こんばんは、深山美希子です。
先週土曜に、TV「世界一受けたい授業」で、HSPが取り上げられましたね。
前回のことはこちらで書きましたが、4月に続いて2回目ということで、反響が大きかったのかなと想像します。
TVよりキャプチャ取らせていただきました(以下同)
前回に続き、先生役の武田さん。著書が大人気ですね。
今回は、HSPの自分を理解した上で、どういう対処をしていくのがいいのか?その具体的な方法を教えてくれていました。
放送を見られなかった方もいらっしゃると思うので、おさらいをしつつ、「HSPを活かす」について考えてみたいと思います。
ちなみに、繊細さん=気が弱そうな人に多いというイメージだが、実は違う「隠れ繊細さん」もいるんだよという話があって、個人的にうれしく思いました。
私自身もそうですが、HSS型HSP(High Sensation Seeking・刺激追求型タイプ)という、外向性を併せ持つ人もいるのですよね。
*HSS型HSPについて詳しくはこちらで
▶︎繊細、敏感だからといって内気なわけではない!HSS型HSPとは?
繊細さにしんどさを感じている方ばかりでなくて、繊細さに気づけてないけれど実は苦しんでいるという人も、改めて自分はHSPなのか?と感じるきっかけになったらいいなと思っています。
<繊細過ぎて疲れる・・・そんなHSPのための具体的な対処法を伝授!>
▼HSP(Highly Sensitive Person)とは?のおさらい
HSP(Highly Sensitive Person・ひといちばい繊細な人)について、改めて大前提として伝えられたことは、
HSPは病気ではない
ということ。
そして、例えば背が高いなどと一緒で、その人の個性なので、
治す必要はない
ということでした。
ここを改めて強調したいですね!
HSPは、神経系や脳における情報処理が異なる人々なのです。
番組内でも、「生まれつき扁桃体の働きが強い」という紹介がされていました。
そして番組では、「繊細さんチェック」として、以下の4つを挙げています。
①他の人よりも深く考えることが多い
②音や光など周りの環境から過剰に刺激を受けやすい
③他人の痛みにも敏感に反応する
④些細な変化を敏感にキャッチする
4つすべてに当てはまるとHSPの可能性がある。
もしもひとつでも当てはまらない場合は、HSPではなさそう、という紹介がありました。
これは、HSP提唱者のアーロン博士が述べている、4つの判断基準が用いられています。
*こちらも「全て」に当てはまる場合、HSPであるとされています。
<アーロン博士による、HSP4つの特徴>
1、深く処理する
2、過剰に刺激を受けやすい
3、感情反応が強く、共感力が高い
4、ささいな刺激を察知する
簡易的でなく、より詳しくHSPやHSSの診断をしたい方は、ぜひHSP提唱者のアーロン博士による診断テストを試してみてくださいね!
(HSP/HSC 専門 国家資格キャリアコンサルタント・皆川公美子さんのブログよりお借りしています)
ちなみに、出演されていた佐藤栞里さんが、「マネージャーのお疲れ様の声色やトーンで、今日の自分の出来具合がわかる」とお話されていて、ああ、わかるなあと共感しました。
彼女は4項目すべて当てはまり、今回の出演者で唯一、武田さんからHSPであろうということを言われていましたね。
また、大泉洋さんは、繊細さんになりたいようでしたが(笑)結果は2つだけ。
とはいえ、悩みの解決法に関しては、非HSP(非繊細さん)にも有効だと言われていて、そういう点からも、全ての人が一度、HSPとは知ることで、世界の見え方が変わるのでは、なんてことを個人には思いました。
HSPではなさそうだけど、個人的には大泉さん大好きです!
また、「HSPは神経質か?」という話題もありましたが、これについて、違うということも武田さんはおっしゃっっていました。
・繊細=生まれつき
・神経質=不安な状況から身を守ろうとして生まれてくるもの
という定義をされていたのが、わかりやすかったですね。
<HSP ≠ 内気、気が弱い、神経質> ということを、改めて声を大にして言いたいと思います!
▼タイプ別・繊細さんの対処法
さて、番組では、様々なケースにおけるHSPの対処法を紹介していましたので、順にご紹介していこうと思います。
①「隠れ繊細さん」の例
外交的で、会社や学校でテキパキしている、友達の前でもいつも元気というタイプの中にも、繊細さんはいます。
それが「隠れ繊細さん」と定義されていました。
(HSS型HSPも多いですね。)
大勢といるとその繊細さが伝わりにくいけれど、ひとりになると、「どうして〇〇さんにあんなこと言ってしまったんだろう」「言い方がキツかったかな〜」とか、振り返っては些細なことに落ち込んでしまう、なんてことがあります。
そんな時の対処法は?
【落ち込みと復活のパターンを見つけること】
例えば、落ち込んだ時の天気や状況をメモしていくことで、振り返るとパターンが見える。そうやって客観しできることで気持ちが落ち着く、ということを挙げていました。
また、別パターンとして、会社で上司として部下にいろんな指示を出さないといけないが、感受性の強さから「色々指示を出したら嫌がられるかな?」などと考えてしまって、悩むことがあるという方もいますね。
こういう場合は、
【指示でなく、役割分担と考える】
そうすることで気持ちが楽になるという紹介もありました。
こちらも、客観的に状況を見ることで、解決されることがありそうです。
それから、行動的なHSPさんのお悩みとして、疲れているのに、頭が冴えて眠れないということもあるかもしれません。
これに対しては、刺激過多な状態になっていると気づくこと。
HSPは些細なことも受け取るので、刺激過多になりがちなんですよね。
そんな人の対処法は?
【頭の中の情報を吐き出して、頭の中をスッキリさせること】
例としては、自分の気持ちを書き出す、思い切り歌う、人に話す、ノートに落書きするなどが紹介されました。
HSPは、感じる力の強さから容量オーバーになりがち。だから、そうならないようにこまめに吐き出すことが大切ですね。
②小さなことでもよく気がつく繊細さんの例
例えば飲み会で、いつの間にかみんなの世話を焼いている、率先して片付けている。なんてHSPさんも多いのではないでしょうか?
(私もやりがちです・・・笑)
HSPは、人よりも気づくので、どうしても多く働いてしまいがち。また、気づかない人に対しては、なんで自分ばっかりとイライラしてしまうということもあると思います。
(HSPを知らなかった頃の私は、なんでみんな見て見ぬふりしているのだろうと思ってました!でも違うのね、気づいてないのねとわかり、衝撃でした!笑)
小さなことにすぐ気がついてしまって、自分ばかりなぜ・・・とイライラしている人。
そんな人の対処法は?
【一度手を止めて深呼吸し、自分のしたいことをすること】
飲み会なら片付けの手を止めて、今何がしたいのか自分に問いてみよう、という提案がありました。
自分はどうしたいのか?
HSPは自分の声をキャッチしていくことが大切ですね。
③共感力が強い繊細さんの例
HSPは、周りの人と良い関係を築きたい気持ちが人一倍強い傾向にあるということが挙げられていました。
人付き合いの中で、嫌だなと思う人がいても、そう思ってしまう自分を責めていいところを探そうとしたり、自分が我慢すれば済むと考えている人もいるかもしれませんね。
では、苦手な人へどう接したらいいのか、その対処法は?
【相手を嫌いになってもいいと考える】
人付き合いにおいて、合わない人がいてもいいというスタンスを持つということでした。
これは結構驚いた方もいたかもしれません。
小さい頃から、誰とでも仲良く、人には親切に、ということを言われて育つと、嫌いな人がいる自分ってなんだかいけないことをしているような気になります。
でも、全ての人と合うわけがない。
よく考えたらそうですね。
私も、この考えを取り入れるようになって、人間関係が楽になったように思います。
ただ、礼儀はちゃんとしようということはポイント。
挨拶はしっかりするが、自分からは話しかけないスタンスを取る、という紹介があったのですが、とてもうなずけるものでした。
④人の気持ちに左右されてしまう繊細さんの例
前述した佐藤さんのように、表情から相手の気持ちを察知するということが、HSPにはできてしまいます。
それゆえ、その反応を逐一受け取って、ひとり疲れてしまうなんてこともあります。
そうした、人の気持ちに影響を受けやすい人の対処法は?
【相手との間に、物理的に何かを置いて境界線引くこと】
「私とあなたは別の人間です」と意識しながら物をおくと、それが心理的な境界線になってくれ、相手の感情を受け取り過ぎずにすむということでした。
HSPの大きなテーマである、境界線の問題に対して、このように物理的なアプローチを取ってみるのも効果的なのですね。
▼繊細さんの感性は大きな武器!
今回の放送では、HSPの生きずらさに対する対処法を具体的に教えてくれましたが、そこに止まらず、「活かす」領域まで話を進めてくれました。
HSPは、色んなことに気づく人が多いので、仕事ができる人も多い。
武田さんも、
「小さな問題点を察知したり、相手の体調の変化を察知したり・・・HSPはどの分野においても高い能力を発揮できる可能性があり、その可能性は無限大です。」
とお話されていました。
また適職の一部としては、以下のような仕事が挙げられていました。
・介護職やカウンセラー、インストラクターなどの対人支援の仕事
→相手の気持ちに寄り添える能力を活かせる
・経営コンサルタント
→問題点を深く考える能力を活かせる
さらに、実際にHSPの才能を活かしている人として、
・先回りして問題解決する力を強みに仕事をしている(会社で上司に求められることがわかる)
・気持ちを組んだサポートができる(秘書の仕事に活かしている)
といった方も紹介されていました。
HSPらしさを「活かす」段階にしていけると、こんな風に働いていけるんだと、前向きに捉えられた人もいるのではと思います。
そして、最後に、仕事とは別の観点として、
「毎日の中にあるいいものに気づき、それを全身で感じ味わえる。より多くの幸せを感じることができる。」
ということも紹介されました。
HSPを才能という観点から見ると、沢山の素晴らしい点があることに気づきます。
物事は表裏一体。
これは、私が学んできたUniversal Truthの世界でも言われていることですが、
HSP=繊細で行きづらい、しんどいということばかりがフォーカスされるのではなく、それが裏返った世界はどうなのか?
私は沢山の可能性に満ちているということを感じていますし、これからもそれを伝えていきたいと思います。
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