象を受けますが、ミロクの世へ至るまでには、「世にさわがしきこと」「金神のわたる橋」として、戦争や災害も多発するということなので油断はなりません。火山の噴火や地震が多発しているときは、神々の活動が活発になっているときですが、そのときは悪魔の活動も活発になります。

 

*最近、海底火山の噴火が相次ぎ、日本各地で地震も多発しています。出口聖師は、地震は海底火山の噴火によって引き起こされると言われましたが、確かに地下のマントルの流れが影響しているのであれば、地殻の最も薄いところ、つまり海底の火山のある場所にまず異変が起こるのは当然だと思います。昨年の8月に小笠原近海の海底火山が噴火し、今年の1月にはトンガの海底火山の大規模な噴火、さらに3月には再び小笠原近海の別の海底火山が噴火して、何だか次第にエネルギーが増幅されていくようでもあります。そして3月31日の夜には、瑞霊の経綸の地である亀岡を震源(北緯35.0度、東経135.6度)とするマグニチュード4.3の地震が発生しました。この地震は神界からの警告かもしれません。

 

*明治の神人、川面凡児先生も、関東大震災の前年、御神前で瞑目中に東海の海底が破裂する音を聞いて、二年以内に関東に大地震が起こることを予言され、その通りになりました。川面先生は、武州御嶽山での禊の神事で霊感を受けられ、将来に備えて首都機能をできるだけ東京西部の山岳地帯に移し、さらに奈良の橿原神宮付近の大和平原に帝都の一つを築くよう主張され、そのことを関東大震災の直後に政府要人に伝えられましたが、完全に無視されてしまいました。今となってはもはやどうしようもありませんが、出口王仁三郎聖師は、「霊界物語」の中に『一切の地異天変は言霊の神力によって鎮めることができる』と書いておられますので、まだ望みはあるようです。しかし何よりも先ず、日本国民一人一人が神仏と結びつかねばなりません。神界からの守護を受けれる人と受けられない人がいるのは、結局それが神と人との相互的な作用であるからで、出口ナオ開祖の「お筆先」には、「信神せねば、神は助けたくとも助けられぬ」とあります。非常食などの物質的な準備も必要でしょうが、何よりも各人がそれぞれ自分の信仰する神仏への信仰を堅固にし、日々功徳を積むべく善行に励まねばならないと思います。ちなみに川面先生は、出口王仁三郎聖師とほぼ同時代の方ですが、お二人が活動を共にされたことはありません。出口聖師は、「自分はオリオンから生まれ変わって来た」と言っておられ、一方の川面先生は、「自分は前世ではプレアデス星団の紅の星にいた」と言われており、どうやら霊統が異なっていたようです。

 

・「大本神諭」 (神国の人民の大責任)

 

 “古き神世(かみよ)の有様を早く世界の人民に解いて聞かさんと、日本の神国の人民が、天地を経綸する主宰者(つかさ)でありながら、外国の人民と同じ如(や)うになりて了(しま)ふて居るから、第一番に日本の人民が我身霊の天職を覚りて日本魂(やまとだましひ)に立ち帰りて、神世からの尊い因縁を覚りた上、世界の人民を助けて與(や)らねばならぬ天来の大責任者であるぞよ。世界の大混雑が起こるのも悪い病が流行るのも、日本の人民の上下の身魂が曇りて、天までも曇らして日本魂の活動ができぬからの事であるぞよ。世界の小言(こごと)が絶えぬのも日本国の責任であるから、斯の地の世界を守護いたす日本の守護神と人民が一番に改信を致して天地の間を清浄(きよらか)に致さねば、何時までも天下泰平には治まらんぞよ。日本の人民は尊き神の生宮(いきみや)に拵へてあるのであるから、神の生宮をよほど清浄に致さんと、神が生きた宮に住みて天地経綸の御用を勤めることは出来んから、一日も早く今までの汚い心や小さい物欲を速川の瀬に流し捨てて、身禊の行を致して居らんと肝心要の世界改造(よのたてなおし)の御用が勤め上がらんぞよ。(大正八年旧正月十八日)”      

 

 

 

 

 

 

 

 


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