著者さんは、甲府にある七沢研究所で多くの薫陶を受けてきた方らしい。重要なことが書かれているのに、長らく読書記録をサボっていた本。2021年1月初版

 

 

【「皇道文明」と「イソノミヤ」】

 銀河文明には、支配する側もされる側も存在せず、それぞれが自立しながら、フラットな関係でつながっていました。

 上下関係ではなく、単に各人の「役割」があるだけで、「王」がその人の威光を受けて、それぞれの文化や民族において人民の意思で奉る。そんな社会でした。これを「皇道文明」と呼びます。

 古代ギリシャに「イソノミア」という概念があります。これは、社会的地位や出自に関係なく、人は皆平等であるとする思想で、「無支配」を意味します。

 このイソノミアと同じ概念を、古代の日本人は持っていたのです。

 ちなみに、伊勢神宮は別名「イソノミア」ともいわれますが、一説によると、古代ギリシャと日本はつながっていたとされています。(p.49)

 ギリシャにおけるゾーエとビオスの思想も、日本との関連をうかがわせる。

   《参照》  『ピーター・パンはセックス・シンボルだった』 松田義幸 (クレスト)《前編》
           【生と死を司るディオニソス】

 はるか昔、ギリシャから日本にやってきた巫女たちが、これらの概念を伝えていたのかもしれない。

   《参照》  『 【宇宙の創造主:マスター】との対話① 』 天無神人 (ヒカルランド) 《後編》

           【巫女たちのルーツと「命の繋がりの神の概念」】

 

 

【ギャラクシー・コード】

 ギャラクシー・コードは、古代の叡智にのっとった「システム学習」です。

 個人の技量や資質は関係ありません。システム通りに取り組んでいけば、誰でも銀河の中心につながり、意識変容を起こせます。だからこそ800年もの間、宮中祭祀を司ってきたともいえるのです。(p.60-61)

 ギャラクシー・コードとは、ギャラクシー(銀河)の中心である「ブラックホール」にアクセスするためのコード(暗号)。

 本書の8割は、システム体系の基礎となる説明が記述されている。具体的に理解し、確かな認識体系を持つことが重要なので、それだけの頁数が割かれている。最後の2割に具体的な実践法が記述されている。

 

 

【人間の脳は8Gレベル】

 時間や距離の感覚が変われば、人間の意識状態も脳も、それに合わせて進化できるのです。

 特に、この数十年の情報革命は、私たちの意識にダイナミックな変化を起こしました。その劇的な変化に対応して来たし、それからも変化していける能力を持っている。

 これは、脳が無限の可能性を秘めているということに他なりません。

どのくらい可能性があるかというと、私たちの研究では、5Gをはるかに超えて、8Gレベルのデータ容量と情報処理能力があるという結果が出ています。

 それを裏づけるものとして、スタンフォード大学医学部は、2010年、科学誌『ニュートン』において「人間の脳は、地球上の全コンピュータより多くのスイッチをもつ」と発表しています。

 ギャラクシー・コードを自分のものにする上で、この認識は非常に重要なものとなります。(p.62-63)

 5Gを超えてゆけば、現在の地球上で使われている一般的なコンピュータの能力では処理しきれなくなるだろう。それを可能にするのは量子コンピュータであり、量子コンピュータは既に地球上に存在している。

 上記の書き出し内容は、「人間の脳は、本来、量子コンピューター並みの能力を持っている」と言っている。

 脳は、そもそもオープンエンド機能なのだけれど、自ら思い込んだ限界内でしか、その機能を発揮しないようになっている。

   《参照》   『脳が変わる生き方』 茂木健一郎 (PHP) 《前編》
             【決めつけない】

 故に、今後、高度な文明へと進化してゆく地球社会の構成員であり続けたいのであれば、脳がもつ力(脳力)の可能性について、上記の内容をキッチリ理解し認識しておくことは、極めて・ウルトラ・超~重要。🐭かMUST。

 

 

【「ブラックホール」と対をなす「ホワイトホール」】

 なんとも不思議な話ですが、この事実を示す、「宇宙の果を見ると、自分の頭の後ろが見える」という言葉があります。

 そう、他でもないアインシュタインの言葉です。・・・(中略)・・・。

 ブラックホールには、いったん吸収したエネルギーを反転させて、新たな宇宙(現実)を創造する性質があるのです。

 ブラックホールと対になっている「ホワイトホール」という場によって、入ったエネルギーが即時に反転するしくみになっているのです。

 その構造は、地球上の「クラインの壺」という概念をモデルにするとわかりやすいので、追って詳しくお話ししましょう。(p.70)

 「ブラックホールは、あらゆるものを吸い込んでしまう暗黒界」という説明を、そのまま受け入れているだけでは、なんも埒が開かない。吸い込むだけ吸い込んで、吐き出さないなんてこと、あるわけがない。 人間だって食べたら💩になって出てくるのが当たり前の自然な摂理。 故に、「ブラックホールはホワイトホールと対になっている」と考えるのが、ごくごくマトモな思考であり正しい結論というもの。

 

 

【太陽の真実】

 太陽を輝かせているおおもとの存在(エネルギー)は、じつはブラックホールであるということです。

 もちろん現代科学では、「太陽は核融合天体で独自に発光している」とされています。

 しかしそれは、まやかしにすぎません。

「一般常識」がどうであろうと、太陽はブラックホールから届くエネルギーによって輝いている。太陽を活かしているのは、銀河中心太陽であるブラックホールである。これが、いにしえより秘されてきた真実です。

 ・・・(中略)・・・。

 正確にいえば、こうしたすべての恒星は、ブラックホールからエネルギーをもらうことで存在できているのです。(p.71-72)

 銀河の中心太陽はブラックホールで、地球が属する太陽系の中心太陽はホワイトホールのひとつ。

 

 

【エネルギーは「プラズマ」】

 ブラックホールのエネルギーこそ、「プラズマ」と呼ばれるものです。

 プラズマは「電離気体」とも呼ばれ、電化製品の機能説明でも使われていますが、真のプラズマとは意味も用いられ方も違います。

 本来のプラズマは、爆発的なエネルギーをもち、どのような制約からも解き放たれた物質です。

 プラズマを軸に、宇宙の構造を解き明かす理論をプラズマ宇宙論と呼びます。(p.72)

   《参照》  『太陽の暗号』 エハン・デラヴィ (三五館)
            【電気的宇宙論 =「プラズマ宇宙論」】
   《参照》  『太陽の謎とフォトンベルト』 飛鳥昭雄・三神たける (学研)
            【プラズマ宇宙論】
   《関連》  『まもなく世界は5次元へ移行します』エハン・デラヴィ&中丸薫(徳間書店)《後編》
            【プラズマ宇宙論】

 スピリチュアル界隈や都市伝説界隈で、「太陽は核融合天体である」などという認識でいる人は、むしろ「アポか🐙」なのだけれど、近未来において人類全体に周知される“デクラス(情報開示)”に際して、DSに隷属する🐙な科学者さんたちが真顔で語ってきた嘘っぱちは、全部バラされ、赤っ恥を掻かされるだろう。

 “本来のプラズマは、どのような制約からも解き放たれている”とあるけれど、その一例をあげるなら、“プラズマで包まれたものは物質を透過し、テレポート(瞬間移動)する”、という事実は、とおの昔に地球上で実験結果として確認されている。

   《参照》  『いま二人が一番伝えたいこと』 船井幸雄・中丸薫 (徳間書店)

           【プラズマ技術】

 故に、「宇宙の中心太陽(ブラックホール)で生成されたプラズマが、瞬時に太陽系の中心太陽(ホワイトホール)から吐き出される」という話は、荒唐無稽なブッ飛び話しではない。

 

 

【古神道の秘伝中の秘伝】

 ここで、ブラックホールの秘密に関するもうひとつの重要なファクト、古神道の奥義ともいえる真実について、お伝えしておきましょう。

 古神道では、ブラックホールをどう捉えているか。

 銀河の中心、「ブラックホールの正体」とは何か。

 その正体とは、じつは、宇宙の創造神であるアメノミナカヌシ(天之御中主神)なのです。

 これこそが古神道の秘伝中の秘伝。

 ギャラクシー・コードの大切な概念です。

 アメノミナカヌシとは、日本最古の歴史書『古事記』において、最初に登場する神。世界を創造する神であり、宇宙の中心である神です。(p.77)

  “古神道” と並存する “チャンちゃん道” の秘伝中の秘伝とは、

 「チャンちゃんの正体は、パープリン星人だった」🐭こと。

 

 

【アメノミナカヌシの力を使って公のために貢献する】

 アメノミナカヌシをお迎えすれば、人間離れした力を発揮できます。

 その力を使って公のために貢献する。それが代々の天皇のお役目であり、そのお役目を支えるのが私たちが行ずる白川神道だったのです。

 これは、本来は明らかにされない情報でしたが、文明が変わるいま、一般への公開が解禁されました。(p.78-79)

 一般への公開が解禁されたということは、我々一般人の誰もが、天皇と同じような力を使って、新たな文明を切り開く推進者になれる。🐭か、推進者になってほしい、ということだろう。

 

 

【アメノミナカヌシは、伊勢神宮のどこに祀られているのか?】

 じつは、伊勢神宮もアメノミナカヌシをお迎えする場所として機能していました。

 ご存じの方も多いと思いますが、伊勢神宮には外宮と内宮があります。

 現在は、まず外宮(主祭神トヨウケノオオカミ)にお参りし、その後、内宮(主祭神アマテラスオオミカミ)にお参りする。これが正式な参拝順と言われています。

 しかし本当は、外宮こそ、重要なお祭りの場所なのです。

 なぜなら外宮は、アマテラスオオミカミとトヨウケノオオカミが、アメノミナカヌシをお迎えするところだからです。この辺りは白川神道や一部の神道以外では、封印されてきた内容かもしれません。(p.81)

 チャンちゃんは、天之御中主が祀られているのは、内宮でも外宮でもなく伊雑宮であると学んでいたけれど、天之御中主が外宮に祀られているのであれば、外宮の境内にある多賀宮ということか。

   《参照》 『菊理媛と共に宇宙無限大に開くドラゴンゲート』 龍依~Roy(ヒカルランド)《中編》

          【多賀宮にて】

   《参照》 『地球の「混乱と八方塞がり」は天上界による浄化作用だった。』河合勝(ヒカルランド)《後編》

          【伊勢神宮の祭神】

 あるいは、豊受大神=天之御中主ということ。

 籠神社の社伝には、そう記されているという。

   《参照》 『もう隠さない《モーゼとイエスの国》JAPAN』 河合勝 (ヒカルランド)《後編》

          【伊勢神宮の祀神】

 

 

【ブラックホールに行く】

 銀河の中心ブラックホールに行くとは、そして、ブラックホールとつながるとは、そもそもどういうことでしょう。

 地球から銀河の中心までは、2万6100光年といわれています。

 光の速さで進んでもそれだけかかるのですから、人間が宇宙旅行で行ける距離ではもちろんありません。

 しかし、物理的に移動しなくても、ギャラクシー・コードを使えば、いまこの瞬間に、私たちはブラックホールに行けるのです。

 なぜかというと、私たちの脳そのものが「銀河」だからです。

 そしてブラックホールは、個人個人の「脳の中心」にあるからです。

 ギャラクシー・コードが何のためにあるかといえば、地球にいながら脳内のブラックホールにアクセスするためです。 (p.85-86)

 脳の中心にあるブラックホールって、具体的にいうと・・・

 右脳と左脳の中心にある特定のスポットに、ブラックホールと同じ働きをする「エネルギー場」があることがわかっています。(p.86)

 “右脳と左脳の中心にある特定のスポット” とあるだけで、具体的な名称は書かれていない。多くのスピ本の著者さんたちは「松果体」と言い(下記リンクはその一例)、稀に「小脳」と言っている方もいるけれど、「脳下垂体」も位置的には該当するだろう。

 《参照》 『これでいいのだ! ヘンタイでいいのだ!』松久正×光一(VOICE)《後編》

        【松果体のシリコンホールが生み出すプラーナ】

 

 

【銀河と脳の関係】

 銀河と人間の脳は同じ構造であり、現実創造の場である。この事実について、さらに理解を深めていきます。・・・(中略)・・・。

 2020年4月、京都大学の望月新一教授による数学界の超難問「ABC予想」を証明した論文の検証が終わりました。これはノーベル賞5個分に相当する偉業と評価され、ニュースは世界中を駆け巡りました。・・・(中略)・・・。

 なぜここで紹介するかというと、問題を解くために望月教授が使った「IUT(宇宙際タイヒミュラー)理論」が、キャラクシー・コードを理解するカギになるからです。この理論は、世界の科学の常識を変えるといっていいほど画期的なモノでした。

 非常に難しい理論なので、押さえていただきたいポイントだけお伝えします。

「IUT理論」は、これまでつながっていなかった世界が「対称性通信」でつながっていることを証明した理論なのです。

 つまりこの理論によって、まったく関係のないと思われていた「銀河」と「脳」が通信できることが空論ではなくなったのです。

「対称性通信」とは、簡単にいえば「似通った構造をしているもの同士はつながっていて、通信し合う」ことを指す言葉です。

 たとえば、「銀河」と「脳」は、クラインの壺という共通した構造をしています。

「似たもの同士」は通じ合っていて、影響し合える。これが対称性通信です。(p.94)

 対称性通信って、ホログラム理論やフラクタル理論の延長というか、包括的な概念用語なのだろうか。

 どうであれ、対称性があれば波動は揃いやすく通信が容易な感じはする。

 まあ、肯定的に受け止められるなら、こ難しい説明はどうでもいい。

「言霊」という「宇宙共生原音体系」を用いて会話し思考している日本人は、「銀河と脳をつなぐ」ことを、直感的に「可能」と感じるはずである。

  《参照》 日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <後編>

          ●《言霊》それは日本語の中に生きている縦の秘儀である●

          【精神(霊的)世界での日本の優位性】

 その扉を開け、自分自身の意識を使って、銀河の中心にアクセスするのか。

 それとも、太陽系の惑星である地球に閉じ込められたまま終わるのか。

 あなたの願いをかなえ、変わりゆく世界で幸せに生きていくためには、この選択が迫られます。(p.103)

 結局、自分自身が神であり、自分の中にブラックホールがあるということを府に落として生きられるかどうか。

 願いがかなうか否かは、この一点にかかっているのです。(p.137)

 

 

《後編》